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コミュニケーションの習慣

相手の想いを引きだす「いい質問」は、相手が普段考えている領域の近くにあるもの。

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子どもの質問というものは、思いがけず本質をついてくることがあっておもしろいものです。

その一方で、かなり「遠い質問」をすることがあり、今日は私が考える「いい質問」を考えるきっかけになりました。(笑)

 

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人は普段まったく考えていない質問には答えられない

今日の昼下がり、家族4人で自宅で昼食を食べているときに、娘から急に質問を受けました。

「ねえお父さん。利き腕じゃないほうの手で書いたら、一番むずかしいひらがなって何?」

・・・という質問です。

私は、とっさに「左手でひらがなを書くとして、もっともむずかしいと感じるひらがな・・・??」と考えてしまいました。

即答できなかったのです。

なにしろ、「左手でひらがなを書く」ということは考えていないし、「いちばん難しいひらがな」ということも、これまでの人生で(たぶん)考えたことがないからです。

私たちは、普段考えている領域に存在していなかった質問には、答えることが難しいのですよね。

この娘の質問から、私は会話やコーチングの中における「いい質問」について思いをめぐらせることとなりました。

 

私が考える「いい質問」の定義は「気づきや発見」を引き出す質問

コーチングセッションでいうところの「いい質問」とはどのような質問でしょうか?

私が考える「いい質問」の定義とは、クライアントさんに「気づき」や「発見」を引き出す質問です。

だとすると、クライアントにとって、

・クライアント自身が自分に問いかけたことがない質問
・新しい方向からの質問
・いつもとは違った角度からの質問

という質問が「いい質問」ということになるでしょう。

たとえコーチングの中でいい質問とされていても、クライアント自身がいつも質問しているものだとしたら、新しい気づきは生まれないからです。

ですから、コーチは、クライアントがよく使っている言葉や、くり返す行動を観察して、クライアントが普段の自分に問いかけしていない方向性の質問をセッションの中にとり入れようとしています。

だからこそ、ある程度の期間が必要ですし、対話が必要なのですね。

ただし、それは、「とっぴょうしもない新しいこと」に気づくのではありません。

それよりも、クライアントの中にある

・忘れてしまったいた記憶
・あきらめてしまった熱い夢
・過去に思いついたけれども誰にも言っていない想い

などを再発見するようなイメージですね。

そこに気づくために、アプローチが違う質問をしたいと考えているのです。

 

会話における「いい質問」は相手が考えている領域の近くにある

とはいえ、あまり遠すぎる質問をするのも考えものです。

気づきや発見というのは、「クライアントが考えている領域から、かけ離れたところには存在しないから」です。

むしろ、普段考えている分野と近い場所に眠っている場合が多いのです。

実際、私たちは、自分がまったく知らない分野のことを考えることはできませんよね?

日本人に生活している人が、世界の片隅にある小さな村の人たちの生活を具体的にイメージするのは困難なのと同じです。

ですから、クライアントの気づきや発見も、いつも考えているところの近くにあると考えるのです。

それは、クライアント自身もわかっていなかったニーズという場合もあります。

たとえば、「業界的にはかなり画期的な新商品が発売されたのに、思ったほど売れなかった」という現象を聞いたことがありますよね。

良い商品であっても売れない理由は、たいていの場合、消費者自身が自分のかかえる潜在的なニーズに気づいていないからだと言われます。

その結果、どれほど良い商品であっても、「市場に出すのが早すぎた」ということとなります。

いい質問も同じで、気づきをうながす質問は、クライアントからさえも気づいていない潜在的な部分には存在せず、いつも考えるともなく考えているような領域の近くにあるというわけです。

じつは私がコーチングを習い始めたばかりの頃、このことに気づいていませんでした。

そのため、いわゆる「遠い質問」ばかり発していたのです。(^_^;)

たしかに、遠い質問はクライアントが考えたことがないアプローチの質問なのですが、あまりに遠すぎて響かないのですね。。。

この現象が、記事の冒頭でふれた、私が娘から受けた「利き腕じゃないほうの手で書いたら、一番むずかしいひらがな何?」と質問と同じなのです。

遠すぎて答えられないですし、答えたところで広がりがありません。(笑)

ですから、普段の会話でも、相手に質問する場合は、会話の流れや使われている言葉に近い領域の質問をすることが大事なのですね。

相手との会話をはずませるコツは、遠すぎる質問を避けて、できるだけ「相手の領域に近い質問をすること」なのです。

 

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■編集後記

先日、1日の中で2案件、普段とは違った仕事をする機会がありました。

1つ目の仕事では、映画監督の阪本順治のお話を聞くことができました。

何本も映画を観たことがあるので、生の監督を見ることができたので感動しました。

最新作も面白そうです。(^_^)

2つ目の仕事では、某有名作家さんの実娘で、会社員でありながら随筆家をなさっている方にお目にかかりました。

この方のコラムも何度も読んだことがあったので、リアルでお会いできて嬉しかったんですよね。

長く生きていると、良いことあるんですね。(笑)

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-コミュニケーションの習慣

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習慣化コンサルティング社認定「習慣化の達人」
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1975年生まれ。茨城県出身、東京都在住。

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