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座右の書を活用して「一貫した自分軸」をつくる方法

投稿日:2020/12/08


主催している「良習慣塾」で、「座右の書」プロジェクトを発足しました。

プロジェクトをおこなう目的や方法、そしてあなたにもおすすめしたい理由があります。




 

「座右の書」とは?

あなたは「座右の書」をお持ちでしょうか?

座右の書。

もしかするとあまり耳慣れないかもしれません。

同じような意味の「座右の銘」のほうが知られていると思います。

「座右の銘」を「goo国語辞書」で調べたら、

“いつも自分の座る場所のそばに書き記しておいて、戒めとする文句”

とのこと。

「座右」とは、「自分がいつも座る場所のすぐ右側に」という意味合いがあるのですね。

それくらい大事にしたい言葉ということです。

その言葉を何度も目にして、何度も心に刻み、何度も行動の指針にする。

そのうちにその人の信念になるわけですね。

苦しいときや迷っているときに、その言葉に助けられることもあるでしょう。

その「座右の銘」と同じように、「座右の書」を持つ。

つまり、「座右の書」は

“いつも自分の座る場所のそばにおいて、参照とする本”

ということになりますね。

そのような大事な本を1冊選ぶ。

「座右の書」プロジェクトはそこが起点となります。

 


 

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「座右の書」プロジェクト発足について

では、「座右の書」プロジェクトとは何をしていくのか。

「良習慣塾」メンバーには、

1:目的

2:理由

3:行動

で説明しました。

 

1:目的

私が設定した目的はシンプル。

それは、

「座右の書で一貫した『自分軸』をつくる」

です。

ポイントは「一貫した」です。

活躍している人とうまくっていない人。

そこにある違いの1つは、この「一貫性」です。

これは、私がよく考える「なぜ、本をたくさん読んでも変われないのか?」という問いにも結びつきます。

本をたくさん読む人は多いです。

それでより良く変化することはあります。

ただ、それだけでは弱い面もあるのです。

その理由は、新刊や未読の本をどんどん読んでいくからです。

もちろん、多読は重要です。

ただ、それだけでは表面的な知識が積み重なるだけ。

骨太の知識が自分の脳にインストールされづらいのですね。

そのため、本を何冊読んでも、

(1)知識に影響していない

(2)思考に影響していない

(3)行動に影響していない

ということになるわけです。

これだとせっかくの読書時間がうまく活かされないように思うのです。

そこをクリアするのが「座右の書」。

本をくり返し読んで、骨太の本から骨太の知識を自分にインストールしていくのです。

そうして、

「座右の書で一貫した『自分軸』をつくる」

わけです。

「自分の教科書」のようなイメージですね。

 

2:理由

「良習慣塾」メンバーはコーチングやマーケティングの有料サービスをおこなっているプロでもあります。

だからこそ知識や行動のバックグラウンドになる「座右の書」が必要だと考えました。

実際、活躍している起業家は、

(1)座右の書を持っている

(2)座右の書をくり返し読んでいる

(3)座右の書の言葉を暗記している

と感じています。

ジャンルは、たとえば、

・名著:「7つの習慣」「人を動かす」「道をひらく」など

・専門分野:マーケティング、コーチングなど

・中国古典:孫子、論語、菜根譚など

といったものがありそうです。

たとえば、経営コンサルタントの小宮一慶さんは、毎日寝る前に松下幸之助さんの「道をひらく」を何度もくり返し読んでいるそうです。

すると、経営判断を求められるような状況で、小宮さんの頭の中に松下幸之助さんからアドバイスを受けているように言葉おりてくるのだと言われていました。

また、コーチングの専門家なら「ザ・コーチ」のような名著をくり返し読む。

すると、

・目標

・目的

・夢

・ゴール

・ビジョン

の5つの意味と違いが即座に暗唱できるわけです。

「座右の書」はそのように、思考や行動の指針になるような本であり、その人に大きな影響を与える本なのです。

そのためには、ただ「座右の書」を読んでいるだけではだめなんですね。

「座右の書」を活用して

(1)言葉をインプットする

(2)思考の参照モデルにする

(3)行動でアウトプットする

というサイクルをつくる必要性があります。

 

3:行動

そこで、「良習慣塾」メンバー(私も含めて)下記の3つのアクションを実行することとしました。

(1)「座右の書」をくり返し読んで言葉をメモする

(2)メモを自分ごとに置き換える

(3)アイデアやアクションプラントをメモしたり、ブログや日常会話などでアウトプットする

です。

やはり最後は行動です。

 


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「座右の書」からアウトプットをつくる

ポイントは「くり返し」と「アウトプット」の2つ。

ここがキモです。

 

くり返しの重要性

私が「くり返し」の重要性を感じたのは大学受験のとき。

それまでは「参考書を何冊終えたか?」が学習量のバロメーターでした。

でも、成績はまったく伸びず。

むしろ下降していたような気もします。(笑)

そこに転換点がありました。

それは「良質な参考書を何度もくり返すこと」です。

英単語「ターゲット1900」はボロボロになるまで学習しました。

「英文法講義の実況中継」、桐原書店の「英頻」、「英文解釈教室」なども3回くり返したのです。

するとどうなったか。

英語の成績があがったのです。

良質な問題集をしぼってくり返すこと。

それが自力を高める方法だったのです。

「座右の書」プロジェクトはまさにこれと同じ学習スタイルです。

なぜ、このような成功体験があったのに、もっと早く気づかなかったのか。。。

 

アウトプット

毎日の習慣として、「座右の書」から1つのアイデアやアクションをつくっていただくようにしました。

具体的には、

(1)1日5〜15分「座右の書」を読む(文庫、Kindle、オーディオブック)

(2)「良習慣塾」グループに自分に活かす言葉をシェアする(1日1つでOK)

(3)ベスト10のフレーズを暗唱できるようになる(期限:3月の「良習慣塾」までに)

という形です。

 

「座右の書」のメモやフレーズを暗記する

専門家なら、自分の専門分野について専門的な知識を持っているはずです。

ただ、受験のように体系的に学ぶことが少なかったりします。

ですから、「座右の書」で覚えたい単語があったら英単語のように覚える。

記憶したいフレーズがあったら英熟語のように暗記する。

手で書いたり、口に出したりするわけですね。

脳や体にじんわりと染み込むように。

それを珠玉の1冊を通しておこなうわけです。

そのようにしてすごした3ヶ月は、新刊ばかりを読んだ3ヶ月とは違う成果が出てくるはずです。

骨太かつ濃厚。

そのような学びになると考えています。

3ヶ月後が楽しみです。

 

「座右の書」と新刊のバランスをとる

誤解のないように書いておくと、新刊やベストセラーを読まないというわけではありません。

新刊も読みつつ、同時並行で「座右の書」を読む時間をとるということですね。

1時間の読書時間があるなら、15分を「座右の書」を読んで、残り45分を新刊という風にバランスをとるということです。

さて、あなたの「座右の書」は何でしょうか。

ぜひ、「座右の書」の単語やフレーズを暗記するくらいまでくり返し読み込んでアウトプットしてみましょう。

 


 

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■編集後記

昨日は、夜に「良習慣塾」のYさんとコーチングセッション。

途中からほかの「良習慣塾」メンバーに参加していただいて「座右の書」プロジェクトを15分ほど。

さっそく今日からプロジェクトが走り出して、「良習慣塾」のFacebookグループに名言があふれ出しています。(^^)


 


 

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・100kmウルトラマラソンランナー
・会社員

など、複数の活動をしている複業家。
1975年生まれ。茨城県出身、東京都在住。

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