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あなたの「好きなこと」を日常から発見する方法

投稿日:2020/12/09


「自分の好きなことがわからない」という人は、「好きなこと」を過大にとらえすぎている可能性があります。

もっと身近な日常にある「ついやってしまうこと」を見つけましょう。




 

あなたの「好きなこと」は何か?

「好きなことを仕事にする」

よく耳目にする言葉です。

本『やり抜く力 GRIT(グリット)―人生のあらゆる成功を決める「究極の能力」を身につける』で主張されているように、私たちは好きなことには高いパフォーマンスを発揮できるという研究があります。

たしかに、好きなことを仕事にできればいいでしょう。

「自分がやりたいことをやっていることが、ほかの人の役に立つ」というのは。私が考える天職の要件の1つです。

ただ、同時に出てくるのは「では、自分が好きなことは何なのか?」という問い。

ここを見つけるのが簡単ではありません。

いや、本来は「簡単」だとか「難しい」ということではないのです。

「好き」「嫌い」は本能的なもの。

「感じる」ことなのですから、頭で「これを自分の好きなことにしよう」というものではないからです(それをやってしまうと苦しくなります)。

もっと直感的なものなのですよね。

まわりの人に「なんでそんなことやっているの?」と言われても、自分として「なんでって言われても、、、好きなんだからしょうがないでしょ」という感じです。

子どもの頃に母親から「もうごはんの時間よ!」と怒られるまで時間を忘れてやっていたようなこと。

そこに「好きなこと」の要素があるのです。

 


 

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あなたが「ついやってしまう」行動は何か?

ただ、そこまでわかりやすく「好きなもの」がないという声も現実としてよく耳にします。

私もそうでしたから、よくわかります。

「好きなことっていわれてもなあ・・・」という感じです。

私たち人間は、社会的な動物。

自分が好き勝手をやってしまうとほかの人に迷惑がかかります。

そうならないために、世の中の常識や社会のルールを身につけるわけです。

そのときに脳に刷り込まれる言葉が「ほかの人に迷惑をかけてはいけない」です。

この「ほかの人に迷惑をかけてはいけない」という思い込みを持っていて、同時に「自分がやりたいことをやる」という思い込みを持って生きる。

これはなかなかハードですよね。

「ブレーキを踏みながら、アクセルを踏みなさい」と言われているようなものだからです。

そのような状況で「好きなことをやりなさい」と言われても、「自分が好きなものって何だったかな・・・?」となるのは当然なのです。

では、日常の中で「自分が好きなこと」を見つけるためにはどうすればいいのか。

それは、「ついやってしまう行動が何か?」を考えてみることです。

と言っても、「ついテレビを観てしまう」は違います。

テレビを観ることは受動的だからです。

「気がついたら、自分からついやってしまっていた」ということですね。

ポイントは「自分から能動的に」ということ。

たとえば、「明日は早起きしないといけない」という状況なのに、つい本を読んでしまった。

この場合、あなたが読書が好きである可能性が高いです。

思考的に、頭で明日のことを考えたら早く寝たほうがいい。

それはわかっているわけです。

でも、つい本を読んでしまう。

これは頭ではなく、体で本能的に「ついやってしまう」ことですよね。

「早く寝ないといけない」という思考よりも、感情が「本を読みたい」と感じているわけです。

たとえそれが早寝からの逃避的な行動であったとしても、嫌なことから逃げるために本を読むことを選択しているのですから。

相対的に見ても、好きな方向の行動であることは間違いありません。

好きでなければ、違う行動を選択しているはずだからです。

私も、思い返すとテスト前に机に座ると漫画を読んでいました。(笑)

もっと子どもの頃は推理小説をよく読んでいたので、本を読むのは好きだったのです。

ただ、いつしか学校の学習のために読むものが教科書に変わり、それが苦手で本を読むことから遠ざかってしまったように感じています。

でも、今は本を読むことが好きだとわかっています。

「好きなこと」を思い出したのです。

 


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日常の「ついやってしまうこと」を探す

「好きなことを仕事にしよう」みたいなフレーズは、「朝から晩までずっとそのことを考えてしまうくらい熱中するもの」というイメージを連想させます。

私のイメージで言うと、人気サッカー漫画の「キャプテン翼」の主人公・大空翼くんです。

少年時代の翼くんは、24時間365日サッカーのことばかり考えていました。

親や友人たちに「サッカーバカ」と言われるくらいに。

あれだけサッカーのことを考えていたら、パフォーマンスが高まらないわけはありませんよね。

すると「そこまで熱中するほど好きと言えるものはないな・・・」と思ってしまうわけです。

ただ、よく考えてみると「24時間ずっとそのことを考えてしまう」というのは、かなりハードルが高いことです。

そのレベルを目指すから大変なのです。

「自分の好きなこと」を、もっと気楽にとらえてみましょう。

そのほうが見つかりやすいものです。

それに好きなことというのは、翼くんのサッカーのように日常として身の回りにすでにあるものだったりします。

ですから、おすすめは「ついやってしまうこと」を探すことなのです。

先日、コーチングセッションでクライアントの情熱を見つけるセッションを行っていたときもこの発見がありました。

質問していくとわかったのは「いつも何かしら学んでいる」という事実。

学生時代から社会人になっても、塾や学校に通ったり、セミナーや読書で学び続けていたのです。

でもクライアントにとっては「ついやってしまうこと」なので自覚がありません。

同じようなことに、自分では「やっていても苦にならないこと」もあります。

あとは、まわりの人に「すごいね、そこまでよくやるね」と言われるのに自分では「えっ?みんなやっていることでしょ?」と思うことも同じですね。

さて、あなたの日常に、「ついやってしまうこと」はあるでしょうか?

「24時間365日寝ても覚めても熱中できること」を探す前に、あなたが

「ついやってしまうこと」

「やっていても苦にならないこと」

「みんなやっていることだと思いこんでいること」

を発見してみましょう。

 


 

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■編集後記

昨日は、朝6時の「習慣化オンラインサロン」朝活からスタート。

夜は赤羽雄二さんの新刊をテーマにした読書会に参加。

といっても前半は電車で帰宅しながら「耳」だけ参加していました。(^_^;)

そのあとは「良習慣塾」メンバーとの相互セッション。

テーマになったのは「当事者意識」でした。(^^)


 


 

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・会社員

など、複数の活動をしている複業家。
1975年生まれ。茨城県出身、東京都在住。

良習慣を定着させるコーチングによって、クライアントの人生を変えるサポートをしている。

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