タイムマネジメントの習慣

窮屈な「理想の1日」が、なぜ自由なのか?

投稿日:


こんにちは。
良習慣プロフェッショナルコーチの伊藤良です。

「理想の1日を描くと、自由がなくなる」
以前の私は、そう感じていました。
ところが今では、むしろ自由を広げるために毎月理想の1日を書き続けています。




 

なぜ「理想の1日」を考えたくないのか?

「どんな1日を過ごせたら、自分は満足できるのか?」

この質問に即答できる人は、それほど多くはありません。
きっと、少数派なんじゃないかなと思います。
その少数派の中でも、さらに3つのグループに分かれるはずです。

1つ目は、「理想の1日なんて考えたことがない」というグループ。
時間管理に熱心な方じゃなければ、なかなか理想の1日を考えることもないでしょう。

2つ目は、「理想の1日は考えたことがあるけど、苦手なんだよね」というグループ。
理想の1日を書き出すという手法それ自体は知っている。
取り組んだこともある。
ただ、習慣にするほど好きではない。
そんな感じですね。

3つ目は、「理想の1日を書き出すことを習慣にしています」というグループ。
定期的に「今の自分にとっての理想の1日って、どんな流れなんだろう?」と、普段から書き出している人たちです。
冒頭の「どんな1日を過ごせたら、自分は満足できるのか?」というという問いに対して即答できます。

私は今でこそ3つ目の「理想の1日を書き出すことが習慣になっている」に属しています。

ただ、正直に言うと、以前は2つ目のグループにいました。
その理由は、「理想の1日を書き出すと、自由を奪われる気がするから」です。

 


 

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「理想の1日」を手放して感じたこと

私が初めて理想の1日を考えたのは、セミナーを受講したときでした。

1日を時間ごとに区切ったワークシートがあり、
・起床時間
・就寝時間
・仕事の時間
などを記入していきました。

始めは、興味深い取り組みでした。
「おお、なるほど、こうして理想の1日を書き出すと、自分が求めている24時間の使い方がはっきりしてくるんだな」と感じたものです。

ただ、いざ実践してみようと思ったら、課題がやってきたんですね。
それは「理想の1日を実践しようとすると、、、何だか息苦しいな」と感じたことです。

イメージは、新聞に載っている日本の首相の1日の動向。
分刻みでスケジュールを実行するとなると、大変ですよね。
理想の1日を実行するのは、そんな息苦しさを感じました。

そのため、理想の1日を描いたけれど、活用しない。
文字通り、私が書いた理想の1日は、「絵に描いた餅」になってしまっていたわけです。

そうなったら、理想の1日を書くのは無意味に思えます。
無意味だと思えば、習慣にならないもの。
結果、私は「いいな」と思っていたはずの理想の1日を考える時間をとらなくなってしまったのです。

そのため、前述した2つ目のグループに所属していたのです。

 

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「理想の1日」を紙の上に描いてみよう

今は、毎月1回の「マンスリー集中タイム」で、理想の1日を描くワークに取り組んでいます。
「毎月の良習慣」という位置づけですね。
欠かせない習慣です。
メリットを感じているので自ら取り組んでいます。
お客さまや友人たちにもおすすめしているわけです。

では、なぜ「苦手」だったのに、毎月取り組むほどの習慣になったのでしょうか。

私の答えは、「理想の1日を描かないと、自由よりもさらに混乱の日々が待っているから」です。

「理想の1日通りの過ごすなんて、自由を奪われるみたいだ」と感じて、スケジュールを手放した私。

その後に待っていたのは、
・朝に何をするか迷う
・ランチタイムにすることも不安定
・夜は自己投資せずにお酒を飲みに行ってしまいたくなる
みたいな現実でした。

要は、「自分はどうしたいのか?」という理想がないので、行き当たりばったりの「気分に流される1日」ができあがるわけです。

この状態を建築にたとえるなら、建築の設計図がないのに家を建てようとするようなもの。
簡易的な家なら建てられるのかもしれませんが、丈夫で美しい家を建てるのは困難ですよね。

私は、1日の時間の使い方も同じだと考えているんです。
要は、「雰囲気で過ごすほうが、混乱する」のです。

なぜなら、「人の気持ちこそ不規則なものだから」です。

電車の運行ダイヤと同じですね。
時間が決まっているからこそ、時間通りの運行ができるわけです。
もし、電車の出発時間が「シェフの気まぐれサラダ」みたいに「運転手の気まぐれダイヤ」だったら困りますよね(笑)。

電車だって乱れます。
でも、運行ダイヤという計画があるから、また正常な運行に戻れる。
秩序をつくるための理想なのです。

だからといって、理想の1日をギチギチに守る必要はありませんし、できないでしょう。
でも、それでOKなんです。

重要なのは「こうなったらいいよなぁ」という自分の理想を形にすること。
乱れたときに戻る場所を決めておくために。

まずは平日の過ごし方として、起きる時間から寝るまでの時間をイメージしてみることから始めてみるのがいいと思います。

さて、あなたはどんな時間の過ごし方をしたいでしょうか。
ご自身と対話しながら、紙に書き出してみましょう。

 


 

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■編集後記

昨日は、夜に「良習慣塾」セミナーを開催。
前半は時間の使い方に関するインプット。
後半はその時間の使い方を現実にするアウトプット(ワーク)。

最近、インプットの割合が多くなっていたので、手を動かす時間をつくるような構成にしてみました。

昨日は参加のメンバーから「セミナー受講前に手に入れたかったことを得ることができました!」と言っていただけて良かったです。

また、「仕事が残ってたんですが、セミナーを優先させて良かったです!」とも。
感謝です。(^^)


 


 

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・会社員

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1975年生まれ。茨城県出身、東京都在住。

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