気づきの習慣

「成長している実感を味わえない」という悩みへの対処法

投稿日:2019/11/08





「がんばっているつもりなのに、成長実感がない・・・」

そのような悩みを解決する対処法について気にしてみました。

 

「成長実感を味わえない」という悩み

「成長している感じがしないんです」

「進歩している実感がわきません」

「ずっと停滞感を味わっている感じなんです」

これらは、私がよく聞くお悩みごとです。

ただし、質問する方は決してぼんやり生きている人ではありません。

むしろ、一般的なビジネスパーソンに比べて、

・自己投資にお金をかけている

・読書やセミナーなどで一生懸命学んでいる

・たくさんの行動もとっている

人たちなのです。

それなのになぜ、

「成長している感じがしないんです」

「進歩している実感がわきません」

「ずっと停滞感を味わっている感じなんです」

という悩みを抱えてしまうのでしょうか。

結論から言うと、そのような人たちは

・成長を実感するための「マス目」を持っていない

ということなのだと思います。

 


 

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「なりたい自分」と「ありたい自分」

コーチングスクールで学んだことに、2つの自分の視点があります。

それは「なりたい自分」と「ありたい自分」です。

「なりたい自分」とは、成果や結果を手に入れた自分。

他方の「ありたい自分」とは「どんな自分で過ごしていたいのか」という自分のイメージです。

この2軸でコーチングを説明すると、

・コーチングとは「なりたい自分」になるために、「ありたい自分」でアクションを積み重ねていく

ということになります。

ゴールを達成した自分が「なりたい自分」。

スタートの自分が「ありたい自分」です。

ただ、この2軸しか持たないと、先述のような

「成長している感じがしないんです」

「進歩している実感がわきません」

「ずっと停滞感を味わっている感じなんです」

というお悩みごとが出てきてしまうのです。

なぜか。

そこにおちいってしまう理由は2つあります。

 

「なりたい自分」に不足を感じるタイプ

まず1つ目は、「なりたい自分」に不足を感じるタイプ。

このタイプの人は、「なりたい自分」を実感するために掲げている目標が高いレベルということがあります。

難易度ご高い目標ですから、時間がかかります。

ほかの人から「すごい!」と言われるような目標じゃないとだめだというような。

その割に、達成していないことに対して「成長していない」と感じてしまうタイプなのですね。

「目標に対して、まったく足りていない自分」を感じ続けるのはつらいものです。

たとえば「TOEIC900点をとる」という目標を持っているとしましょう。

すると、そこに到達していない自分に不足を感じてしまうのです。

よく考えれば、TOEIC900点は難易度が高いことであり、英語学習者でも上位レベル。

そこに不足を感じていると、かなりしんどいですよね。

 

「ありたい自分」に不足を感じるタイプ

2つ目は「ありたい自分」に不足を感じるタイプ。

このタイプは「ありたい」という言葉が示すように、定義があいまいなことが多いのです。

たとえば「人としての器を大きくする」とか「誰にでも優しく接する」という方向になりがちです。

「価値観を大切にして生きる」とか、「自分軸で行動する」みたいな目標ですね。

これらは、進む方向性としてはすばらしいのです。

ただ、このような耳ざわりのいい言葉がだけでは成長を実感するのは難しいでしょう。

具体性に欠けるからです。

「人間力が高まったか?」と質問しても、おそらく「なったような気がするような、なっていないような、、、」という感じになりがちなのですね。

直感的に点数をつけたとしても、それでは「実感する」までには至らないでしょう。

では、どんな風に考えればいいのでしょうか。

 


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「マス目」をつくる3つのアイデア

解決法はあります。

「なりたい自分」と「ありたい自分」の間に、

・「やりたい自分」を入れること

です。

「なりたい自分」がゴールで「ありたい自分」がスタート。

だとすると、

・「やりたい自分」は架け橋

という位置づけです。

つまり「やりたい自分」こそ、すごろくでいうところの「マス目」。

この「マス目」を、自分が理解できるように設定する必要があるのです。

成長を実感するための「マス目」を設定するアイデアを3つあげましょう。

 

1:スモールゴールをつくる

・「なりたい自分」=目的地

・「ありたい自分」=現在地

の間にスモールゴールを設定しましょう。

スモールゴールは、達成したか未達なのかがはっきりわかるものにしましょう。

おすすめは「SMARTルール」です。

あなたは目標設定にルールを持っていますか?「SMARTルール」で目標をつくる方法。

 

イメージは、電車の路線です。

大阪が目的地で、東京が現在地としてスタート。

であれば、スモールゴールは品川や新横浜です。

駅にあたる目標を考えましょう。

 

2:ブログや日記を書く

ブログや日記など、現在の自分(ありたい自分)を言語化するツールを持っておきましょう。

特にブログはおすすめです。

検索性にすぐれているからです。

先ほども「SMARTルール」過去記事を検索したところ、瞬時に探すことができました。

さらっと読むと、当時の自分の感覚が思い出されます。

また、文体や記事の内容のレベルも違っているため、成長を感じることができます。

 

3:過去のコンテンツにふれる

これは誰でも経験があると思うのですが、再読した本やあらためて観た映画で、以前はスルーしていた部分に感動したという経験はないでしょうか。

たとえば、私は、本棚に残しているベスト本を読み返すときがあります。

すると、以前は響かなかった文章や視点に感激することがあります。

それは、誰もがわかる名文や名言というよりは、自分が「あっ、そういうことか」と気づくような感じです。

これは、自分が成長した証拠でしょう。

おすすめは、「これは!」という愛読書を数冊決めておいて定期的に読み返すこと。

こうすると、本当にするめのようにその本を味わいつくせるのです。

 

まとめ

がんばっているのに成長実感を味わえないとき。

それは「マス目」がないからです。

最後は無理やりでもいいので、3つの視点などを活用して「マス目」をつくっていきましょう。

 


 

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■編集後記

昨日は、コーチングセッションを2件(1件は受ける方)でした。

受ける方では11月の新しいコンテンツのセミナーのテーマに向けてセッション。

・2019年11月20日(水)19時30分~21時00分
良習慣プロフェッショナルコーチがおすすめする
「複業を加速させる3つの習慣」
https://www.shumatsu.net/schedule/zemi_191120.html

コーチからの質問で、セミナーコンテンツにまっすぐ1本の軸が通った瞬間は快感でした。

開催へのちょっとしたプレッシャーが楽しみに変わりました。

もう1件はクライアントさんのお子さんも参戦(笑)してのコーチングセッション。

3歳のお嬢さんとも会話ができて、クライアントさんとのラポール(信頼関係)の強さを感じました(笑)。

12月のセミナーに向けてアイデアを出し合えて、こちらのセミナーも楽しみです。(^_^)


 

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