気づきの習慣

マルチタスクの使い方を誤解していないか?

投稿日:


こんにちは。
良習慣プロフェッショナルコーチの伊藤良です。

シングルタスクが称賛され、マルチタスクは非難される。
そんな傾向にあるように感じます。

でも、マルチタスクが悪いとは、一概に言えないものです。
マルチタスクが有効になる条件もあるからです。




 

シングルタスクとマルチタスクの悩み

「マルチタスクはダメ。シングルタスクで取り組むべし。」

タスク管理や集中力の研究をしていると、よく見聞きする主張です。

これは、私自身も、強く同意するところでもあります。
実際、日々のタスクは、できるだけシングルタスクで実行。
「1度に1つ」を意識しています。

たとえば、読書をしているときには、読書に集中する。
音楽を聴きながら、本を読むことはありません(私の場合)。
そうしないと、意識が分散してしまい、本の内容が頭に入ってこないからです。

きっと、あなたも、読書しながら、明日の計画を考えることはできませんよね(笑)。

以前の私は、違っていました。
マルチタスク信者だったんです。
ですから、「Aタスクをしている間に、Bタスクを同時にやれば効率的だよね」と思っていました。

たとえば、ランニング。
ただ走るだけよりも、走りながらオーディオブックなどを聴いたほうがいいという考えです。
時間を有効活用できるから、一石二鳥だと。

それが、あるとき、疑問に感じたことがあるんですよね。

確かに、読書しているときはシングルタスクが有効。
ただ、マルチタスクとして、ランニングしながらオーディオブックを聴くことも、有効だなと。

「シングルタスクとマルチタスク、どちらがいいの?」と。
「マルチタスクって、本当にダメなのか?」という悩みになったんです。

 


 

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マルチタスクの使いどころ

その疑問が、のちに解けました。
謎が解けたときは、膝を打つくらいに「なるほど!そういうことか!」と思ったんです。

さて、その答えとは、何でしょうか。

結論から言うと、
・頭脳をマルチタスクするのはダメ
・頭と体のマルチタスクはOK
という区別をすること。
これが答えでした。

前述の通り、
・読書と計画
は、両方とも頭を使いますよね。
ですから、マルチタスクはNGなんです。

たとえば、
・「推し」の人を思い浮かべながら、怒りの文章を書く
・笑いながら怒る
みたいなことです。

不可能ではないかもしれません(笑いながら怒るのは、俳優の竹中直人さんの持ちネタでしたし・笑)。

ただ、難易度が高いですよね。
非効率になるので、できるだけ避けた方が良さそうです。

一方で、
・ランニングしながら音楽を聴く
のは、どうでしょうか。

こちらのマルチタスクは、頭と体で違う部分を動かしているので、それほど悪影響はありません。
ですから、マルチタスクOKということなんですね。

この
・頭脳をマルチタスクするのはダメ
・頭と体のマルチタスクはOK
を区別しておくこと。

私たちの時間活用とパフォーマンス発揮にとても重要なので、ぜひ押さえておいていただけたらと思います。

 

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頭と体を分ければマルチタスクは有効

この「体を動かしながら、頭を使う」という組み合わせ。
むしろ、「学者効率を上げる」という研究もあるんです。

そういうことを知ると、実行しないのはもったいないなと。
そのため、昨日も私はトライアスロンのトレーニングでマルチタスクをしていました。

・ランニングしながら、音声教材を聴く
・ジムのエアロバイクをこぎながら、セミナー動画で学習する
という形です。

ですから、日々の良習慣づくりでも、
・シャワーを浴びながら、今日の計画を考える
・駅まで歩きながら、オーディオブックを聞く
・片づけをしながら、好きな音楽を聴く
といった組み合わせなら、マルチタスクはOKです。
時間を有意義に使えますから。
どんどん積極的に活用していきましょう。

さて、シングルタスクとマルチタスクの使い分け。
あなたのビジネスや習慣形成に、今回の
・頭脳をマルチタスクするのはダメ
・頭と体のマルチタスクはOK
の学びは活用できそうでしょうか。

何かのヒントになればうれしいです。

 


 

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■編集後記

昨日は、夜にトライアスロンのトレーニング。
施設屋上のフィールドエリアでラン。
ジムエリアでバイク。
たっぷり汗をかいてからシャワーへ。

その後、プールエリアでスイムスクール。
9月のレース時期が近づいてきたこともあり、最近のメインのメニューが(私にとっては)けっこうハード。
久しぶりに、周回遅れになりました……。(T_T)


 


 

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1975年生まれ。茨城県出身、東京都在住。

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