コミュニケーションの習慣

人は、自分の力でより良く変化していこうとする生き物

投稿日:2021/11/29


相手の行動を変えるためには、こちらから無理やり関わってもダメです。

それよりも、相手の考えについて「整理整頓を手伝う」というスタンスで接してみることがおすすめです。




 

「相手を変える」ことは難易度が高い

「人を動かす」

「相手を変える」

そういう言葉をよく見聞きします。

たしかに、そんなことができたら良いかもしれません。

先のばしに悩んでいたクライアントが、コーチとのかかわりの中でものすごく行動的になるとか。

人の話を素直に聞かない部下が、上司のひと言で急に素直な性格に変わるとか。

もちろん、100%絶対無理ということもないでしょう。

自分が教えたことによって、相手が変わったように見えることがあります。

ただ、結論から言うと、そこを狙って「相手を変えよう」とするのは、やめておいた方がいい。

私は、そう考えています。

たしかに、たいていの人は「今よりもより良く変わりたい」と思っています。

でも、「誰かに変えてもらおう」とは思ってはいないのです。

「自分の力で、より良く変わっていきたい」と思っているんですね。

ですから、アドバイスやティーチングが逆効果になるときがあります。

無理に変えようとしても、反発されてしまいますから。

 


 

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「人は、自分の力でより良く変化していこうとする生き物である」

「人は、自分の力でより良く変化していこうとする生き物である」。

以前の私は、この原則に気づいていませんでした。

その当時、私はコーチングを学び始めた時。

ここがわかっていなかったので悩みました。

コーチングセッションで、クライアントが約束した行動プラン。

セッション終了時には「やります!」という感じなのです。

それなのに、しばらくしても行動したという報告がありません。

要は、行動してくれていなかったのです。

コーチとクライアント、2人で決めた約束を守っていただけていなかったのです。

それが大きな悩みだったのですね。

ただ、今から考えると、それは当然のことでした。

なぜなら、私が「相手を変えよう」としていたからです。

コーチは、クライアントの可能性を信じる。

それが基本スタンスです。

私が無理やり変えようと思っても無理なんですね。

コーチとしての葛藤はあります。

クライアントは、もっと活躍できるポテンシャルを秘めているのが私にはわかります。

それなのに、ご自身のパフォーマンスを十分に発揮できていない。

「クライアントのポテンシャルを、もっと発揮させられないものか、、、」

私は「もどかしいなぁ」と思っていたのです。

ですから「相手を変えよう」と関わってしまっていました。

「モチベーションというのは」とか、「ゴールがなぜ大事かというと」などと話しをして、何とか行動してもらおうと思っていました。

でも、それは「人は、自分の力でより良く変化していこうとする生き物である」という原則からはずれています。

ですから、クライアントが行動してくれなくなり、コーチングがうまく機能していなかったんですね。

人は命令されることが嫌いなのです。

 

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相手の「思考の整理を手伝う」というスタンスが重要

私たちは、自分自身を変えることさえ難しい。

それなのに、相手のことを変えようとする。

それはもっと難しいですよね。

では、どうすれば良いのでしょうか。

そこを考えた私が、コーチングスタイルを変えた時期があります。

それは「人は、自分の力でより良く変化していこうとする生き物である」という原則を学んだことがきっかけでした。

そのアプローチを変えることで、以前よりもクライアントの方々が少しずつ行動してくれるようになっていったのです。

その時、私は何を変えたのか。

それは、私が教えるのではなく、

・クライアントの「思考の整理」を手伝う

というスタイルに変えたんですね。

といっても、ステップはシンプル。

3つのステップを重点的に意識するようにしただけです。

それは、

・ステップ1:クライアントの現状をヒアリングする

・ステップ2:クライアントがやりたいことを聞く

・ステップ3:今できることを一緒に考える

ということだけです。

もちろん、プロセスの中には「できることとできないことを区別する」ことも考えます。

私もアイデアを出して、できることを一緒に考える。

そうして、私から

「何をすれば、1歩前進になりますか?」

「今の60点を70点にするためにはどんなアクションが必要ですか?」

といった質問を活用。

そうして、クライアントの頭の中の整理整頓をサポートするようにしたのです。

結果、クライアントはご自身で考えてくれるようになりました。

自分で考えたアイデアですから、行動してくれるようになったわけです。

この方法、とてもシンプルですがパワフルです。

あなたも、会社やクライアント、家庭などで相談を受けたとき、この3つのステップを活用してみましょう。

そうして、相手の思考の整理を手伝ったら、相手にきっと感謝されるはずです。

 


 

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■編集後記

昨日は、朝7時から「習慣化オンラインサロン」の「ユキトレ」に参加してスクワット100回。

7時25分から9時まで別コミュニティーの勉強会に参加しました。

10時から「早起き完全マスタープログラム」のコーチングセッション。

12時45分からも「早起き完全マスタープログラム」のコーチングセッション。

午後は家族との時間を楽しめました。(^^)


 


 

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・トライアスリート
・100kmウルトラマラソンランナー
・会社員

など、複数の活動をしている複業家。
1975年生まれ。茨城県出身、東京都在住。

良習慣を定着させるコーチングによって、クライアントの人生を変えるサポートをしている。

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