体験の習慣

どうすれば自分の限界値を広げられるのか?

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限界を突破する方法は、あるのでしょうか。
最近の私の経験から考えてみました。
(限界を突破するというよりは、ちょっとだけ広がったくらいの感じですけれど)




 

「思考、マインド、身体」不足のつらさ

トライアスロンのスイムスクールに通い始めておよそ3ヶ月。

当然のことながら(?)、劣等生としてスタートしました。
スポーツに大事な「思考、マインド、身体」が、まったくついていけなかったんです。

まず、思考。
スイムの共通言語がわかりませんでした。

練習では、ドリル(部分的な特定の動作の練習)をします。
練習の前に、コーチがドリルの目的と効果を説明してくれます。
そのあと、具体的な練習をします。

コーチが話していることの3割くらい、私は理解できていませんでした……。
そのため、前の方たちが泳いでいるのを見て、見よう見まねで泳いでいたんです。
これでは、せっかくの練習メニューの効果も半減するでしょう。

次に、マインド。
これもやばかったです。

当然のことながら、自分のペースで泳げません。
すぐに「ヤバい!もうつかれてきた……!」という感覚になります。

すると、コースの端までたどり着いたら足をついてしまう。
後ろからくる人たち(といっても、先頭の速い人)に「どうぞ、どうぞ」とコースを譲ってしまいます。
結果、「周回遅れの人」の誕生です。

最後は、身体。
スキルも体力もついていけません。

私なりに手を抜かずに泳いでいる。
それなのに、泳いでいると、私の足の裏に後ろを泳いでいる人の手が当たります。
私は遅く、後ろの人が速い。
結果、あおられます。
(もちろん、後ろの方は意地悪であおろうとしているわけではないのですが)

そのように過ごす1時間の練習。
率直に言って、とても居心地が良くない状態だったのです。

 


 

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初めて周回遅れにならなかった日

練習メニューが書いてある紙には、その日のトレーニング量が記載されています。
「3コース 合計2000メートル」みたいに。

最初の2ヶ月は、周回遅ればかり。
そのため、練習後にスポーツウォッチを見ると、本来2000メートルのはずが「1700m」とか「1850m」と表示されていたのです。

泳ぐスキルが足りないから、規定の距離を泳ぎきれない。
泳ぐ量を増やすためにスクールに来ているはずなのに、定められた距離を泳ぐことができない。

要は、
・泳ぎが遅い私は泳ぐ量が減る
・泳ぎが速い人たちは泳ぐ量が増える
ということ。
差がつく一方ですよね(誰かとの競争ではないのですが)。

まるで反対だなぁと。
やるせない気持ちになります。

それが、先月(2ヶ月をすぎたあたり)。
変化が起きました。

初めて、周回遅れにならずに練習を終えることができたのです。

練習が終わり、いつものようにスポーツウォッチの距離を見てみました。
その日のメニューの練習量の数字2000メートルと同じく、時計に「2000m」と表示されていたのです。

快感。
達成感。
充実感。

何とも言えない嬉しさが込み上げてきました。

確かに、その日は後ろのスイマーに「どうぞ」をしませんでした。
つまり、いつもの「周回遅れの人(=私)」は発生しなかったんですね。

3ヶ月目にして、ようやく。

 

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2ヶ月で変化していた「限界値」

3ヶ月前と、何が変わったのか。
考えてみました。

私は、
「限界値」が変わった
と考えています。

先日も、ハードなメニューがありました。
「サークル」と呼ばれる時間を設定。
たとえば「100メートルを2分サークルで」と言われたら、2分以内に100メートルを泳ぎます。
2分以内に100メートルを泳げれば休憩。
速く泳げば、それだけ長く休憩できます。
2分が経過したら、再び100メートルを泳ぐ。
それを何本もくり返す練習です。

ほかの方は100メートルを泳ぐたびに、休憩時間があります。
少し休んで、次の100メートルを泳ぎます。

私の場合は、違います。
サークルを守ろうとすると(当然、守る必要がある)、休憩する時間がありません。

なぜか。
そう、泳ぎが遅いからです……。
そのため、休憩時間無しで連続で泳ぎ続けなければならないのです。

これがですね、じつにしんどい。
自分がどれくらい泳いでいるのか、わからなくなるくらいに。

呼吸が苦しい。
腕がつかれる。
足がつりそう。
その日も泳ぎながら「もう限界だ!早く終わってくれー!」と叫び続けました(もちろん、脳内で)。

同時に、様々な思考が浮かびます。
「でも、自分1人の練習だったら、絶対にここまで追い込めないよな」
「確実に、きつくなって休んでいるだろうな」
「周回遅れのときは、限界だっていつも思ってたよな」
など。

ここまできて、ようやく気づいたのです。
私の泳力の限界が、この2ヶ月で少しずつ拡張していたことに。

限界を一気に超えることは、とても困難です。
だから、少しずつ超えていくことが大事なんですね。

あと25メートル。
あと10秒。
あと1かき。
そのようにして、少しずつ限界を超えていくことしかできないのです。
一気に限界にいったらパンクしますから。

そのためにも、
・到達したい目標
・行動の継続
・自分を甘やかさない環境
などが必要です。

それらを揃えて、限界を広げていきましょう。
自分でも気づかないくらいの小さなサイズで。

 


 

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■編集後記

昨日は、朝5時台の「習慣化コミュニティー」朝活からスタート。
6:00の部、6:30の部、7:00の部まで。

ランチタイムに「習慣化コミュニティー」スタッフの定例ミーティング。

夜は「良習慣塾」セミナーを開催。
メンタル・タフネスをテーマにお送りしました。(^^)


 


 

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