仮説の習慣

セミナージプシー時代の私が欲しかったもの

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有益な学びを求め続けていた15年くらい前の私。
いったい何を求めて学び続けていたのか。
考えてみました。




 

セミナージプシー、インプットメタボ、学び地蔵

あなたは「セミナージプシー」という言葉をご存じでしょうか。

ChatGPTに意味を聞いてみましょう。

「セミナージプシー」とは、知識やスキルを得るためにさまざまなセミナーに次々と参加するものの、実際には学びを実践せず、ノウハウを追い求めるだけで終わってしまう人を指す言葉です。

まさに。
すばらしい説明ですね。

同じような言葉に、
・インプットメタボ
・学び地蔵
といった言葉もあります。
だいたい同じような意味ですね。

私は、そのような方々を実際に見かけたことがあります。
何となく揶揄(やゆ)されているようなニュアンスです。
いったい、何が良くないのでしょうか。

もちろん、学習が悪いわけじゃないです。
常に学び続けるスタンスは、より良い人生のためには欠かせないと考えています。
継続的な学習なしに、うまくいっている人を見たことがないので。

むしろ、私の感覚でいえば、うまくいっている人のほうが学習しています。
多読家だったり、高額セミナーにも参加されたり、合宿で年間の経営計画を練っていたりします。
その方たちは、セミナージプシーとは違います。

何が違うのか。
「行動している」
のです。

学びを行動にうつして、初めて価値を持つ。
うまくいっている人は、その原則を知っているわけです。

 


 

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私がセミナージプシーだった理由

かくいう私も、セミナージプシーの時代がありました。
自分を成長させなければいけない時期なのに、あまりにも脳内が空っぽだったのです。
大量のインプットが必要でした。
「手当たり次第」に、セミナーに参加していたんですね。

そこで、
・自分ができることは何なのか
・自分がしてみたいことは何なのか
・自分が成長するためにはどんな学びが必要なのか
を考えようと思ったからです。

学んでいると楽しいです。
新しい知識が増える。
新しい人たちとのコミュニケーションも増える。
ビジネス書を読んでいると、「わかるわー」というノウハウと刺激も増えるのです。

「手当たり次第の学び作戦」は、ある程度の効果がありました。
ただ、一定のところまで学ぶと、自分の脳内が「待って、もう入らないよ……。」という状態に。

しかし、はたと気づきます。
お金と時間をかけているはずなのに、現実に変化が出ないのです。
「おかしいな、こんなに学んでいるのに」と。

空虚感。

それを感じたときにどうするか。
「もしかして、まだ学びが足りないのかな?」と思ってしまうんですね。

そして、また新しいセミナーを探す。
新しい講師を探す。
新しい資格を探す。

結果、
・お金
・時間
・労力
を投下する。

それなのに、何も変化しないのです……。
これが、私が長い間ずっと間違っていたことでした。

 

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セミナージプシー時代の私が欲しかったもの

では、私は学ぶことで何を求めていたのでしょうか。

答えは、
「全力を出す幸せ」
です。

残念ながら、その「全力」とは「学ぶ幸せ」の中にはありませんでした。
幸せがあったのは「全力で行動する幸せ」です。
その幸せを求めていたんです。

セミナージプシーになってしまう人は、きっと「全力を出したい」のではないでしょうか。
今の生活は、理想ではない。
自分はもう少しやれるはず。
そう感じている。

でも何をすればいいのかわからない。
だから、セミナーを受講しているわけです。
不完全燃焼ですね。

学びに全力を出していると、成長している気がします。
でも、その成長は幻想に近いです。
前述の通り、
・学びを行動にうつして、初めて価値を持つ
わけですから。

そう考えると、成長が起こるタイミングは、アウトプットする(=行動する)ときだということにも納得いくように思います。
学ぶことがいくら有益とはいえ、セミナーを24時間受け続けていればOKということじゃないですよね。

それよりも全力を出して、1日を終える。
そのように完全燃焼したいのです。

もし、あなたが今回の記事で「学びすぎなのかも」と感じたら、いま必要なのは「学びという安全領域」を出ることかもしれません。
怖さはありますが、リスク領域に1歩を踏み出してみましょう。

 


 

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■編集後記

昨日は、夜にトライアスロンのスイムスクールへ。
事前と事後の自主トレと、合同トレーニングで合計3800メートル泳ぎました。

私が苦手な左手のかき方を矯正しています。
何とも違和感のある泳ぎですが、慣れればきっと良くなるはずです。(^^)


 


 

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