仮説の習慣

「80対20の法則」の重要な20パーセントを見つけるためには?

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課題を解決する重要な「カギ」がわかれば、ものごとはスムーズに進みます。

では、そのカギを発見するためには、どうすればいいのでしょうか。




 

「80対20の法則」で大事なこと

私がビジネス書を読み始めた頃に、画期的な法則に出会いました。

それは「80対20の法則」です。

さて、「80対20の法則」とはどんなものか。

「80対20の法則」は「パレートの法則」とも呼ばれます。

意味は「結果の80パーセントは、重要な20パーセントの原因から生まれる」という現象を表している言葉です。

たとえば、ビジネスの売上が100万円あるとしますよね。

その場合、売上の80万円(=80パーセント)は、売上上位の20パーセントのお客さまで構成されている、という意味です。

この法則を知って、私は会社での売上構成を見てみたんです。

すると、たしかにおおよそその通りだったんですよね。

「おお、なるほど、これは使える」と驚いたことを覚えてます。

「この法則を活用すれば、ビジネスも習慣化もすべてうまくいくじゃないか!」と。

ゲームの裏技を知ったような感覚だったんですよね(大げさかもしれませんが)。

ただ、ものごとはそんなにうまくはいきませんでした。

私の仕事に取り入れようとしたんですが、うまくいかなかったんですね。

なぜ、「80対20の法則」を知ったのに、私はうまくいかなかったんでしょうか。

理由は、「重要な20パーセント」を発見できなかったからです。

重要な20パーセントを発見すればいいことはわかりました。

それなのに、その20パーセントは私の仕事において何にあたるのか。

そこを発見する方法がわからなかったんです。

「どうすれば重要な20パーセントってわかるんだろう……。」

悩みました。

 


 

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「80対20の法則」のシンプルな気づき

結論から書きます。

重要な20パーセントを発見するためには、

・「これが20パーセントなんじゃないか?」という仮説を持って試行錯誤すること

だと考えています。

平凡ですね。(笑)

でも、重要な20パーセントの発見は、「誰でもラクして簡単にできる」という近道は無いのではないでしょうか。

すぐにわかるなら、みんなこんなに苦労しないはずですから。

それで最近、その20パーセントの手応えを感じた体験がありました。

それは私にとっての「セミナーの準備」というタスクです。

ちょうど昨日は、週末に控えたセミナーの準備をしていました。

スライドが95パーセント完成しました。

このように前倒しで準備が進んでいると、「期限が近づいててヤバいな……。」という不安やプレッシャーが減るのがいいのです。

前倒し。

いい響きです。

以前の私は、「前倒し」という言葉と無縁でした。

日常に「前倒し」タスクがなかったんです。

がんばってせいぜい「すぐやる」レベル。

たいていのタスクは先のばしでした。

締め切りギリギリまで手をつけることができなかったんです。

イメージは、時限爆弾です。

爆発までのタイムリミットが近づいている。

それなのに、自分でギリギリまで持っている状態。

「もうヤバい!」

そうなってから誰かに渡そうとしても無理です。

「もっと早く言ってくれれば、もう少し打ち手があったのに……。もう少しで爆発しますって状態で渡されてもできることは限られてるよ。」

相手にそんな想いを抱かせてしまうばかりだったんです。

私も、メンタルにダメージを受けている。

「Win-Win」の反対、「Lose-Lose」です。

そこをクリアする「カギ」がありました。

それが「定期セミナーの準備を前倒しで準備すること」。

これが私の日常を大きく変えてくれました。

もちろん、以前から試行錯誤していたんです。

ただ、ずっとできないままでした。

それが「リハーサルを前倒しする」という「カギ」を見つけたことで、一気に進んだのです。

 

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「80対20の法則」を発見するための試行錯誤

スポーツでも同じようなことがあります。

たとえば、野球。

わかりやすいのは、ピッチャーの継投です。

シーズンが始まる時点で、監督の構想があります。

「先発投手の次は、中継ぎにN投手。8回にH投手でつないで、9回をK投手にしよう。これでNHKだ!」と。

重要な20パーセントについて、仮説を立てているわけです。

ただ、その仮説がそのまま当たることは、ほとんどありません。

想定していたN投手のケガや頼みのH投手の不調という状況の変化もあったりするんです。

そうなると、仮説が崩れます。

ただ、別の流れもあって、新人のJ投手が頭角を現してきたり、トレードでF投手がやってくる。

状況が変わった状態で、

「先発投手の次は、中継ぎにJ投手。8回にF投手でつないで、やはり9回はK投手にしよう。これでJFKだ!」

と順番を入れ替えて、仮説を立て直します。

そして、実践。

試行錯誤。

それをくり返す。

するとあるとき、継投のいい流れができます。

それが続いた結果、「勝利の方程式」と言われるような救援トリオ「JFK」が誕生したりするんですよね(たとえば)。

それが勝ちパターンになり、「先発投手が6回まで投げれば、あとは勝ちパターン」という重要な20パーセントができあがるわけです。

そうなって初めて「これが答えだったのか」と気づきくわけです。

プロの世界でさえ、仮説が1回で当たらないわけです。

ですから、私の結論は、

・「これが20パーセントなんじゃないか?」という仮説を持って試行錯誤すること

としています。

すべての答えは、事後的にわかることなんだと思っています。

拍子抜けするくらいに「えっ、これがカギだったの?」ということも。

ですから、1つや2つ仮説がはずれても大丈夫です。

「このカギは入るかな?」くらいの意識で、試行錯誤をくり返していきましょう。

そのうち「ガチャッ!」とカギが開くことを楽しみにしながら。

 


 

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■編集後記

昨日は、朝6時の『習慣化オンラインサロン』朝活からスタート。

夜は「習慣化三種の神器(R)実践プログラム」のセミナー準備。

早めに準備が進められました。(^^)


 


 

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