こんにちは。
良習慣プロフェッショナルコーチの伊藤良です。
行動を止める「面倒くさい」は、性格ではなく本能の機能です。
正体をつきとめて、対処しましょう。

「面倒くさい」とはどういうことなのか
「面倒くさい……。」
このフレーズが頭に浮かんでくると、あんまりいいことがありません(私の場合)。
なぜなら、やろうとしていることがあるのに、
・サボる
・先のばしする
・怠けたくなる
からです。
「面倒くさがり屋の自分をやめられたら、もっと成果を出せるのに」と何度思ったことか。
ただ、様々な本を読んでも、色々なセミナーを受けても、私の面倒くさがるクセは治らないんですよね。
どうすれば、面倒くさがる私を変えることができるのか。
考えたことがあります。
答えは出ませんでした。
理由は、そもそも「面倒くさい」とはどういうことなのか。
それがはっきりしていなかったからです。
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「ラクをしたがる習性」が面倒を感じさせる
では、「面倒くさい」とはどういうことなのでしょうか。
シンプルに言うと、私たち人間が「ラクをしたがる習性」なのではないかと考えています。
たとえば、スマホのアプリの位置。
よく使うアプリを右下に配置している人が多いのではないでしょうか。
私の場合、右利きなのでトップ画面の1番右下に「Googleドキュメント」を配置しています。
なぜなら、ブログやメルマガの原稿執筆で、毎日フル活用しているからです。
「効率化のため」という名目もあります。
ただ、同時に「ラクをしたいから」なんですよね。
「Googleドキュメントを開くのが、いちいち面倒くさい」となったら、執筆が進まず大変です。
一方、LINEマンガのアプリは目につくところには置いてません。
スマホの最終ページ(3枚目)に1つだけあります。
意図しないとLINEマンガのアプリを開けません。
わざわざ感があります。
こうなると、手間が増えます。
つまり「ラクをすることができない」。
そのため、気軽に開けないようにしているわけです。
「面倒くさい」と感じるために。
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「ラクをつくる」と「手間をつくる」
「面倒くさい」が原因で、ものごとが止まります。
すると、タスクの先のばしが起こります。
その場合は「面倒くさい」を減らすために、「ラクをつくる」ことをしてみましょう。
私が独自でつくった3つのキーワードは、
(1)ビジュアル
(2)モバイル
(3)シンプル
です。
たとえば、先のばしを誘発するタスクが出てきたら、下記のように考えてみることがあります。
具体的には、
(1)ビジュアル・・・プロセスを見える化できないか?
(2)モバイル・・・オフィス以外でも、やる気が出てきたときにすぐに手をつけられるようにDropboxにファイルを置いておく
(3)シンプル・・・「5分だけやるなら、何をする?」と考えてタスクを小さくする
という感じですね。
こうして「ラクをつくる」と、「ちょっとやってみるか」という気分になるかもしれません。
一方、ラクになり過ぎて悪習慣を引き起こしてしまう場合は、「手間をつくる」ようにしましょう。
たとえば、スマホのゲームアプリ。
簡単に達成感が味わえますよね。
「ついやってしまう」という感覚はわかります。
もしかすると、トップ画面にあるかもしれません。
すると、すぐに目に入るので
(1)ビジュアル
が影響していますね。
しかも、スマホがあるので、
(2)モバイル
(3)シンプル
という条件が揃いやすい。
ですから、コントロール感を奪われるのです。
避けたいのであれば、ゲームアプリのアイコンを目に入らない場所に変えましょう。
もし、アンインストールできるのであれば、
(1)ビジュアル
から消えるので効果的です。
そんな工夫を考えてみるのがおすすめです。
さて、私たち人間の本能は、本来「面倒くさがりや」です。
できるだけ「ラクをしたい」という機能があるんですね。
水が上から下に流れ落ちるように。
ラクなルートを探すのです。
そのルートがあなたの意図と同じルートなら、できるだけ流れやすくするために「ラクをつくる」ことを考えたいところです。
一方、あなたの意図と異なるルートなら、「手間をつくる」ことで流れを変えましょう。
「ラクをつくる」と「手間をつくる」。
両方を組み合わせられれば、かなりパワフルです。
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■編集後記
昨日は、夜にトライアスロンのスイムスクールへ。
メインの練習も、全体のペースに合わせて泳ぐことができました。
帰宅後、ドラマ『ちょっとだけエスパー』を妻と鑑賞。
今回は、恋愛ドラマのような映像。
毎回、興味深いんですよね。(^^)
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