良習慣の習慣

人は失敗するもの、という前提で

投稿日:2013/10/11


■何か新しいことにチャレンジしようとするとき、

恐怖、不安、心配、

といった、

できれば日常的に味わいたくないような、マイナスの感情がやってきます。

これは、人間の本能としては当然で、

リスクがある行動に関して、本能がストップをかけるからです。

このような本能がなければ、もっとスムーズに新しいことにチャレンジできるようになるのでしょうね。

ただ、残念ながら、これは人が持って生まれた条件なのです。

■では、本能とは別に、理性的に不安を解消する方法はないのでしょうか?

少し考えてみました。

わたしが学んだところによると、

人は、新しいことにチャレンジしようとするとき、

「チャレンジに成功しなければならない」

と、無意識に考えてしまうようです。

ですから、

「自分はまだ完璧にできない」

とか、

「自分はうまくやることができないのではないか」

などと考えてしまうのでしょう。

■この思考のボトルネックをはずすためにひとつ提案したいのは、

【人は、そもそも未成熟にできている。

新しいチャレンジは失敗するものだ】

と、試しに考えてみる、ということです。

うまくやろう、

綺麗にやろう、

スマートにやろう、

そんなふうに考えるから二の足を踏んでしまうのです。

新しいことにチャレンジするということは、

今まで自分がやったことがないことに立ち向かうということですから、

そもそも最初から、

うまく、綺麗に、スマートに、

なんてできることの方が少ないのではないのでしょうか?

■ピアノにチャレンジしたことがない人は、

「猫ふんじゃった」さえ弾くことはできません。

水泳にチャレンジしたことがない人は、

クロールで25m泳ぐことさえ難しいのです。

でも、基本に忠実に練習をすれば、

「猫ふんじゃった」も、

クロールで25m泳ぐことも、

比較的短期間のうちに、習得できるようになるでしょう。

■そのためには(壊滅状態にならないレベルまでガードを下げてみることを前提に)、

【失敗してもいいから、やってみる】

という第一歩が、誰しも必要なのです。

個人的な意見ですが、

「練習しなければ、上達しない。」

という考え方は、

スポーツで例えると至極当然な意見のように思えるのです。

しかし、こと、勉強や、早起きや、日記などの習慣化になると、

なぜか、最初から完璧にやってしまおうと思われる方が多いように思います。

例えば、夜型で10年過ごした人が、

「明日から365日、毎日5時に起きる!」

と決意して、本当に一年間早起きできるでしょうか?

中にはそういった方もあるかもしれませんが、

私のような凡人には、非常に難しいように思われるのです。

しかし、話を聞いてみると、新しいことを始めた方は、

非常に多くの方が、この「365日、5時起き」レベルを最初から目指してしまいます。

そして、挫折してしまうのです。。。

■もし、あなたが、

うまくやろうと考えすぎてなにも始められない、または続けられない、

という状態にあるならば、

「最初は未熟なのだから、失敗するのは当然」

という基本を、改めて思い出してから

「はじめの一歩を踏み出してみる」

というのは、いかがでしょうか?

【今回の良習慣】
失敗上等!(笑)ではじめの一歩を踏み出す!

-良習慣の習慣

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