良習慣の習慣

幸福感が高まる習慣「随喜功徳(ずいきくどく)」をご存じですか?

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仏教の言葉に「随喜功徳(ずいきくどく)」という言葉があることを知りました。

意味は、

・他者の幸福を妬まない
・妬むよりも、他者の幸せを願う
・そして、他者の喜びを一緒に喜ぶ

といった内容だそうです。

この言葉を知って、近年私が実践している習慣は、まさに「随喜功徳(ずいきくどく)」だと気づきました。

そして、「随喜功徳(ずいきくどく)」は誰にでもできる「幸福を高める習慣」だと考えています。

 

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人の応援をするすばらしさをあらためて感じる

昨日は息子の受験の合格発表でした。

結果は、、、見事合格していました!(^_^)

息子は妻と一緒に自宅でネットの発表を見て合格を知り、妻の携帯から私に電話をかけてきました。

妻の携帯から着信があったので出てみると、息子の声。

ちょっととまどいましたが、「お父さん!合格してたよ!」という息子の声で、喜びがダイレクトに伝わってきました。

第一志望ではないとはいえ、私が学生時代だったら受験さえ許されないレベルの学校。(笑)

まず第一段階はクリアということで、親としては、「高校浪人はなくなった」というだけでも安心してしまうのですね。(^_^)

息子が話している電話のそばで、妻が泣いていたようです。

そして、そのことを息子から聞いて、私も自然に涙が出てきました。

親として息子が努力したことを知っています。

私たちも自分たちがやらなければならないことよりも、優先して息子の進路相談や学校見学に労力を注ぎました(真剣に)。

それが報われた気がしたので、涙が出てきたのだと感じています。

電話を切ったあと、ふと「人の夢を真剣に応援するって、すばらしいことだよな」と思ったのです。

息子を応援するくらいに、ほかの人の夢を応援できたら理想的ですね。

 

友人の成功を心から喜べるか?

あなたは友人(どちらかというと自分と感覚が近いと思っている友人)が、すごい成果をあげたとき、心から祝福できなかったことがありませんか・・・?

私は、、、あります。(笑)

たとえば、私自身がとてもできないようなことを、仲が良いと思っている友人が達成したときになんとも表現しにくい感情が生まれたことがあります。

それはたぶん、嫉妬なのでしょうね。(^_^;)

似たような話で、私の友人の話です。

彼には、独身同士で仲が良かったと思っていた友人がいました。

ただ、彼の友人がひょんなことから彼女ができて、とんとん拍子に結婚を決めたことがあったそうです。

そのとき彼は、仲の良い友人ながら、自分が置いていかれたような気がして心から喜べなかったそうです。

また別の友人の話で、仕事の同僚が大きな案件を受注したとき、一緒に喜ぶべきところを嫉妬してしまったという話も聞いたことがあります。

つまり、本来は良いできごとであるはずのことなのにもかかわらず、なんとなく釈然としない気持になってしまうようなことがあるわけです。

でも、私は思うのですが、そのようなタイミングで友人の幸福を心から喜んであげられたら、自分自身が幸福になれるのではないでしょうか。

友人であるからには、友人が努力していることを知っているし、人間的に尊敬するべき点を持っているから友人のはずですよね。

私が息子の合格発表の知らせに涙を流したように、友人の成果を心から喜べたら自分自身が嬉しいはずなのです。

ほかの人の幸せを、自分の幸せのように喜べる余裕が欲しいものですよね。

 

自分の成功も願い、同時にほかの人の成功も願う

一方で、「自分さえよければ良い」という考え方でいると、失敗することが多くなるように思います。

ほかの人と接していると感じることがあるのですが、自分だけよければOKというような自己愛が強い人は、私の苦手なオーラがなんとなく伝わってくるのです。

私がそのように感じるということは、私以外の人にもそのように思われている可能性があるでしょう。

そのような人は、周囲の人を味方と思っておらず、そこはかとない敵対心を持っています。

ずっと敵対心を持って生きているのは、つらいことなのではないかと思うのですが・・・。

そうしていると知らず知らずの間に敵をつくり、いつしか足を引っぱられてしまうのかもしれません。

では、そのようにならないためには、どうすれば良いのでしょうか。

私の考えとしては、「随喜功徳(ずいきくどく)」の精神で、

・自分の成功を願う

ことと一緒に、

・ほかの人の成功も願う

ように意識することだと考えています。

私も(レベルがまだまだとはいえ)かなりの時間と労力を、毎日自分以外の人のために注げるようになりました。

応援している方が好調であれば「すばらしい!もっといけますよ!」とエールを送る。

応援している方が不調であれば「大丈夫ですか!?」と声をかける。

どうもうまくいかないときには、ただ寄り添う(気持的に)。

それは、私自身が体調不良でも、失敗続きでうまくいかないことがあっても(だいたい失敗しています・涙)、毎日続けています。

そうなると起こってくるのは、良いことの連鎖でした。

たとえば、コーチングでいえば、

・コーチングを応援していた友人のコーチから、早起きしたいというクライアントさんを紹介される
・コミュニティーで応援していた方からセッションの依頼を受ける
・継続クライアントさんからほかのクライアント候補の方をご紹介いただく

といったことがありました。

つまり、私がサポーターになることで、相手も私のサポーターになってくれているのですね。

これが連鎖していって、もっと多くの方たちをサポートして、もっと多くの方々が私のサポーターになってくれたら・・・と思うとニヤニヤしてしまいます。(笑)

そのように、人の幸福を自分のことのように喜べれば、それだけ自分の人生の幸福の総量も増えますよね。

ということで、これからも、「随喜功徳(ずいきくどく)の習慣」を実践していこうと思っています。

あなたも、「随喜功徳(ずいきくどく)の習慣」、いかがでしょうか?

 

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■編集後記

昨日は、仕事を早めに切り上げてひとり会議を実行。

ふと面白いアイデアを思いついたので、習慣化専門学校の友人とメッセンジャーでやりとりして、仕掛けを相談しました。

帰宅後は、息子が塾から帰ってきたので合格のお祝いで家族で乾杯。
(もちろん子どもたちはジュースですが・笑)

幸せな1日に感謝して眠りました。(^_^)

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など、複数の活動をしている複業家。
1975年生まれ。茨城県出身、東京都在住。

良習慣を定着させるコーチングによって、クライアントの人生を変えるサポートをしている。

サポートしたクライアントは良習慣の定着によって、独立起業、複業家デビュー、セミナー講師デビュー、電子書籍出版などの目標達成を果たしている。

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