良習慣づくりの習慣

朝のファーストタスクに「カエル」を食べる波及効果とは?

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何年も前に、「カエルを食べてしまえ!」という本を読みました。

この本のタイトルにもある「カエル」。

これは「もっとも大きくて重要なこと」のメタファーです。

朝一番に重要で重たいタスクに「一矢報いる」ことが大事なのです。

 

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1日のはじめに苦手なスイムに取り組む仕組み

昨日は、朝スイムの日でした。
(いつもは火曜日にいっているのですが、火曜日の夜に講習会に参加するため、振替えました)

昨年までカナヅチだった私(今もまだまだですが・・・)にとって、スイムは強敵。

トライアスロンの中でも常にトレーニングが必要なパートですし、さぼれば命に関わります。

ただ、苦手種目というのは、なかなか行動にうつすことが難しいのも事実。

ついつい足が遠のきます。

それでも、スイムスクールに通うことによって、朝一番に苦手種目をトレーニングするようにしました。

すると、「朝一番に最重要タスクに着手する」ということに気づきました。

おかげで、早朝スイムがある日は、朝から「今日は自分にとって大事なタスクを終えた」という感情があります。

その感情と1日を過ごすと、夜寝るまで充実感があるのです。

とても波及効果が高いのですね。

 

最初に重たいタスクと向き合う

この構造は、仕事でも同じです。

私が、

・苦手で
・重いタスクで
・できれば先のばししたい

と思うタスク。

実は、それが最重要のタスクであるパターンは多いものです。

先のばししたいタスクといっても、経費精算や事務処理などの面倒くさい系の単純作業ではありません。

もっと重要な「第2領域」の仕事、つまり「緊急ではないけれど、重要なタスク」です。

たとえば、

・仕組みづくり
・フォーマットづくり
・マニュアルづくり
・ルーティンを最適化するための考え

といったような、「最初の構築の段階では大変なんだけれど、これをやっておくことで、あとあと楽になる」といった思考系の仕事です。

誰でも「緊急かつ重要なタスク」は放っておいてもやります。

それをやらないと大変なことになることがわかりやすいからですね。

しかし、思考系の仕事は、やっておかなくても短期的には損害がないですし、ある程度なら惰性でもできてしまいます。

それだけに、意識してその時間を確保することが重要なのです。

 

朝一番に最重要タスクに取り組む3つの工夫

仕事でもプライベートでも、「朝一番に重要なタスクを片づける、もしくは着手する」ことは大事です。

それがクリアできれば、私の早朝スイムのように、充実感が生まれ、寝るまでの時間が豊かになるでしょう。

朝一番に最重要タスクに着手するために、私が工夫を3つあげます。

 

1:仕事をメールチェックからスタートしない

メールチェックをした瞬間、やるべきタスクがふってきます。

すると、メールの相手に主導権を握られてしまい、押し流されるように1日が過ぎ去っていきます。

そうならないためにも、始業をメールチェックから始めるのはやめましょう。

 

2:前日にファーストタスクを決めておく

前日の帰りに、朝一番の最重要タスクを決めておきましょう。

翌朝出社した際に、スムーズに仕事を始められます。

場合によっては、PCをたちあげなくてもできる仕事でもいいのです。

 

3:ルーティンで30分の時間を確保しておく

私は、TaskChute(タスクシュート)というタスク管理ソフトを使用しています。

毎朝のファーストタスクに「最重要タスクを実行する」という項目をリピート設定しています。

これによって、毎朝のファーストタスクへの着手を忘れないようにしているのです。

 

たとえば誰もいないオフィスで、早朝に1人で仕事をするといった、誰にも邪魔されない環境があればこのような工夫は必要ないかもしれません。

ただ、その環境がつくれない場合は、上のような工夫をして、重たいタスクに手をつけてみましょう。

いわゆる重要なタスクである「大きな石」を、1日の最初に入れるのですね。

そうすれば、仮に細かいタスクが終わっていなくても、早めに切り上げて退社することが可能です。

「早く帰りたいのに、明日が締切の提案書が終わっていない・・・(涙)」という状態を避けることができるのです。

そうならないように、早めに「カエル」を食べてしまいましょう。

早く「帰る」ために。(笑)

 

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■編集後記

「カエルを食べてしまえ!」はブライアン・トレーシーさんの本です。

毎朝「カエル」を食べ終えられれば理想なのですが、手強い「カエル」も多いですよね。。。

もちろん、本当に重いタスクの場合は、5分や10分などで途中でやめることもあります。(^_^;)

それでも、重たいタスクは少しでも前進すればOKにしています。

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