複業の習慣

お金を払ってでもやりたい仕事を見つけるために、自問したい質問とは?

投稿日:


「習慣化の学校」で初めてお会いした方と、天職ややりたいことを仕事にすることについて対話しました。

「伊藤さんは、どんな考えで複業の道を探ったんですか?」という質問を受けたので、「お金を払ってでもやりたい仕事ってなんだろう?」と考えていたことをお伝えしたのです。

 

スポンサーリンク


 

「働くこと=お金を稼ぐこと」だと考えていた時期

私がお小遣い以外の収入を得たのは、初めてアルバイトをした高校生の頃です。

大学生になってひとり暮らしをしたときも、飲食店、CDショップ、ビデオレンタル店から工事現場まで、いろいろとアルバイトをしました。

もちろん、その目的はお金をいただくことでした。

社会人になる前のことですから、キャリアプランや人生計画といったような高尚なものはまったくありませんでした(プランがあればもう少しましだったかも・・・)。(^_^;)

つまり、「働くことは、お金を稼ぐためだけにおこなうもの」だと考えていたのです。

最終的に、大学を卒業したあとの自転車での日本1周に挫折(北海道で自転車を盗まれました・・・。チェーンがまっぷたつに切断されていました。。。)。

そこで、私のモラトリアムは終了して、社会人になりました。

 

天職を模索する前にやるべきこと

いざ社会人になって働いてみると、実は働くことはお金を稼ぐ以外のことも付随してくるものだと思うようになってきました。

・新人の私のために仕事を教えてくれる先輩
・自分の仕事が終わったのに、私の仕事を手伝ってくれる同僚
・飲み会に誘ってもらったのにもかかわらず、ご馳走してくれた上司
・移動する場所など、仕事でなければできなかった体験

など、アルバイト時代には気づかなかった、実に多くのことが得られることがわかったのです。

さらに、最近は、

・働くこと=お金

ではなく、また、

・取り組んでいる仕事=必ずしも自分がやりたいことではない

というアンマッチが世の中にあふれているということにも気づいてしまいました。

そうなると、「天職」という言葉があるように、自分がやりたいことが、そのままほかの人への貢献になる、というスタイルは理想的。

要は「自分がやりたいこと」が、そのまま「ほかの人のためになっている」のですから、最高ですよね。

しかしそれを実現するためには、やりたいことを仕事につなげる前に、「自分がやりたいこと」を探っていく必要があるのではないでしょうか。

 

お金を払ってでもやりたいことには欲求の源泉がある

そのような将来のキャリアの道を探るためにおすすめの質問があります。

私もことあるごとに考えていましたし、今でも問い続けていることです。

それは、

【その仕事を、お金を払ってでもやりたいと思うか?】

ということです。

自分のやりたいことがわからなかったり、自分が何をすれば良いのかわからない、という人には、ぜひ問うてみていただきたい質問です。

私はコーチングや習慣化の仕事をする前は、まさにコーチングや習慣化のセミナーや本にお小遣いのほとんどのお金を投資していました。

それは、私が「学ぶ」という自分欲求があるからですし、学びからのアウトプットによって少しずつ成果を積み重ねてきたからです。

成果が出ないつらさや苦しみはありましたが、お金を払って学ぶ過程では苦しさは感じず、むしろ楽しかったのですね。

もちろん、学べば学ぶほど、お金はなくなっていくのが普通です。

でも、投資し続けても成長感を味わったり、ほかの人に貢献できたり、自分がつらくならないものを探してみれば良いのです。

今まで取り組んできた趣味やライフワークでも良いしですし、「この分野を学習してみたい!」というジャンルでも良いと思います。

その場合、物ではなく、知識や体験にお金を投資できる分野がおすすめです。

私の実感ですが、お金を払ってでもやりたいことを仕事にすることは、そうかんたんにできることではないと思います。

しかし、お金を払ってでもやり続けたいことには、あなたの自分欲求が含まれている可能性が高いです。

つまり、天職に近い要素があるはずなのですよね。

その欲求からつながる仕事に従事すれば、幸福度はあがるでしょう。

なにしろ、好きなことをやらせていただきながら、そして真剣に学びながら、お金までいただけてしまうのですから。

いきなり転職や副収入のことは考えなくても良いと思います。

そのためにも、お金を払ってでも学んでみたいことや体験してみたいことをリストアップしてみてはいかがでしょうか?

 

_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/

■編集後記

昨日は、帰宅後に妻と映画観賞(私の仕事も兼ねています・・・汗)。

半分は持ち帰り仕事、半分は妻とのコミュニケーション、、、になっているようななっていないような。(笑)

映画の内容をきちんと観ないとできないしごとなので、いつもつき合ってくれて感謝しています。

速読や速聴はありますが、速視はないですよね・・・?(笑)

フォトリーディングならぬ、フォトシーイングとかあったりして。

いまネット検索したら、なかったです。(笑)

_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/

-複業の習慣

執筆者:

関連記事

成果は「人間性×スキル」で決まる。何も咲かない時期は自分の樹木を育てよう

“何も咲かない寒い日は、下へ下へと根を伸ばせ。 やがて大きな花が咲く” シドニーオリンピック金メダリストのマラソン選手、高橋尚子さんの名言です。 今の状況と最近の気づきから考えたことを記事にしてみまし …

会社員は定年になるまで好きなことはがまんするべき?「やりたいこと」を「やるべきこと」より優先しよう。

「やるべきことを先にすべて終えてから、自分の好きなことをやろう。」 一見、正論に見える意見です。 でも、私は異なる意見を持っています。   スポンサーリンク   会社員は定年になら …

複業ネタを考えるために。自分のリソースを掘り起こして見える化してみよう。

複業ネタを考える場合、私が役に立ったことは何か考えてみました。 おすすめは、自分のリソースを掘り起こして書き出してみることです。   スポンサーリンク   複業ネタが見つからないと …

やりたいことをマルチタスクですすめるポイント。「区切り」を手放し、「カオス」を覚悟する。

「仕事とプライベート」に代表されるようなワークライフバランスのような「区切り」。 欲ばりな私のような人(笑)は、そのように「仕事とプライベート」をきっちりとわけることはできるのでしょうか? &nbsp …

ひとつに集中できない人はダメなのか?「ひとつ」に含まれる2つの視点を考えてみる

「ひとつの分野に集中できない自分は、うまくいかないのではないか?」という質問をよく受けます。 そのときに私が「そんなことないんですよ」とお伝えしていることを記事にしました。   「ひとつに集 …

検索

当ブログの管理人

【当ブログの管理人】
似顔絵イラストphoto3

■肩書:良習慣プロフェッショナルコーチ

■キャリア
・ビジネス書作家
・早起きコンサルタント
・国際コーチ連盟(ICF)アソシエイト認定コーチ(ACC)
・トライアスリート
・100kmウルトラマラソンランナー
・会社員

など、複数の活動をしている複業家。
1975年生まれ。茨城県出身、東京都在住。

良習慣を定着させるコーチングによって、クライアントの人生を変えるサポートをしている。

サポートしたクライアントは良習慣の定着によって、独立起業、複業家デビュー、セミナー講師デビュー、電子書籍出版などの目標達成を果たしている。

■公式メディア
「良習慣の力!」ブログ管理人
「複業で自分を磨く良習慣」メルマガ発行者

さらに詳しいプロフィールはこちら

Facebookページ

メールアドレスを記入していただければ、ブログ更新をメールで受信することができます。