質問の習慣

「100歳のとき何をしていますか?」を考えるとあなたの「Being」が浮かび上がる。

投稿日:2017/04/03


先日受けたコーチングセッションで、興味深い質問を受け、その後におもしろいワークをおこないました。

その質問とワークは、私の「ありたい姿」をイメージさせてくれるものだったのです。

 

スポンサーリンク


 

「Being」と「Doing」のバランスが重要

私がマイコーチから教えていただいたことですが、「うまくいっている人は、ミッションと行動のバランスがとれている」そうです。

ミッションとは、「使命」と訳されるように、本質は「命の使いみち」ということです。

その人の存在意義にも近いですよね。

行動とは、その人がとっている行動です。

「何を言っている人か?」ではなく、「何をしている人か?」ということです。

この2つは、言いかえると、いわゆる「Being」と「Doing」にも近いものです。

「Being」とは、「どうありたいのか?」ということであり、「Doing」とは「何をするのか?」ということですね。

この2つのバランスが重要なのだということです。

 

まず「Being」を考え、次に「Doing」を決める

順番として大事なのは、まず「Being」ありきで、そのあとに「Doing」を決めるということです。

たとえば、「海外でフルマラソンを走るような健康的な自分でありたい」という「Being」があるとします。

そうなれば、

・旅費を貯める
・海外旅行を手配する
・レースの申込みをする
・ランニングを習慣化する

といった「Doing」が決まります。

これは、「海外でフルマラソンを走るくらい健康である」という「Being」がなければ、そもそも「Doing」のタスクが生じないものです。

「Being」があってこそ、「Doing」をおこなう意味がありますし、そのように逆算してからアクションを決めることで「ゴールに近づいている」感覚を味わえるのですね。

反対に、「Doing」だけを積み重ねている人も多いのですが、それだと「労多くして功少なし」という状態になりがちです。

また、「海外も、マラソンも、健康にも興味はありません」という人がいたら、ほかの人から誘われた「Doing」には興味もわかないでしょう。

その理由は、「Beingを持っていないから」なのですね。

 

「自分が100歳のとき、どのような状態か?」をイメージしてみる

では、あなたのミッションや「Being」はどのように設定すれば良いのでしょうか?

・・・それがわかれば誰も苦労しないわけで、なかなか難しいのですよね。(笑)

設定するための1つのヒントは、質問をすることです。

たとえば、「あなたが100歳のとき、どのような生活をしていますか?」という質問です。

・住んでいる場所はどこ?
・どんな家に住んでいる?
・貯金はどれくらいある?
・収入源は何?
・仕事をしている?
・家族は誰が一緒にいる?
・友人は何人くらいいる?
・趣味は何ですか?

といった感じで、「100歳になっている自分」をイメージしてみるのです。

なかなか考えないことだと思いますが、ぜひやってみましょう。

じつは私も、先日のセッションでこのワークをおこないました。(笑)

「自分がおじいさんになったら、こんな生活をしていたい」という感じで、自分の未来に思いをはせるのは興味深い体験でした。

私は、「孫とマラソン大会に出る」というイメージが湧いてきたのです。

それが「Being」になれば、100歳になっても健康でいることが必須条件になりますよね。

まさに、「Being」が、「いつまでも若々しく、健康でいること」になるわけです。

そのような意味で、ここでイメージしたことは、じつにパワフルな「Being」ですよね。

人生の目標にもつながるでしょう。

そのように、何十年も先の100歳になった自分をイメージすることによって、自分が進みたい方向性が見えてくるのです。

書籍「ライフ・シフト」にあるように、「人生100年時代」は夢物語ではありません。

あなたの「Being」発見にお役に立てたらうれしいです。

 

_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/

■編集後記

昨日は、娘の保育園時代の家族同士でお花見。

3〜4分咲きでしたが、楽しむことができました。

小学校で離れてしまった友だちとも久しぶりに会えて、娘は走りまくっていました。(笑)

_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/

-質問の習慣

執筆者:

関連記事

人生のエンディングを考えることは、自分にとって大切な価値観を見つけることにつながる

  こんにちは! 銀座コーチングスクール認定コーチ「早起きコーチング」の伊藤です。 本日の記事は、、、 人によってはちょっとインパクトが強めかもしれませんのでご注意くださいませ。(汗) 先に …

お客様に選んでいただくために重要な2つの問いとは?

■「プロコーチ入門講座」を受講   金曜日に銀座コーチングスクールさんの「プロコーチ入門講座」を受講しました。 わたしは、今年こそプロコーチになります!(宣言)   その第一歩とし …

習慣化における「ニーズ」と「ウォンツ」。習慣化のニーズを探る5つの質問とは?

習慣化がうまくいかない人は「ウォンツ」を目標にしている場合が多いことに気づきました。 習慣化で重要なのは明確な「ニーズ」です。   スポンサーリンク   「ニーズ」と「ウォンツ」の …

【書評】「ぼくの人生はだれのもの?」本田直之さん

■本田直之さんの新刊を読みました 本田直之さんの新刊「ぼくの人生はだれのもの?」(プレジデント社)を読了しました。 【今日のお勧め本:ぼくの人生はだれのもの? 】 ぼくの人生はだれのもの? poste …

視点を変えて問題解決!問題をリフレーミングするための9つのユニークな質問

「問題」は、問題をトラブルと捉えるから問題になるのですよね。 問題ととらえなければ「課題」や「タスク」です。 問題を問題にしないためには、視点をとらえ直す質問が有効です。     …

検索

当ブログの管理人

【当ブログの管理人】
似顔絵イラストphoto3

■肩書:良習慣プロフェッショナルコーチ

■キャリア
・ビジネス書作家
・早起きコンサルタント
・国際コーチ連盟(ICF)アソシエイト認定コーチ(ACC)
・トライアスリート
・100kmウルトラマラソンランナー
・会社員

など、複数の活動をしている複業家。
1975年生まれ。茨城県出身、東京都在住。

良習慣を定着させるコーチングによって、クライアントの人生を変えるサポートをしている。

サポートしたクライアントは良習慣の定着によって、独立起業、複業家デビュー、セミナー講師デビュー、電子書籍出版などの目標達成を果たしている。

■公式メディア
「良習慣の力!」ブログ管理人
「複業で自分を磨く良習慣」メルマガ発行者

さらに詳しいプロフィールはこちら

Facebookページ

メールアドレスを記入していただければ、ブログ更新をメールで受信することができます。