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「聞く・聴く・訊く・効く・利く」の違いとは?

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コーチングでは、日本語の「きく」を5種類で区別するようにしています。

意味の違いや活用法を知っておきましょう。




 

『良習慣コーチング塾』を開塾

昨日は、『良習慣コーチング塾』の第1回目セミナーを開催しました。

コーチングの知識をお伝えする。

コーチングの実践の場を提供する。

そして、コーチングスキルを身につけていただく。

そのようにして、1年をかけて総合的にコーチングの学びと実践の講座をつくること。

これは、私の今年の大きなゴールです。

その1回目が、昨日でした。

よく考えてみると、コーチングの内容をお伝えするセミナーは初めてだったんですよね。

新鮮でした。

さて、コーチングのセミナーをやってみた感想は、どうだったか。

とてもとても、楽しかったんですね。

セミナーが終わったあと、有料の会議室で「いやー、おもしろかった!」とひとり言をいうくらいに(笑)。

これから1年で、受講生のみなさんがどれだけすばらしいコーチになるのか。

そのために、私は強く関わっていきます(暑苦しいくらいに・笑)。

楽しみです。

 


 

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5種類の「きく」を区別する

第1回目のセミナーでどうしてもお伝えしたかったのは、

・きく

という行為を区別することです。

「きく」。

たいていの人にとって、「きく」という行為は、普段からあまり意識することはないと思います。

たとえば、耳をふさがない限りは、音が聞こえてくるからです。

でも、コーチングで意識する「きく」は細かく違っています。

どんな違いがあるのでしょうか。

日本語には、「きく」にあたる漢字が5つもあるんですね。

それは、

1:聞く

2:聴く

3:訊く

4:効く

5:利く

です。

コーチングでメインに使うのは、どの「きく」だと思いますか?

あなたも考えてみましょう。

正解は、

2:聴く

です。

簡単だったでしょうか。

もちろん、あくまでも教科書的な分類です。

プロの立場から考えると、コーチングセッションでは5つの「きく」を使い分けたりします。

でも、基本的には「聴く」です。

この「きく」の意味を知り、区別すること。

それがコーチングのスタートだと考えています。

ですから、『良習慣コーチング塾』第1回目の講座でお伝えしたかったんですね。

 

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「聞く・聴く・訊く・効く・利く」の違いとは?

さて、この「きく」。

どのように意味を分類すればいいのでしょうか。

これは、英語から考えると区別しやすいです。

それぞれに当てはめてみると、

1:聞く=hear

2:聴く=listen

3:訊く=ask

4:効く=effect

5:利く=identify

です。

 

1:聞く=hear

1つ目の「聞く」は、英語でhearにあたる言葉。

これは、

・音を感じとる

という感覚です。

音は、聞こうと思わなくても耳に入りますよね。

たとえば「テレビの音が聞こえる」とか、「遠くから滝の水音が聞こえてきた」という感じです。

 

2:聴く=listen

2つ目の「聴く」は、英語でlistenにあたります。

意味は、

・集中して心から聴きとる

という感覚です。

意識して、注意を向けないと、聴くことはできません。

ですから、「傾聴」という言葉には「聴」という漢字が使われているんですね。

コーチングで使うのは、この「聴く」です。

 

3:訊く=ask

3つ目の「訊く」は、英語でask。

意味は、

・訊ねて答えを求める

という感覚です。

「道を訊ねる」と使われたり、「訊問する」という言葉に使われます。

「強制的に答えを求める」というニュアンスがありますね。

 

4:効く=effect

4つ目の「効く」は、英語だとeffectです。

意味は、

・効果が出る

です。

「作用や効果が現れてくる」という感覚ですね。

ですから「有効」とか、「薬が効いてきた」と使われます。

 

5:利く=identify

5つ目の「利く」は、identifyです。

意味は、

・識別する

です。

私のイメージは利き酒師やソムリエの方。

口にしたお酒から、原料や産地を識別できます。

理解して、分別できるという意味で「利く」という感覚なんですね。

 

4月20日は何の記念日?

折しも、昨日の4月20日は、

・「聴く」の日

という記念日でした。

そんな記念日に「良習慣コーチング塾」の第1回目のセミナーを開催できたのは、うれしい偶然です。

私にとっても4月20日は、「良習慣コーチング塾」を開講した記念すべき日となりました。

毎年4月20日は、「聴く」ことの大切さを実感する日にしていきます。

よく言われるように、私たちの器官は、

・口は1つ

ついていますが、

・耳は2つ

ありますよね。

これは、「人の話は2倍の注意力で聴くように」ということだと言われています。

「俺が、私が」と一方的に話すのではなく、相手が30分話したら、自分は15分にする。

その分、相手の話を聴くことが大事だということです。

さて、あなたは身近な人たちの話をどれくらい「聴く」ことができているでしょうか。

おすすめは、相手が話しているときは、自分から相手の話をさえぎらずに、最後まで「聴き切る」こと。

それを意識するだけで、あなたのコミュニケーションに変化がおきます。

ぜひ、トライしてみましょう。

 


 

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■編集後記

昨日は、朝6時から「習慣化オンラインサロン」の朝活に参加。

夜は「良習慣コーチング塾」を開催しました。

無事に開催ができて良かったです。(^^)


 


 

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など、複数の活動をしている複業家。
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