行動の習慣

ディスラプティングの手法でやめたい習慣を手放そう

投稿日:2020/09/07


暴飲暴食やスマホのネットサーフィンなど、あなたに「やめたい習慣」はあるでしょうか。

やめたいときは「ディスラプティング」という手法を試してみましょう。




 

脳は否定形の言葉を区別できない

「押すなよ!絶対押すなよ!」

そう言いながら、上島竜兵さんが熱湯風呂に押されてしまう。

ダチョウ倶楽部さんのそのような鉄板ネタがあります。

私はけっこう好きです。(笑)

じつはこのコント、人間の心理をうまくついているのです。

脳は否定形をうまく意識することができません。

ですから「やったらだめだよ」という否定の言葉を認識できず、やってしまうほうを選んでしまいがちなのです。

よく出てくるのが「ピンクのゾウを想像しないでください」というフレーズ。

「想像しないでください」と否定されているのにもかかわらず、思わずピンクのゾウを想像してしまうのが人間の心理なのです。

ですから、ダチョウ倶楽部さんのネタは「押すなよ!絶対押すなよ!」と言いながら、押されてしまいます。

「だめだよ」と言いつつ、その流れを観ることを楽しみにしてしまう。

それが私たち人間の脳の仕組みなのです。

 


 

【お知らせ】

■【発売中】目標設定セミナー(音声教材)

■【発売中】「早起き習慣化セミナー」動画・音声教材

■「習慣化オンラインサロン」新規メンバー募集中!
~月額5,500円(税込)で最高の「続ける」環境が手に入る~
「習慣化オンラインサロン」のご案内

■【発売中】『何でも「続く人」と「続かない人」の習慣』

パーソナルコーチングのお申込み

「皇居ラン&コーチング」サービス

メルマガ「複業で自分を磨く良習慣」のご案内

伊藤 良のプロフィール





本能の欲求に逆らう難しさ

人間は、欲求を目の前にすると逆らうことが難しい生き物です。

もちろん、確率論でいえば「できるか、できないか」の50%ずつのはず。

でも、欲に従ってしまうことが多いのです。

もしも、私たちが欲に流されなかったら、これだけダイエットに苦しむ人はいないはずですよね。

「甘いものを食べるのをやめよう」と思っていても、大好きなスイーツが目の前にあったら食べてしまうのが私たち人間なのです。

「スマホをダラダラと見るのはやめよう」と思っていても、手持ち無沙汰になると時間がもったいなくてスマホをチェックしてしまう。

寝る前は「もう二度寝しない。5時30分に起きよう」と思っていても、朝のアラームがなると「誰だよ、5時30分に目覚ましなんてかけたのは!」といって怒るわけです。

やめたい習慣こそ、欲と結びついていたりするものなのですよね。

南カリフォルニア大学で習慣の研究をしているウェンディ・ウッド教授は、この悪習慣を防ぐ方法を発見しました。

その方法を「ディスラプティング」と呼びます。

「ディスラプティング」とは、日本語で「混乱させる」という意味です。

やめたい習慣が発生しそうになったタイミングで、混乱を起こすようなしかけをするということです。

では、「ディスラプティング」とは具体的には何をするのでしょうか。

 


■スポンサーリンク




やめたい習慣の「ひとつ前の行動」に変化を加える

「ディスラプティング」のステップは3つ。

まずはやめたい習慣への欲求があることを素直に認めること。

次に、やめたい習慣への欲求が起きるポイントを発見すること。

最後に、発見ポイントを混乱させること。

これが「ディスラプティング」の構造です。

やめたい習慣が発生するタイミングとして、ダイエット中なのに帰りにコンビニについ立ち寄ってしまうことがあるとします。

「とくに買いたいものがあるわけではないのにコンビニで何か買ってしまうな」とか、「この道を通ると、ついお店に入ってしまうな」というやめたい習慣が発生するポイントを見つける。

それが起こらないような工夫を考えるのです。

さらに、「ディスラプティング」では、悪習慣が実行される「ひとつ前の行動」を混乱させます。

たとえばダイエットをしているなら、茶碗のサイズを小さくする。

いつもの帰り道でコンビニに立ち寄ってしまうなら、ルートを変える。

飲みすぎて暴飲暴食になってしまうなら、ノンアルコールビールにする。

そのようにして、やめたい習慣そのものを抑えるのではなく、

・やめたい習慣が起きる「ひとつ前の行動」を変える

ことで、やめたい習慣を発生しないようにするわけです。

私の成功例としては、たとえば、

・お酒を飲みすぎて二度寝することをやめたい→早起きするためにノンアルコールビールや炭酸を飲んで早寝する

・ブログを書く時間に悩んで時間だけがすぎていくことを回避したい→事前にネタ出しだけの時間をとる

・帰宅時のコンビニ寄り道での散財を防ぎたい→降車駅でオーディオ教材を再生しながらゆるくランニングをする

という感じですね。

やめたい習慣が発生する「ひとつ前の行動」を変えることで、できるだけ悪い流れを断ち切ろうとしています。

このようにして、やめたい習慣の「ひとつ前の行動」に変化を加えることが重要です。

この「ディスラプティング」で、やめたい習慣の発生を防ぐのです。

ここはあなたの状況によっていろいろと工夫やアイデアが活用できるところです。

ぜひ楽しんで「ディスラプティング」にトライしてみましょう。

 


 

【お知らせ】

■【発売中】目標設定セミナー(音声教材)

■【発売中】「早起き習慣化セミナー」動画・音声教材

■「習慣化オンラインサロン」新規メンバー募集中!
~月額5,500円(税込)で最高の「続ける」環境が手に入る~
「習慣化オンラインサロン」のご案内

■【発売中】『何でも「続く人」と「続かない人」の習慣』

パーソナルコーチングのお申込み

「皇居ラン&コーチング」サービス

メルマガ「複業で自分を磨く良習慣」のご案内

伊藤 良のプロフィール


 

■スポンサーリンク




 

■編集後記

昨日は、朝からコーチングセッションを2件。

午後は家族4人で妻の実家へ。

その後、ひとり暮らしに戻る息子を駅まで見送り、そのままタリーズでひとりビジネスに取り組みました。


 


 

【メルマガを発行しています】

テーマは「複業(マルチキャリア)を成功させる方法」です。

あなたがひとりで複数のビジネスをおこない、ご自身の人生を充実させていくノウハウにご興味があれば、ぜひご登録をお願いいたします!

▼メルマガのご案内はこちらから
メルマガ「複業で自分を磨く習慣」のご案内

▼ご登録は下記よりお願いいたします!



「複業で自分を磨く習慣」メルマガ登録フォーム
  *
  *
メールアドレス  *

 


 

■スポンサーリンク

-行動の習慣

執筆者:

関連記事

「行動力がある人」になるための考え方とは?

「失敗とは、成功から遠ざかるものだ」と考えるか。 それとも、「失敗とは、今のままだと成功に近づかないと教えてくれるものだ」ととらえるのか。 あなたはどちらでしょうか?   「失敗」についての …

「もっとストイックな自分になりたい!」ときは何をすればいいのか

あなたは「もっとストイックな自分になりたい」と考えたことはあるでしょうか。 以前より「ストイックレベル」が少しだけ上がった私(当社比)が何をしたか考えみました。   仕事納めでも「パーッっと …

習慣化では記録が大事。記録→発信の3ステップ、3つの「見える化」メリット、5つの記録スタイル。

行動習慣を続けるために重要な「記録」。 そこで、 ・記録の3ステップ ・記録の3つのメリット ・5つの記録スタイル について記事にしてみました。   継続のために重要な「記録」のパワー 物ご …

動画の「沼」にハマって抜け出せなくなりそうになったときの回避策

あなたは、ドラマやアニメなどを連続で見すぎてしまうときはありませんか? そんなときは、「あえての非効率」を試してみましょう。   動画のサブスクリプション(定額)サービスの増加 Amazon …

行動できないときは、行動レベルの5段階をチェックしてみよう

行動できないときは、自分の行動パワーがどの段階にあるのかチェックしてみましょう。   自分を動かすパワーとは? 私たちが自分を動かすパワーがあります。 パワーの種類は5つ。 それが5段階にな …

検索

当ブログの管理人

【当ブログの管理人】
似顔絵イラストphoto3

■肩書:良習慣プロフェッショナルコーチ

■キャリア
・ビジネス書作家
・早起きコンサルタント
・国際コーチ連盟(ICF)アソシエイト認定コーチ(ACC)
・トライアスリート
・100kmウルトラマラソンランナー
・会社員

など、複数の活動をしている複業家。
1975年生まれ。茨城県出身、東京都在住。

良習慣を定着させるコーチングによって、クライアントの人生を変えるサポートをしている。

サポートしたクライアントは良習慣の定着によって、独立起業、複業家デビュー、セミナー講師デビュー、電子書籍出版などの目標達成を果たしている。

■公式メディア
「良習慣の力!」ブログ管理人
「複業で自分を磨く良習慣」メルマガ発行者

さらに詳しいプロフィールはこちら

Facebookページ

メールアドレスを記入していただければ、ブログ更新をメールで受信することができます。