良習慣づくりの習慣

継続の秘訣は「がんばる」をひき算すること

投稿日:


こんにちは。
良習慣プロフェッショナルコーチの伊藤良です。

私が観察していて「あの人の行動力はすごいな」と感じる人たちがいます。
ただ、彼らは、なぜか「めっちゃ汗をかいて必死にがんばっている」感じに見えなかったりします(失礼かもしれませんが)。

いったい、なぜなのでしょうか。




 

アウトプットの「貯金」がゼロになる

ブログやメルマガなど、日々のアウトプットの記事。
コツコツと前倒しする習慣が定着していました。

もちろん、できないときもあります。
それでも、何らかのストックは、ちょっとずつ増やしていたんですよね。

それが、先週末に体調を崩してしまい……。
アウトプットの前倒しとしてストックしていた分を、すべて放出してしまいました。

結果、私のアウトプット在庫は、ゼロの状態に陥りました。
アウトプットのネタが、自転車操業になっている状態です。

ストックがある状態に慣れていると、在庫ゼロという状態にプレッシャーを感じます。
以前の私が、ストックをつくれていない時期と同じ状態のはずなのですが。

ふと、「この構図、何かに似てるな」と思ったんですが。
お金と似ているんですね。

貯めるときはコツコツとしかできない。
しかも、貯めるときには、マイナスやプラマイゼロからプラスに持っていくための労力がそれなりに必要です。
単に「0→1」じゃなくて、プラス5くらいを目指すとようやく1になるみたいな。
そんな引力がかかっているような感覚です。

それなのに、使うときは一瞬で無くなることがあります。
「時間が溶ける」という表現がありますが、そんな感じに似ているように思います。

では、どうするのか。
またイチから前倒しをやり直すしかありません。
「ここからまたがんばらないと!」という意気込みですね。

 


 

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「がんばりすぎ」のデメリット

前倒しするための必須条件があります。
それは、「現在の仕掛かりタスクをゼロにする」ということです。
借金があったら、貯金ができないのと同じですね。

ですから、私は仕掛かりをゼロにする必要がありました。
そのため、昨日は朝から文章を書きまくっていました。

朝、自宅で複業メルマガを1000文字程度。
週刊メルマガを朝の通勤、会社のランチタイム、退勤後の電車の中、そしてスタバで7100文字程度。
さらに、スタバでこのブログを1700文字程度。
合計で、9800文字を書くこととなりました。
もちろん、「AI不使用」です。

私としては「自分、がんばったな」と。
体調不良から、よくぞカムバックしたなと。
そう思いたくなるんです。
自分にやさしいので……(笑)。

ただ、この「がんばった感」。
良習慣づくりには、注意なんですよね。

なぜなら、「がんばりすぎ」は、継続には「両刃の剣」になる危険性があるからです。

実際、以前の私(続かない人のとき)は、自分なりにけっこうがんばっていたんです。
会社の仕事とか、複業の個人ビジネスなど。
学生時代の体育会系のノリを活かして。

でも、つかれてばかり。
それなのに、肝心の成果は、いっこうについてきません。
「おかしいな……。こんなにがんばっているのに」と。
こうなると、やめたくなったり、あきらめたくなったりするんですよね。
私たちは、「がんばる→すぐに報われる」が好きですから。

実際、当時の私は、自分なりにはがんばっていたのだと思います。
ただ、がんばる方向性を間違えていたんですね。

ですから、精神力や意志力を浪費。
当然、がんばった反動がやってきます。
結果、「つ、つかれた……。」となってしまい、続かなくなってしまっていたんです。

 

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「がんばる」をひき算してみる

この私の失敗の構図。
運動にたとえてみると、よくわかります。

フルマラソンを走る必要があるのに、100メートルの短距離走をダッシュしているようなものです。
「がんばって」走っているので。

当然、つかれてしまい、最後まで持久力が持たないですよね。
本人としては「全力でがんばったのに、ダメだった……。」という結果になってしまうわけです。

運動ならすぐわかるんですが、良習慣づくりや目標達成だとなぜか気づかないのが私たちだったりします。
そのため、注意が必要なんですよね。

もっと悪い状況になると「がんばったのに報われない!」とイライラして、食べ過ぎや飲み過ぎたり、ほかの人に当たってしまうこともあります。
がんばりすぎたばっかりに、報われないストレスから、さらに悪循環に陥ってしまう。
これ、以前の私の「あるある」なんですよね、本当に。

では、どうすればいいのでしょうか。
発想を変えて、「がんばる」を手放してみましょう。

たとえば、
・人:「1人でがんばる」をやめて、チームで取り組む
・ツール:「時間をかけてがんばる」のではなく、生成AIを活用してみる
・仕組み:「根性でがんばる」よりも、仕組みで自分を動かす
などを活用すれば、「がんばる」を減らせるかもしれませんよね。

私自身は、
・「良習慣塾」メンバー向けのセミナーのために良質なインプットを習慣にする
・「ブログとメルマガを毎日発信する」という宣言をして、アウトプットを習慣にする
・スイムスクールに入会して、毎週通う仕組みにする
というように工夫をしてみて、うまくいっている部分もあります。

そのように「がんばる」を使わないわけではなく、最終手段にしておいて。
できるだけ「工夫」や「仕組み」で自分を動かすようにしてみるわけです。
すると、がんばりすぎずに結果を出すことにつながるはずです。
むしろ、「がんばりすぎて続かなくなる事例」のほうが、世の中に多数ですから……。

私が観察していて「あの人の行動力はすごいな」と感じる人たちが、「めっちゃ汗をかいて必死にがんばっている」ように見えない理由。
それは、ツール、仕組み、工夫などを活用しているからなのです。

さて、あなたの良習慣づくりから「がんばる」をひき算してみたら、どうなるでしょうか。

 


 

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■編集後記

昨日は、1日を通して執筆デー。
・複業メルマガ
・週刊メルマガ
・ブログ
で10000文字近く書いてしまいました。

「ボリュームを抑えて、もっとコンパクトに」と意識したのに……。
コントロールが良くないですね。(^^;)


 


 

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・国際コーチ連盟(ICF)アソシエイト認定コーチ(ACC)
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・会社員

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1975年生まれ。茨城県出身、東京都在住。

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