読書の習慣

「孤独ちゃん」を恐れずに仲良くなるための3つの方法

投稿日:2021/01/14


「孤独」を必要以上に恐れていると、自分の本音に気づかくなるというリスクがあります。

自分の本音に向き合うためには「孤独」や「寂しさ」という感情は大切な味方になるのです。




 

「孤独」は悪いことなのか?

「孤独」は寂しくてつらいもの。

長い間、「孤独」をそのようにとらえていました。

なぜなら、「孤独」という言葉からイメージされることは、

・ひとりぼっちは悪いこと

・ほかの人に嫌われていること

・周囲に必要とされていないこと

といったイメージがあったからです。

なんとなくネガティブな感じですね。

ですから、スケジュールがうまっていないと不安になる。

誰からも見向きされず、世界から取り残されたような感覚になることもありました。

ですから、「孤独」は私にとって避けたい気持ちだったのです。

しかし、習慣化や心理学を学んでいく中で、「孤独」へのとらえ方に変化が起きてきました。

単純に、

・「孤独」=さみしい

とは思わなくなったのです。

むしろ、「孤独」の時間は大事だととらえるようになってきました。

そのため、「孤独」の時間を確保して、

・目標を設定する

・人生計画をたてる

・思考を整理する

・自分の感情を味わう

・やりたいことを感じる

ということをおこなうようになりました。

むしろ自分から積極的に「孤独」になるようにしているのです。

結果、以前よりも「孤独」が怖くなったのです。

では、なぜ「孤独」が怖くなくなったのか?

うまく言語化できていませんでした。

そのもやもやを解消してくれたのが本『「孤独ちゃん」と仲良くする方法 「さみしいのは私だけ?」と思っているあなたへ』です。

Instagramでおよそ10万人フォロワーに支持されているメンタルトレーナーの古山有則さんが書かれている本書。

ここに、私が感じていた「孤独」を恐れなくなった理由が書かれていたのです。

 


 

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私が「孤独ちゃん」と仲良くなれた3つの理由

私はいかにして「寂しさ=孤独ちゃん」を避けなくても大丈夫になったのか?

そう思えるようになった理由が本書に書いてあったので、3つピックアップしますね。

 

理由1:「孤独」は自己理解のツールだから

“寂しさは、本音と向き合うための自己理解のひとつだと位置づけてみましょう。
「寂しい」という感情に蓋をして、見て見ぬふりをするのは簡単です。
でも、別のことで紛らわせて瞬間的に満たされても、解決にはつながりません(P18)”

本書のたとえが興味深いです。

それは、「寂しさ」は虫歯のようなものだというメタファー。

虫歯に対して痛み止めの薬を飲んでも、虫歯が治ったわけではありません。

根本的に治療するためには、歯科治療をしなければならないのです。

同じように、寂しさを感じるとしたら、その寂しさはどこからやってきているのか。

原因に向き合わなければ、根本的には治らないのですね。

そのためにも「寂しさ」を感じたらそれが自問自答のきっかけになるわけで、

“「寂しさは自分を変えるチャンス」(P18)”

ということになるわけです。

すてきなとらえ方ですよね。

 

理由2:「孤独」は成長していくのに必要不可欠だから

“「ひとりの時間がある」というのは、成長していくのに必要不可欠なこと。
ひとりの時間を確保できないと、今後の自分の未来について考えることができないのです。(P21)”

私が収集している名言のひとつに「ひとりのときの自分が本当の自分」というものがあります。

ひとりのときに、スマホやネットニュースに逃げず、人生の目標を考えることができるかどうか。

本気で人生を考えているなら、目標を考えるはずです。

そこで未来が変わってくると感じています。

まさに、ひとりのときに自分が試される。

そのような本音を確認するためには、ひとりになることが手っ取り早いです。

そうして、「孤独」を成長につなげるのです。

あなたは、ひとり時間に何をしているでしょうか?

さて、この流れで、次のメッセージも響きました。

“理想は、あなたという「個」が成長し、成長した同士で交流すること。
「個」を成長させずに、ただ寂しいというだけで、友人や恋人などと過ごしていると、誰かに寄りかかっていないと生きていけなくなってしまいます。(P23)”

そうなのですよね。

私たちが成長していい環境をつくりたければ、「個」としての自分が成長しなければなりません。

時代や環境の変化は自然にやってきますが、「個」として進化したければ自己成長していくことが欠かせないのです。

 

理由3:「孤独」は否定するものではないから

“「寂しさ」は誰しも感じるもの」
そう覚えておきましょう。
私たちは、この寂しいという感情を、つい「消そう」としてしまいますよね。
「寂しい」という感情を感じることはいけないことだと、思い込んでしまうのです。
でも私は、この感情を消そうとは思いません。
「孤独ちゃん」は否定せず、受け入れるものです。
「受け入れる」とは抽象的な言葉なので、「抱きしめる」「包み込む」とイメージするとわかりやすいでしょう。(P177)”

『「寂しい」という感情を感じることはいけないことだと、思い込んでしまう』とは、まさに以前の私が思い込んでいたことです。

ですから、心が「寂しい」というサインを出していても、「いやいや、平気だから」とスルーしていました。

するとどうなるか。

「寂しい」という感情がもっと大きくなってくるのです。

「寂しい」という気持ちが人格を持って「ねえねえ、ずっと寂しいって言ってるんだけど、聞こえてないの?」という感じですね。

そうなると、受け入れるまで消えません。

それまで無視すると、今度は自分の好きなことややりたいことまでわからなくなるのです(このような状態になってしまっている人たちがいかに多いか・・・。ですから、コーチングに取り組んでいます)。

そうならないためにも「孤独ちゃん」を「受け入れる」「抱きしめる」「包み込む」ということが必要なのです。

個人的には「孤独ちゃん」を「抱きしめる」という表現が好みですね。

 

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「孤独ちゃん」を「抱きしめる」3つの方法

では、「孤独ちゃん」を「抱きしめる」ためにはどうすればいいのか。

私が取り組んでいる「孤独ちゃん」を「抱きしめる」方法を3つご紹介いたします。

 

おすすめ1:ひとり戦略会議

人生を変えるきっかけは、内省から起こる「深い気づき」にあります。

その意味でおすすめなのが「ひとり戦略会議」。

目標を確認し、ふり返りとプランニングをおこないます。

ここでは「次はどんな実験をしようか」というアイデアを出すことが大事です。

ただぼんやり生きているとなかなか「実験しよう」と思えないのですよね。

だからこそ「ひとり戦略会議」の時間を大事にしています。

「ひとり戦略会議」でセルフコーチング。質問で自分の内面を探求しよう。 | 【良習慣の力!】ブログ

 

おすすめ2:モーニング・ページ

「モーニング・ページ」はシンプル。

ノートを広げて、思いつくままに自分の感情を書いていくだけです。

目標はノート3ページ。

書きまくると爽快です。

ただ、そこに縛られすぎず、感情がのるように書くのがポイントです。

思考を手放し、感情で手を動かすイメージですね。

自分の本音がわかって笑ってしまうこともあれば、あまりの弱さに落ち込むこともあったりします。。。

「モーニング・ページ」の習慣。5つのメリットと3つのデメリット | 【良習慣の力!】ブログ

 

おすすめ3:感謝日記

じつは感謝することこそ、「孤独」な時間におこなうべきだと考えています。

感謝日記を書いていると、ふと込み上がる周囲への感謝の気持ち。

あの深い味わいこそ、深い感謝だととらえています。

大事なのは、感謝するから日記を書くのではありません。

感謝日記を書くから、丁寧な感謝ができるということです。

順番を間違えないように注意しましょう。

「感謝の気持ち」という種を心の庭で育てる方法 | 【良習慣の力!】ブログ

 

まとめ

古山さんは、1冊目から一貫して

“あなたが今、どんな状況・状態だったとしても価値がある”

という主張を伝えられています。

とてもすてきなメッセージですよね。

メッセージのように、等身大の自分を受け入れて毎日をすごしていくこと。

そういう生き方を、もっと多くの方ができれば世界は変わるでしょう。

そのためにも、まずは私たち「個」が「孤独ちゃん」とうまくつき合うことが必要。

本書には、そのためにヒントやアドバイスがたくさんつまっています。

 


 

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■編集後記

昨日は、朝6時の「習慣化オンラインサロン」朝活からスタート。

妻が私の職場近くまで来たのでランチタイムを一緒に。

ずっと気になっていたお店に訪問できました。

長年の未完了タスクを1つクリアした気分です。(^^)


 


 

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・トライアスリート
・100kmウルトラマラソンランナー
・会社員

など、複数の活動をしている複業家。
1975年生まれ。茨城県出身、東京都在住。

良習慣を定着させるコーチングによって、クライアントの人生を変えるサポートをしている。

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