コミュニケーションの習慣

コミュニケーションの質を劇的に高める方法

投稿日:2020/11/19


コミュニケーションの質を高めるためどうするか。

その内容をセミナーで開催したので、内容をレポートしていきます。




 

「コミュニケーションとは、ユニコーン(一角獣)のように捉えどころがない」

昨日は、主催している「良習慣塾」でセミナーを開催しました。

今回のテーマはコミュニケーション。

奥が深いテーマです。

「コミュニケーションとは、ユニコーン(一角獣)のように捉えどころがない」

これはピーター・ドラッカー氏の言葉。

ユニコーンとは、角の生えた幻の動物のこと。

要は、イメージとしてわかっていても、見つけることは難しいものだということです。

マネジメントの父と呼ばれていたピーター・ドラッカー氏であっても「コミュニケーション」をとらえどころがないものだと感じていたのです。

私自身、プロコーチというコミュニケーションスキルをビジネスにしています。

それだけに、コミュニケーションの難しさを日々感じているわけです。

これほど変数が多いスキル、私はほかに思いつきません。

しかも正解はわかりません。

人ぞれぞれに正解が違うからです。

それをセミナーにする。

これは簡単ではないでしょう。

正直なところ、避けて通ってきました。

なぜなら、不安があるからです。

というのは、偉そうにコミュニケーションを語っているとき。

「良習慣塾」メンバーから、「なるほど、言いたいことはよくわかりました。それで、、、伊藤さんはできているんですか?」と言われると、「・・・(滝汗)」とならざるを得ません。(笑)

早起きやブログをテーマにしたセミナーなら伝えられるわけです。

「それなりにやっています」と言えます。

毎日、朝は遅くとも5時すぎには起きています。

ブログも2600記事以上書いてきました。

そういった「事実」があります。

それが「コミュニケーション」となると「事実」がありません。

そうなると何をよりどころにすればいいのか迷います。

ですから、まさに

“コミュニケーションとは、ユニコーン(一角獣)のように捉えどころがない”

というわけです。

でも、だからこそ「良習慣塾」トライできるテーマでもあると考えたのです。

結果、トライしてみてとても手応えを感じることができました。

 


 

【お知らせ】

【発売中】動画『価値観を探求する習慣』セミナー

【新刊】『充実の夜時間をつくる17の良習慣』(Kindle)

無料メルマガ『複業で自分を磨く良習慣』

週刊メルマガ『良習慣ラボ:あなたが「続く人」に変わるメルマガ』

パーソナルコーチングのお申込み

伊藤 良のプロフィール





コミュニケーションセミナーの内容についてレポート

今回のセミナー内容のメインは、

1:コミュニケーションの5つのレベル

2:コミュニケーションの3つの大前提

3:伝わるコミュニケーション5つのコツ

です。

 

1:コミュニケーションの5つのレベル

1つ目は、コミュニケーションのレベルを5つにわけて考えること。

5つのレベルとは、

・レベル1:情報

・レベル2:知識

・レベル3:意見

・レベル4:信念

・レベル5:生き方・自己基準

です。

円すいにみたてると、下に行けば行くほどその人のコミュニケーションの質はパワフルになります。

一般的に「コミュニケーション」というと雑談や表面的な会話のことをイメージする人があるかもしれません。

でも、それはレベル1やレベル2の質のコミュニケーションなのですね。

「あの人は軸がブレていないよね」と思う人は、レベル4やレベル5がしっかりしているのです。

 

2:コミュニケーションの3つの原則

2つ目は「コミュニケーションの3つの原則」です。

それは、

(1)人は相手も同じ行動をとるという思い込みがある

(2)2つの別の物語が進行している

(3)伝える人の欲求と受けとる人の欲求は違う

という原則。

どれもとても興味深い原則です。

私がはじめてこの3つを学んだときは衝撃を受けました。

「ああ、、、わかる」という感覚だったので。

とくに「2つの別の物語」はよくある話です。

たとえば、会話をしているときに、次のようなことを考えたことがあるのではないでしょうか?

「相手の話を聞いているのに、思わず別のことを考えてしまう」

「話を聞きながら、自分が次に何を話すか考えている」

「相手の話が終わったら質問しようと待ち構えている」

どうでしょうか?

この状態になると、相手の話は50パーセントくらいしか頭に入っていないのではないでしょうか(笑)

 

3:伝わるコミュニケーション5つのコツ

3つ目は「3:伝わるコミュニケーション5つのコツ」です。

その5つは、

(1)目的を明確にする

(2)結論から話す

(3)相手にして欲しい行動を伝えてから話す

(4)事実と意見を分ける

(5)逆説を使わない

です。

この中でも(2)と(3)は日常ですぐに使える考え方です。

また、日常でコミュニケーションのずれを多く見聞きするのも(2)と(3)、あとは(4)ですね。

コミュニケーションミスがよく起きているポイントです。

ここは「シンプルに」「短くする」「フレーズを活用する」ということで対策をお知らせしました。

 

ワーク:「セルフイメージを明確にする質問集」にひと言で答える

最後に、ワークとして「セルフイメージを明確にする質問集」に取り組みました。

ただ取りくんでもおもしろくないので、制限をつけます。

その制限とは「ひと言でいうと」というフレーズを頭につけてから解答すること。

たとえば、

“Q:○○さんって自分をどんな人間だと思っていますか?”

という質問。

いろいろと説明したくなると思います。

でも、そこをあえて「ひと言でいうと」というフレーズから入る。

すると、本当にひと言になるのですね。

そうして出てきた「ひと言」というのは、凝縮されています。

 


■スポンサーリンク




大事なのは相手が「わかる範囲」を理解してから伝えること

最後に、コミュニケーションで私が大きく誤解していたことを告白してまとめます。

私が40年以上、コミュニケーションについて誤解していたのは、

・自分(伝える側)がスキルアップすれば、相手に伝わるようになる

ということです。

ですから、

・話すスキル

・短く伝えるスキル

・プレゼンテーションスキル

などを学んできたわけです。

でも、違ったのです。

これだけだと方向性がずれているのです。

もちろん、これらのスキルを学ぶことは大事です。

伝わるコミュニケーションのために一生磨き続けなければなりません。

ただ、もっと大事なのは、

・相手が「わかる範囲」を理解してから伝える

ということなのです。

たとえば、私が3歳の赤ちゃんに向かって「習慣化で重要なのはベイビーステップです」と伝えたとします。

・・・伝わりませんよね。(笑)

でも、習慣化コミュニティーにいる友人たちには伝わります。

「わかる範囲」が大きいからです。

そこを理解してから伝えることをはじめなければ、本当の意味で相手には伝わりません。

伝わらなかったら、コミュニケーション不全です。

そうならないためにも、

・相手が「わかる範囲」を理解してから伝える

ということを意志してみましょう。

あなたのコミュニケーションの質を変えるためのヒントになっていたらうれしいです。

 


 

【お知らせ】

【発売中】動画『価値観を探求する習慣』セミナー

【新刊】『充実の夜時間をつくる17の良習慣』(Kindle)

無料メルマガ『複業で自分を磨く良習慣』

週刊メルマガ『良習慣ラボ:あなたが「続く人」に変わるメルマガ』

パーソナルコーチングのお申込み

伊藤 良のプロフィール


 

■スポンサーリンク




 

■編集後記

昨日は、朝6時の「習慣化オンラインサロン」朝活からスタート。

夜は記事のとおり主催している「良習慣塾」でセミナーを開催。

テーマは「コミュニケーションの達人」でした。

このテーマほど「やりづらいな・・・(汗)」と思うテーマはありません。

「で、あなたは完ぺきなの?」と言われたら滝汗なので・・・(笑)

でも、どうしても伝えたいことだったのでコンテンツにしました。(^^)


 


 

【メルマガを発行しています】

テーマは「複業(マルチキャリア)を成功させる方法」です。

あなたがひとりで複数のビジネスをおこない、ご自身の人生を充実させていくノウハウにご興味があれば、ぜひご登録をお願いいたします!

▼メルマガのご案内はこちらから
メルマガ「複業で自分を磨く習慣」のご案内

▼ご登録は下記よりお願いいたします!



「複業で自分を磨く習慣」メルマガ登録フォーム
  *
  *
メールアドレス  *

 


 

■スポンサーリンク

-コミュニケーションの習慣

執筆者:

関連記事

自分の商品メニューやサービスをつくるコツは、対象者を「過去の自分」に設定してみること。

先日参加したセミナーで、「伊藤さんは、週末起業の1番最初のメニューを、どんな風に考えてつくったんですか?」と質問を受けました。 私は、「過去の自分に向けてつくりました。・・・考えてみると今も同じですね …

過去の悪い原因を問い詰める「なぜ?」より、未来の改善を求めて「何を」と考える習慣を身につけよう!

  こんにちは、伊藤です。 あなたは、部下や後輩、子どもがあなたの望む行動をとらなかったとき、 「なぜ、〜しなかったのか?」 と聞いていませんか? ぼくは、「なぜ?」よりも、 「何があなたの …

活躍する人と停滞する人のコミュニケーションの違いとは?

「あなたは普段、どんなことを考えていますか?」 もし、そう聞かれたら、あなたは何と答えるでしょうか。 自分とコミュニケーションをとっていないと、答えることが困難かもしれません。   コミュニ …

「何が言いたいの?」と言われないための結論優先型テンプレート「PREP」とは?

「何を伝えたいのかわからない」 「結局何がいいたいの?」 そう言われないためにはどうすればいいのでしょうか? 解決策はテンプレートを活用することです。   ブログ執筆に有効な「テンプレート」 …

活動実績が少ない不安から抜け出すために、行動面・マインド面で考えておくべきこと。

先日、友人の後輩コーチから「認定をとったのですが、なかなかセッションすることができません・・・」という相談を受けました。 これはルーキーコーチは多かれ少なかれ誰もが通る道ではあるのですが、そのようなと …

検索

当ブログの管理人

【当ブログの管理人】
似顔絵イラストphoto3

■肩書:良習慣プロフェッショナルコーチ

■キャリア
・ビジネス書作家
・早起きコンサルタント
・国際コーチ連盟(ICF)アソシエイト認定コーチ(ACC)
・トライアスリート
・100kmウルトラマラソンランナー
・会社員

など、複数の活動をしている複業家。
1975年生まれ。茨城県出身、東京都在住。

良習慣を定着させるコーチングによって、クライアントの人生を変えるサポートをしている。

サポートしたクライアントは良習慣の定着によって、独立起業、複業家デビュー、セミナー講師デビュー、電子書籍出版などの目標達成を果たしている。

■公式メディア
「良習慣の力!」ブログ管理人
「複業で自分を磨く良習慣」メルマガ発行者

さらに詳しいプロフィールはこちら

Facebookページ

メールアドレスを記入していただければ、ブログ更新をメールで受信することができます。