良習慣の習慣

朝の仕事をスタートダッシュするために。前日から意図的なフライングを仕込んでおこう。

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短距離走ではスタートダッシュが大事ですよね。

1日の仕事もスタートが重要なのは同じですが、仕事は前日からちょっとしたフライングをすることができます。

 

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朝の仕事スタートをスムーズにするコツ

朝の仕事はじめのスタートダッシュは、誰にとっても重要ですよね。

会社に到着して、「とりあえず一服しよう」とたばこを吸いにいったり、コーヒーをゆっくりたてている人を見かけることもありますが。。。

そのような余裕のある人以外は朝一からのんびり休憩をとっている暇はないはずです。

朝のスタートダッシュ環境をつくるために、私が実践しているのは「前日の退社時にちょっとした準備をしておくこと」です。

私のデスクには「朝一番の最重要タスク!」という表紙を入れたクリアファイルがあります。

当日の朝一番に取りかかるべき書類や目を通しておく資料などを1つか2つ、そのクリアファイルに入れておくのです。

そのようにスタンバイしておくと、翌朝出社した際に、「さて、今日はどの仕事から手をつけようか?」と思わなくてすみます。

また、いたずらにメールチェックからスタートして、他動的な仕事に流されないようにする工夫でもあります。

ご存じの通り(?)、私は決して仕事が早いほうではありません。(^_^;)

それだけに、「どうしたら私のような能力の人間でも、仕事をスピーディーにできるだろうか?」ということは、けっこう考えているつもりです。

私は自分が仕事が遅いのでわかるのですが、仕事が遅い人のもっとも良くない部分は、スタートが遅いことです。

要は、とりかかるスピードが遅いからこそ、結果的に仕事全体の時間が遅くなってしまうのですね。

ですから、意図的に仕事にとりかかりやすい状態をスタンバイしておくわけです。

これが、仕事をスムーズにはじめるための前日からのフライングです。

陸上競技ではフライングは失格ですが、仕事なら問題ありません。

 

いかにスタートするための負荷をさげておくのか?

そのような準備によって、仕事をはじめる「0→1」の抵抗を減らし、仕事に対する心理的なハードルを下げています。

朝出社した際に、すでに取りくむタスクが準備されていれば、それだけ早く仕事にとりかかることができるからです。

また、準備しておいた朝一番の重要なタスクを、15分くらいでサクッと片づけることができれば達成感を味わえます。

それに加えて、「自分が決めたことをきっちり実行できた!」という自己コントロール感も味わえるのです。

1日のスタートにこの爽快感を味わえると、その後の仕事にもはずみがつくので、波及効果が高いのですよね。

この「翌朝の仕事を準備しておく」という小さな工夫は、1日単位でみれば、ほんの数十秒、たったの数分の違いに見えるかもしれません。

しかし、こういった「チリツモ効果」は意外とばかにできないものです。

それに、日々このような小さな改善を続けていると、あるときフッと大きな改善案がふってくるものなのです。

もちろん、このような工夫は、朝だけでなく日中でも同じようにできます。

報告書を書く場合には、ひとまず報告書のファイルだけ作成してデスクトップに置いておけば、そのファイルが気になるので「早く書かなきゃ」と思います。

メールを書こうと思っている矢先にお客さまから電話がかかってきたら、ひとまず件名だけうっておいて仮保存しておけば、電話をきったあとにすぐにとりかかれますよね。

そのように、ひとまず「仕掛かりの仕事」にすることで、仕事の抜け漏れも減るでしょう。

一方で、タスクリストに書いていることであっても、1からスタートしようとすると、「ちょっと休憩をしよっかな・・・」などと思ってしまうことも多いです。

また、デスクが書類にあふれていたり、いま取りかかるべきタスクに不要な郵便物などがあると、気になってしまって集中力が削がれてしまうのです。

その結果、仕事をおこうなうための時間が無駄になり、仕事に時間がかかってしまうのですね。

 

動いていないタスクを「仕掛かり」状態にするための工夫

このように、

・ベビーステップでひとまず手をつける
・次にとりかかるタイミングのハードルをさげておく

というちょっとした行動(前日からのフライング)によって「仕事を仕掛り状態」にしておく習慣はおすすめです。

私がその効果をもっとも感じているのは、先述の通り「帰り際に、翌朝一番のタスクを準備しておく」なのです。

1日の最後に翌朝のタスクを準備しておく習慣を定着させれば、翌日の仕事のスタートダッシュができるので、1日を通してのスピードアップにつながるでしょう。

また、「0→1」の仕事以外にも、あえて途中まで手をつけておいた中途半端な状態にした仕事を、翌朝に取りかかる等でも良いです。

たとえば、ブログを書くことにおいても、私はフォーマットをEvernoteに保存しているのですが、それもブログを書きはじめる際のハードルを下げて、取りかかりやすくするためのちょっとした工夫です。

フォーマットをつくっておくという小さなことで、ブログを更新するための手間も減り、心理的な抵抗も減るのでスタートしやすくなるのですね。

そのようなアイデアを活用して、朝一番のタスクにとりかかりやすくする工夫(フライング)を考えてみましょう。

 

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■編集後記

昨日は、帰宅後にWBC(ワールドベースボールクラシック)の終わりをちらっと見ることができました。

筒香(つつごう)選手のホームランが見事でしたね。

また、活躍するべき人が活躍していて、チームが良い状態になっていることが伺えるゲームでした。

野球を気にすると時間をとられてしまうので、なるべく近づかないようにしていたのですが、、、やっぱり好きなんでしょうね(認めます・・・笑)。

それにしても、見たかったなぁ、と思ってしまうのは、大谷選手の日本代表の姿です。。。(^_^;)

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・ビジネス書作家
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・国際コーチ連盟(ICF)アソシエイト認定コーチ(ACC)
・トライアスリート
・100kmウルトラマラソンランナー
・会社員

など、複数の活動をしている複業家。
1975年生まれ。茨城県出身、東京都在住。

良習慣を定着させるコーチングによって、クライアントの人生を変えるサポートをしている。

サポートしたクライアントは良習慣の定着によって、独立起業、複業家デビュー、セミナー講師デビュー、電子書籍出版などの目標達成を果たしている。

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