コミュニケーションの習慣

子どもに「勉強しなさい!」と言ってませんか?人に行動を促すときに知っていると便利なコツ

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「子どもや部下が行動してくれなくて困っている。。。」

そのようなこと、ありませんか?
実は、自分以外の人に行動をうながす時、知っておくと便利なコツがあるんです。

今回は、その「セカンドシグナル」というコーチングテクニックをお伝えいたしますね。

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「アナジー」という言葉をご存じですか?

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細胞にコミュニケートするとき、たったひとつの情報だけを与えると細胞は「アナジー」という状態(一時的な反応不能状態)に陥ります。簡単にいえば動けなくなる状態です。(p62)

 

 

この「アナジー」という状態、私たちのコミュニケーションにも当てはまっていると思いませんか?

たとえば、

▼子どもに「勉強しなさい!」と言っている

▼部下や後輩に「頑張れよ!」と励ましている

という状態です。
私は、両方よく分かります(笑)。

しかし、この状況を「アナジー」と呼び、行動がストップしてしまう状態なのです。
行動をうながしているつもりが、なんと相手の行動を止めてしまっているのですね。

その理由は、「細胞は1つの情報では動かないから」なのです。

では、いったいどのように働きかければ行動につながるのでしょうか?
その鍵こそ、「セカンドシグナル」にあるのです。

 

セカンドシグナルの使い方を知ろう

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細胞が1つの情報の呼びかけでは動かないのであれば、必要なのはさらなる情報、追加の呼びかけです。

その追加情報のことを、コーチングでは「セカンドシグナル」と呼んでいます。

先ほどの例で具体的に説明すると、以下のようになるでしょう。

▼子どもに「勉強しようね。」と言ったあとに、セカンドシグナルとして「お父さんはお前の味方だよ。」

▼部下や後輩に「頑張れよ!」と励ましたあとに、セカンドシグナルとして「あなたは私たちの大事な仲間だからね。」

と声をかけるのです。

つまり、「指示と同時に、相手を大切に感じていることをメッセージとして伝える」こと。
これがセカンドシグナルの使い方です。

コーチは、クライアントにいつもセカンドシグナルを送ります。
コーチのセカンドシグナルによって、クライアントは勇気を持って行動することができるようになるのですね。
(私はセカンドシグナルばかり送っているかも・笑)。

 

セカンドシグナルを機能させるために大切なこと

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「行動してほしいことをうながしたあとに、大切だというメッセージを伝える。」

これを心がけるだけで、人は行動しやすくなるのです。

簡単ですよね?
今日からすぐに使えますので、ぜひ試してみましょう。

ただ、やみくもにセカンドシグナルばかりを使えば人が動くのかといえば、もちろんそのような魔法はありません

大切なのは(1番時間がかかるし、地味だし、面倒なのかもしれませんが)、やはり普段から適度にコミュニケーションの時間をとっておくということです。

要は、あなたが、セカンドシグナルを効果的に活用したいのであれば、

・相手の名前を呼びかけること

・気軽に声をかけること

・言葉以外にも微笑みなどで好意を示すこと

・否定しないでまずは認めること

・穏やかに接すること

といったことを普段から心がけることです。

それは、1日3分かもしれないし、5分かもしれません。
でも、最初はそれでも良いのです。

「それが難しいんだよね。。。」と言わず、まずはベビーステップでできることから手をつけてみましょう!

あなたがセカンドシグナルを送りたい相手は誰ですか?

 

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【編集後記】

最近、やたらと「プレゼンス」という言葉にひっかかります。

「プレゼンス」は、分かりやすくいえば「存在」や「存在感」という意味ですね。

コーチやコンサルタントとして、プレゼンスを磨くことはとても大切です。

一流のコーチは、コーチング契約をする前から、クライアントに「この人をコーチングをお願いしたい」と思わせるそうです(驚)。

そのような意味では、「人としての器」とか、「オーラ」のように、「目には見えないけれど、確かにあるもの」
と言えますね。

プレゼンスを磨くために「7つの習慣」を再読します(笑)。

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