気づきの習慣

なぜ、1万時間働いても1流になれないのか?「1万時間の法則」に対する疑問を解決する。

投稿日:2019/10/09





あなたは「1万時間の法則」をご存じでしょうか?

その「1万時間の法則」について、長い間、疑問に思っていたことが解決しました。

 

1万時間トレーニングを続ければ「本物」になれる

本「天才! 成功する人々の法則」で有名になった法則に、「1万時間の法則」というものがあります。

これは、世の中で「天才」や「1流」と呼ばれる人は、そのレベルに達するまでにおよそ1万時間を投資しているという意味です。

どんな才能やスキルも、1万時間トレーニングを続ければ「天才レベル」になれるということです。

実際、「石の上にも3年」ということわざもありますよね。

1万時間を3年で割ってみると、1日あたりでおよそ9時間ちょっと。

仕事なら、日中の8時間を仕事をして、さらにプラス1時間を自分のスキルアップにあてたりすれば、3年で1人前になれるといった感じでしょう。

私も、営業の仕事、コーチングビジネス、ブログのアクセスが増えた時期、ロードバイクを買ってからトライアスロンを完走するまで、確かにそれぞれ3年くらいかかっています。

確かに、それなりの成果を出そうと思ったらだいたい3年はかかるといういうことです。

そう考えると、あくまで私の感覚値ではありますが、「1万時間の法則」は的を射ていると思います。

 


 

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「1万時間の法則」に対する疑問

ただし、どうしても消えない疑問があります。

3年やり続ければそれなりの成果にはなったとしても、「天才レベル」にはほど遠いからです。

ですから、この「1万時間の法則」、私はいまいち納得がいかない部分がありました。

それが、

「1日3時間のトレーニングを3年間続けただけで、本当に天才レベルになれるのか?」

という疑問です。

なぜなら、1日3時間くらい仕事をしている人はたくさんいますよね。

それなら、3年後はみんな1万時間に到達してしまいます。

もし「1万時間の法則」が本当なら、世の中は天才ばかりあふれていなければおかしいわけです。

しかし、残念ながら現実がそうなっているようには思えません・・・私も含めて(笑)。

となると、この「1万時間」の中身が、そもそもの私のイメージと異なっているのではないか。

そんな疑問があったのですね。

でも、先日この答えがわかりました。

それは、「1万時間の法則」で天才に近づくためには

・アウトプットした時間が1万時間分だけ必要

だということです。

要は、「1万時間の法則」には、

・インプットは含まない

ということ。

この違いを区別することが重要だったのです。

 


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アウトプットを1万時間やり続ける

インプットとは、「見る」「聞く」といった行為。

ですから、

・本を読んだ時間

・セミナーで学んだ時間

・オーディオブックを聞いた時間

・コンサルティングを受けた時間

・上司や先輩のアドバイスを聞いた時間

などは含みません。

もし、それらを含めてしまったら先ほどの計算と一緒で、毎日働いていれば誰でもすぐに1万時間に到達してしまいます。

でも、本を1日8時間読み続けたり、上司の話しをずっと聞いているだけで1流になれるかといえば、そんなことはないわけです。

一方のアウトプットは、

・手を動かして書く

・口を動かして話す

・体を動かして行動する

という行為です。

私が1流のプロコーチになりたいと思うなら、コーチングスクールのテキストを読んだり、コーチングの本を読んだり、コーチングのセミナーを聞いているだけではだめです。

・学んだことを実際のコーチングセッションで使った

・読んだコーチング本の内容をコンテンツにまとめてセミナーを開催した

・コーチングセッション中で気づいたことをブログに書いた

というアウトプットをすること。

それを1万時間やらなければ1流にはなれないわけです。

実際、私たちは見たり聞いたりしただけでは、ほとんど記憶には残りません。

手、足、口を動かしてアウトプットすることで、ようやく覚えるわけです。

ですから、やはりインプットとアウトプットのサイクルを回し続けることが重要なんですね。

インプットとアウトプットの最適なバランスは、

・インプット3:アウトプット7

が良いとされています。

インプット1に対して2倍以上はアウトプットするくらいのイメージが良いのですね。

あなたは、どんなバランスでしょうか?

インプットをしていると、ついつい成長したような気になってしまいますが、それだけではやはり1流には近づけません。

あなたが極めたいもののアウトプットを1万時間、続けるつもりで行動してみましょう。

 


 

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■編集後記

昨日は、書く仕事に取りんだ後、定例の「ひとり戦略会議」を実施。

レースのリタイアや書く仕事とのバランスなど、ふり返りと今後の予定を考えました。

帰宅後は、今後のトレーニングや来年のレースを調べながらわけもなく心が踊っていました(笑)。


 

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