書く習慣

頭の中だとタスクは不公平になる。紙の上だとタスクは公平になる。

投稿日:2023/05/26


定期的に頭の中を書き出すことをおすすめしています。

なぜなら、書き出すことによって私たちの思考が整理されるからです。




 

頭の中はリアル「脳内メーカー」である

あなたは「脳内メーカー」というウェブサービスをご存じでしょうか?

一時期、すごく流行したことがあるんです。

いま調べてみたら、2007年頃ですね。

今から16年前です。

「脳内メーカー」のサイトで自分の名前を入力。

すると、その人の頭の中が「食」とか「欲」などの言葉で表現されてしまう、というサービスです。

調べてみたら、今でもあるんですね。

2023年の脳内メーカー

懐かしい。

未体験の方は、ぜひ一度お試しいただきたいです。

たぶん笑えます。

偏りがありすぎて。(笑)

さて、この脳内メーカー。

実は、ある側面から捉えてみると、すごく興味深いツールなんです。

なぜか。

実際の私たちの思考も、偏っているからです。

たとえば、朝の私たちの頭の中。

どんなふうになっていると思いますか。

図で表すと、下記のような形です。

朝の身支度をしながら、

・緊急事項

・空腹(朝ごはんどうしようかな?)

・仕事

・YouTube

・お金

などで領域を広く占有しています。

そして、残りのとても狭い領域に、

・計画を立てる

・ブログ

などがあります。

何だか、肩身が狭いんですよね。

大事な活動なのに。

俯瞰して見ると、領域の差があることがよくわかります。

まるで、戦国時代の領地争いみたいな感じです。

私は、

“頭の中だとタスクは不公平になる”

と呼んでいます。

 


 

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脳内の領域を公平にするために書き出す

さて、考えたいのはここです。

前述のような混乱した思考の状態で、私たちは正しい決断ができるのでしょうか。

混乱した脳で、私たちが「ノリと勢い」や「雰囲気やフィーリング」で行動することを決めたらどうなるでしょうか。

当然のことながら、脳内の領域面積が大きなタスクから取り組んでいきます。

たいていは、目の前に飛び込んできたタスクだったりするわけですけれど。

要は、「思いつき」ですね。

「思いつき」でタスクをやり続けたら、結果はどうなるでしょうか。

私たちの人生において重要な活動である

・人生計画を考える

・じっくり内省する

・やりたいことを楽しむ

という時間は遠ざかっていくわけです。

つまり、

・「やるべき」ことに時間を投下

・「やりたい」ことができない

という日常ができあがります。

フラストレーションが溜まりますよね。

では、このフラストレーションを減らすためにはどうすればいいのでしょうか。

答えは、

・脳内の不公平感を減らす

です。

これが、私が

“紙の上だとタスクは公平になる”

と呼んでいる現象です。

具体的には、どうするか。

紙の上に書き出すのです。

ふせんに書き出していくのもいいですね。

たとえばA4用紙に、

・今日やること

として、脳内のタスクを書き出すとします。

すると、紙の上では、私たちはやることが公平になります。

やることたちを俯瞰できます。

冷静に。

そこで、「今日さこれが最優先だ!」と決断することができるわけです。

私たちが生活していると、「脳」というWordファイルに、日々の情報を打ち込んでいるようなものです。

それらの情報や私たちの想いなどは、ずっとデジタルのファイル上にとどまってしまいます。

ですから、ときにはプリントアウトする必要があるんです。

プリントアウトすれば、誤字・脱字に気づくかもしれません。

読み返して、訂正したくなるときもあるでしょう。

私たちが脳内の思考を紙の上に書き出すのは、同じような効果があるわけです。

 

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脳内を定期的にそうじしよう

私たちの思考の空間は、部屋のようなものです。

最初は、その部屋のチリはほとんど見えません。

そうじをしないとどうなるか。

チリは、やがてほこりになっていきます。

すると部屋にほこりが積もってくるのが見えるようになるんですね。

そのタイミングでそうじをすればいいわけですけれど、さらに放っておくとどうなるのか。

ほこりは、やがてゴミとなります。

そのゴミが増えてくれば、部屋の中にゴミが置かれたままになったり、ゴミ袋が散乱した状態に近づいていくわけです。

部屋が、すごく嫌な空間になってきますよね。

ごちゃついていて。

じつは、頭の中を書き出さないと、私たちの頭の中もこんな部屋と一緒になってしまうんです。

思考のそうじが必要なんですね。

そうしないと、気づいたら大きなゴミや粗大ゴミであふれていて、私たちの部屋や脳内をゴミが占有するようになってしまうんです

こわいことだと思いませんか?

ですから、脳内を定期的にそうじしましょう。

つまり、あなたの頭の中の考えを、紙の上に書き出すのです。

ぜひ、あなたも紙の上に、ご自分の本音を書き出してみていただきたいです。

難しく考えずに、頭に思い浮かんだことを、そのまま書いてみればいいんです。

まずは5分。

タイマーをセットして、楽しんで書き出してみましょう。

脳内メーカーに負けないように。

 


 

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■編集後記

昨日は、朝6時の『習慣化オンラインサロン』朝活からスタート。

夜は、「良習慣塾」グループコンサルティングの準備をしていました。

また、いいネタを思いついて、ひとりで心を踊らせていました。(^^)


 


 

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