モチベーションの習慣

「やる気」が出ないときは「ハーズバーグの真の動機づけ要因」5つのポイントをチェックしてみよう

投稿日:2020/04/10


行動を続けていると、どうしても「やる気」が落ちるときがあります。

そのようなときはあなたの内側の「やる気」のポイントをチェックしてみましょう。




 

続けるための内側の「やる気」と外側の「やる気」

目標を設定して行動をスタートしたものの、思うようにいかずに感情がマイナスになる。

このような例は多いものです(私も含めて)。

たとえば、「ブログを1日1記事書く」といった目標をたてたとしましょう。

はじめた頃のように「やる気」があるときは、がんばれるものです。

通勤時間やランチタイムを活用してブログを書きます。

日中に終わらなかったら帰宅する前にカフェに立ち寄ってでもブログを書く。

そうしてがんばってきたのにもかかわらず次第に「やる気」がなくなり、ブログが1ヶ月でストップしてしまった、、、

そうなると頭の中に出てくるのは「今週は仕事が忙しかったから仕方がない・・・」といったような言葉。

「やっぱり自分は続かない人なんだ」となります。

すると一気に「やる気」がなくなり、挫折につながるわけです。

さて、このときに考えたいのは「やる気」の種類。

じつは「やる気」には2種類があるんですね。

それは、

・内側から湧き上がる「やる気」

・外側からはたらきかけられる「やる気」

という2種類。

それを区別をすることが大事なんですね。

 


 

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内側の「やる気」要素は5つに分類できる

たとえば、あなたが「ハワイに行きたい」と思ったとしましょう。

まず、外側からの「やる気」。

これは、誰かに「手こぎボートで日本からハワイまで行ってください」と言われたようなものです。

「そんなの無理」と思いますよね(笑)。

そもそも、なぜやらないといけないのかわかりません。

こういった外部の「やる気」から生まれた目標は、続きません。

「ハワイに行けたらいいな」という気持ちはあるわけですが、外部からの押しつけでは楽しくないわけです。

一方で、内側の「やる気」は違います。

条件として「ハワイに奥さんと子どもがとらわれてしまっています。でも、手こぎボートしかありません。どうしますか?」と言われても、それでも行くでしょう。

自分が行かなければ奥さんと子どもがとても困るわけですから。

このときは「なぜその行動をするのか?」という理由がはっきりしていますよね。

ですから、多少のトラブルがあってもチャレンジしようと思うわけです。

行動を継続していくためには、このような内側から出る「やる気」が重要です。

では、その内側からの「やる気」にはどのような指標があるのか。

そこを明確にできるといいですよね。

その内側の「やる気」を5つに分類したものがあります。

それが、

「ハーズバーグの真の動機づけ要因」

というものです。

5つの要因は、次の5つにわけられています。

1:達成感

2:承認感

3:プライド、やりがい、意義

4:使命感、責任感

5:昇進感

 

これらが、内側の「やる気」をつくり出す重要な感情なんですね。

 


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「ハーズバーグの真の動機づけ要因」5つの感情

「ハーズバーグの真の動機づけ要因」の5つの感情を見ていきましょう。

 

1:達成感

1つ目の「達成感」は、目標を実現したイメージを描いているか。

「あの状態になったらうれしい」という達成イメージがあれば、脳がプラスの状態になります。

逆に達成イメージが描けないと苦しみを感じます。

苦しみを感じるばかりだと、やめたくなりますよね。

ですから、小さな行動目標や中間目標を設定すること。

それをひとつずつクリアしていくことで「達成できた」というよろこびを感じる。

そういった持続的な達成感が必要です。

この喜びが内側の「やる気」を生み出し、次の行動につながることとなります。

 

2:承認感

2つ目の「承認感」は、周囲に認められているかどうか。

私たちは誰でも、ほかの人にほめてもらうとうれしさを感じるものです。

ほめられればうれしいわけですから、内側の「やる気」が出ます。

逆に自分ひとりでこつこつやっているだけだと、承認感が少ないです。

ですから、ほかの人からの承認を取りにいって内側の「やる気」を出す工夫を取り入れましょう。

マイコーチに報告するのもいいですし、フェイスブックに投稿して「いいね!」をもらう。

そういったリアクションが、内側の「やる気」をつくり出してくれます。

 

3:プライド、やりがい、意義

3つ目は「プライド、やりがい、意義」。

これらは、自分がとりくんでいる目標にプライドを持っているか、やりがいを感じているか、意義を感じているか、ということですね。

自分が取り組んでいる目標が、誰かの役に立っているという誇り。

その目標を実現することにやりがいを感じる気持ち。

目標達成へのプロセスに感じる意義。

そのように目標への情熱があると、脳が目標に集中するようになります。

逆に、これらの要素を考えられないと「こんなことをやっていていんだろうか・・・」という疑問が生まれてしまいます。

そのような状態におちいったときの対策は、初心にかえること。

目標を設定したときの感情を思い出し、内側の「やる気」を復活させましょう。

 

4:使命感、責任感

4つ目は「使命感、責任感」は、目標に対して使命感や責任感を持っているか。

人がエネルギー高く生きていくためには、使命感や責任感が重要だと言われています。

松下幸之助さんや稲盛和夫さんなど、高齢にもかかわらず大企業のトップが長く経営にかかわれたのは使命感や責任感でしょう。

個人としても、クライアントを応援しているコーチは、自分も行動を続ける責任感が生まれます。

そのようにして、内側の「やる気」が育っていくわけです。

逆に無責任ですべてほかの人に丸投げにしてばかりだったら、その人の情熱や能力は後退していくでしょう。

 

5:昇進感

5つ目は「昇進感」は、自分が成長している感覚があるか。

それを日々感じることが重要です。

逆に、行動した記録がなかったり、何となく取り組んでいるだけだと昇進感がありません。

それで続かなくなっていくわけです。

ですから、常に昇進感を味わえる工夫をしましょう。

新しい学びを取りにいく。

新しいスキルを学ぶ。

新しいコミュニティーに飛び込む。

ほかにも、ブログなら積み重ねた記事数をカウントする。

読書なら読んだ本の数を記録しておく。

そういった記録が昇進感を味あわせてくれるもの。

そのようにして、内側の「やる気」をつくり出しましょう。

 

以上、「ハーズバーグの真の動機づけ要因」5つの要因でした。

人は、鼻先にニンジンをぶら下げられただけでは、長く続けることはできません。

それよりも、自分がなしとげたい未来があるからこそ、続けることができるわけです。

あなたの内側の「やる気」をパフォーマンスに反映するために、「ハーズバーグの真の動機づけ要因」でポイントをチェックしてみましょう。

 


 

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■編集後記

昨日は、習慣化コミュニティーの友人と「先のばし改善セミナー」の共同開催についてミーティング。

グループの方々には告知してしまったので、もう逃げられません。

先のばしにはこれが効くんですよね(笑)。

その後、翌日の「良習慣塾」のキックオフミーティングにむけたスライドづくり。

こういう準備、やっぱり楽しいんですよね。(^^)


 


 

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