思考の習慣

上流思考で考えると勉強も仕事もラクになる

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こんにちは。
良習慣プロフェッショナルコーチの伊藤良です。

「上流」から考えれば、重点ポイントと手を抜いていいポイントが自然と見えてきます。
勉強も仕事も「全部がんばる」から抜け出して、ラクに進みましょう。




 

大学受験で「全部戦略」がダメな理由

「伊藤家サミット」と称して、家族会議をしています。

最近の話題は、娘の進路。
高校1年生から、様々な可能性や方向性について家族の対話を深めるようにしています。

高校生になると、中学生よりも教科が増えますよね。
そのため「5教科まんべんなく勉強する」という戦術は通用しません。

「全教科がんばる」ができれば理想的ですけれど。
高校卒業までの時間は限られているので「全部やる」のは難易度が高すぎます。

むしろ、「全部戦略」は思考停止という気さえします。
たとえば、文系の大学に進みたいのに、受験に関係ない科目を一生懸命に勉強してしまうのは悪手でしょう。

そのため、数多くの科目から、
・どの教科に時間をかけるか?
・どの教科に時間をかけすぎないようにするのか?
を選択する必要があります。

では、その判断はどんな基準で行えばいいのか。
家族で話しました。

 


 

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受験を「上流思考」で考える重要性

私から伝えたのは「上流思考」について。

イメージは「川の上流から考える」ことです。
一般的に川の上流は狭く、下流は広いものですよね。
上流は水量が少ないものが、下流に流れていくにしたがって水量が増えます。

ですから、川の上流を整えておけば、下流が氾濫する可能性は低くなります。
仮に氾濫しても、戻す労力は減ります。

一方、川の上流が荒れていたら、下流はさらに氾濫するでしょう。
こうなると対応が困難。
かなりの負担になります。

受験勉強もこの構図に似ています。

もし、上流を決めずに「とりあえず全部がんばろう」にしてしまうと、「全科目100点を目指す!」みたいな戦術になってしまうかもしれません。

早起きして当日の全授業の予習を完璧にする。
帰宅後は、全授業の復習を完璧にやる、みたいな。
理想的ではありますが、ほぼ不可能ですよね。

1日だけとかであればできるかもしれません。
ただ、受験は短期決戦ではないですよね。

「とにかく、目の前の全教科の授業に全力投球しないとダメだ」という感じでしょうか。
川の下流が氾濫しているイメージです。

それよりも上流を整備しておくことで、授業に対して
・重点ポイント
・割り切りポイント
を想定しておけるといいのかなと。

すると、
・英語はテストでも受験でも重点科目だから予習と復習をしよう
・地学は受験に不要だからテスト前だけやればいいかな
という対策を考えられるわけです。

 

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「上流」が先、「下流」は後

では、受験にとっての「上流」は何に当たるのでしょうか。

シンプルに考えると、
・志望校
ですよね。

その他にも、
・文系、理系
・4年制、2年制
・東京都内、東京都以外
など、条件をしぼることで上流のイメージが浮かんできます。

ただ、私は志望校より、さらに上流の話をしたんです。
それは、娘が「将来はどんな人になりたいのか?」ということです。

娘が即答することはありませんでした。
私が高校1年生でも答えられません。
まったく考えていなかったので……。

ただ、即答できない問いこそ重要だと思うんですよね。
考えを上流に伸ばしておくためにも。

私のような社会人も同じ。
上流と下流があります。

私の感覚でざっくり分けると、
・下流:雑務
・上流:ビジョン
です。

下流で対応しようとすると、目の前の細々とした雑務を際限なくやらないといけなくなります。
すべての雑務をこなさないといけないように感じるために。

一方、上流の「ビジョン」や「人生の目標」のようなものがあれば、自分にとって重要な活動がわかります。
すると、スルーできる雑務を判断できるわけです。

下流の雑務は、黙っていてもどんどん増えます。
一方、上流のビジョンなどは、自分から考えていなかない限り見えてきません。

答えのための「空白」をつくっておくと埋まる可能性ができます。
即答できないときは、即答できるように考えていけばいいので。

さて、あなたにとっての「上流」はどんなイメージになりそうでしょうか。
想像してみましょう。

 


 

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■編集後記

昨日は、午前中に「良習慣塾」向けのセミナーを開催。
「決める技術」を高める方法について。
現在よりも「超・優柔不断」だった私。
少しずつ「決める」ことができるようになった思考・行動の方法をお伝えしました。

夕方に、「紅葉を見に行こうよ」(笑)ということで、妻と散歩へ。
そのまま行きつけの居酒屋へ。

帰宅後、ドラマ『ザ・ロイヤルファミリー』を観て、涙しました。(^^)


 


 

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・会社員

など、複数の活動をしている複業家。
1975年生まれ。茨城県出身、東京都在住。

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