行動の習慣

「3日坊主」が習慣化を救う。なぜ、「3日坊主」になっても大丈夫なのか?

投稿日:2019/02/14


あなたにとって「3日坊主」は、ネガティブなイメージを持つ言葉かもしれません。

しかし、「3日坊主」は、決してだめな言葉ではないと思っています。

その理由を記事にしました。

 

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「3日坊主」の言葉の由来とは?

「3日坊主」という言葉があります。

古来からずっと残っている言葉だと思いますが、意味を辞書で引いたことがなかったので由来を調べてみました。

「3日坊主」の由来は、

・昔、僧侶を目指して修行にきた人がいました

・しかし、お寺の生活リズムや修行があまりに厳しいために続けることができなくなりました

・そのような人たちが、3日目に逃げ出したことが由来になっている

ということです(諸説あるようですが)。

お寺で修行を目指すような人でも3日目にはあきらめてしまうというエピソードが、やはり意志や根性だけでは、なかなか継続できないということを物語っていますね。

 

習慣化に挫折しないために力を入れる3日間

「スタートしてからの最初の1週間はサポートを多めにして、習慣化するためのファーストステップをのりきましょう!」

これは、「習慣化の学校」でスタートした当初、チームメンバーでかけ合った言葉です。

最初の3日、そして反発期の1週間。

ここを乗り越えることが、とても重要なのですね。

何せ最初の1週間で挫折してしまう確率は42%と言われていますから、スタートの1週間を乗り切ることがどれだけ重要かがわかります。

また、先日コーチングセッションで持ち込まれたテーマは「早起き習慣化のきっかけをつくりたい」でした。

ここでも私がセッションの最後に提案したのは、「とにかく、明日からの3日間、寝る時間を守りましょう」ということでした。

「平成進化論」の鮒谷周史さんも「小さな3連勝」を目指すことが大事、と言われているように、小さくてもいいので3連勝するとはずみがつくわけです。

ですから、私もコーチングで関わるときに大事にしているのも最初の3日間なのです。

 

なぜ、「3日坊主」でもOKなのか?

一方で、「3日坊主」になったとしても、そこで落ち込まないこともお伝えしています。

「3日坊主」になってしまったからといって、自分を責めて、感情を乱さないようにすること。

その気持こそ、継続するために重要なことなのです。

たいていの人は、習慣化のためには「毎日やらなくてはいけない」という思い込みを持っています。

しかし、必ずしも「毎日やること」が習慣化ではないと思っています。

その意味では、「3日坊主」でもOKなのです。

3日間できたわけですから、3日間は習慣化できているのと同じですよね。

新しい行動を3日続けること、それはすばらしいことなのです。

私たちの脳は、新しい行動を続けることが苦手です。

理由は、本能はどこまでいっても「安心・安全」を求めるからです。

平穏無事に生きていくためには、(当面は)新しい行動はとらずに、今までと同じ行動をとることのほうが大事。

ですから、新しい行動を排除しようとするわけです。

たとえ3日間であっても、本能と向き合って、3連勝してきたことに価値があると思うのです。

 

「3日坊主」を何度もくり返そう

それよりも問題にしたいのは、「3日坊主」で続けられなかったことではありません。

「3日坊主」になってしまった自分を責めてしまうことです。

もしも、「3日坊主」の自分を責めたくなったら、「いまはまだ習慣化の途中なんだ」と考えてみましょう。

実際、いつでもリスタートはできますし、再開できればそれは失敗ではありません。

それよりも、「また3日坊主になってしまった」ととらえたり、新しい行動にトライする際に「どうせ3日坊主になってしまうだろう」と考えるクセがついてしまうことのほうが怖いです。

それは、本当にもったいないことですから。

たとえ「3日坊主」でも、あなたは、3日間は新しい行動に取りくんだ。

そして3日間、続けられたとしましょう。

しかし、イレギュラーなどでいったんストップしてしまったとします。

そのときこそ、また「3日坊主」をスタートするのです。

そうして、何度も「3日坊主」をくり返しましょう。

仮に、「3日坊主」を毎週やったら、1年で52回の「3日坊主」となります。

52回も「3日坊主」をやれば、それでも156日にもなるのですから。

150回以上も取り組むというのは、なかなかすごいことだと思うのです。

ぜひ、「3日坊主」であきらめず、「3日坊主」からスタートしていきましょう。

 

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■編集後記

昨日は、会社終わりにカフェで書く仕事。

その後、どうしても語りたいことがあり、妻にちょっとだけ出てきてもらい、2人で1時間ほど近所の焼肉バルへ(留守を守ってくれた息子に感謝です)。

今年の複業の方向性をいろいろと話すことができ、また理解してもらえたので、すっきりしました。(^_^)

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