感情の習慣

私たちが行動する理由には3つのレベルがあることを理解しよう

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私たちが行動する理由には、3つのレベルがあります。

それは、

・レベル1:子どもの理由

・レベル2:青年の理由

・レベル3:大人の理由

です。

この違いを理解しておきましょう。




 

すべての行動には理由がある

私たちにとって大事なのは「日々どんな行動をしているのか?」です。

それによって幸福度や仕事の成果が変わるからです。

その行動。

私たちが行動するための理由があります。

たとえば、

・部屋が暑くて不快→クーラーをつける→涼しくなって快適になる

といった小さな行為でさえ「暑くて不快」という理由があるんですね。

では、その理由はどのような感情から生まれているのでしょうか。

そこを考えていけば、日々の行動を改善できるようになります。

 


 

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私たちが行動する理由には3つのレベルがある

では、3つのレベルをご説明していきますね。

 

レベル1:子どもの理由

1つ目は、

・レベル1:子どもの理由

です。

精神的に未熟な子ども。

イメージは5歳から10歳くらいです。

この頃の子どもは、どんな感情で行動するのでしょうか。

感情としては、

「今すぐ!」

です。

様々なことがらに対して、「今すぐ!」を求めるということですね。

たとえば、

・今すぐ食べたい!

・今すぐ寝たい!

・今すぐ遊びたい!

という感じです。

私にも記憶があります。

子どもの頃、休日に母親と姉と一緒に買い物に出かけます。

デパートでおもちゃ屋さんの前を通る。

母親からは「見るだけよ」と言われているんですよね。

「先週もおもちゃを買ったんだから」と。

おもちゃを見るまでは、「うん、わかった!」と言います。

でも、だめなんですね、欲しいおもちゃが目の前に入ってくると。

このとき発動するのが、

「今すぐ欲しい!」

という感情です。

でも、手に入らないと「買って!買って!」と騒ぎ出します。

私の記憶の中では、ぼやけた天井が見えていたので、泣きながら駄々をこねていたんですね(笑)。

このイメージは残ってます。

相当、強い感情だったんだと思います。

あなたはどうでしたでしょうか?

 

レベル2:青年の理由

2つ目は、

・レベル2:青年の理由

です。

13歳から18歳くらいのイメージですね。

この頃はどんな感情で行動するのでしょうか。

基準は、

・どうすれば得するか?

・どうすれば損しないか?

です。

ひと言で言うと、

・損得で考える

ようになります。

たとえば、

・今は親の言うことを聞いておけば、あとでお小遣いがもらえるから

・先生の指示に従っておかないと、あとで怒られるから

・この友だちは少し苦手なんだけど、つき合っておくといろいろとメリットあるから

という考え方をするようになります。

子どもの感情のように、

「今すぐ!」

よりはレベルアップしていますね。

あとのことを考えて、「今すぐ!」の欲求を抑えられるようになっていますから。

私の経験では、中学校のテスト勉強ですね。

見たいテレビがあったり(『とんねるずのみなさんのおかげです』とか)、読みたい漫画があったり(『ドラゴンボール』とか)、聞きたい音楽があったり(『BOØWY』とか)。

「今すぐ!」の感情だと、家に帰ったらそれらに手をつけたくなります。

でも、テスト直前に「今すぐ!」をやると、テストの結果が大変なことになりますよね。

テストの成績が悪ければ、あとで自分に返ってくるデメリットが大きいです。

それは、当時の私でもわかりました。

ですから、しぶしぶ「今すぐ!」の感情を抑え込んで、無理やりテスト勉強をしていました。

「テスト期間が終われば、たっぷり遊べばいいから」と自分に言い聞かせて。

このとき、

・今は遊びすぎるとあとで損をする

・今は勉強しておいた方があとで得をする

という風に考えて、行動を選んでいるわけです。

 

レベル3:大人の理由

3つ目は、

・レベル3:大人の理由

です。

ここまでくると、あまり年齢は関係ありません。

あえてイメージするとすれば40歳以上でしょうか。

「不惑」と言われるくらいに成熟しているイメージです。

この段階にたどり着いている人は、どんな感情で行動するのでしょうか。

基準は、

・行動それ自体に価値を感じている

です。

ここまでくると、

・今すぐ!

・損か?得か?

ではなく、

・行動そのものに価値を感じる行動をとる

ようになるのです。

たとえば、

・休みの日は昼まで寝ていたいけれど、資格試験のために早起きする

・仕事が大変だったからホッピーを飲みにいきたいけれど、カフェでブログを書く

・電車の中でスマホでネットサーフィンをしたくなるけれど、読書する

・外食できるお金はあるんだけれど、食べすぎず摂生して、ランニングする

・片づけるのは面倒なんだけれど、床には何もおかず、本棚は背表紙がきちんと見える状態をつくる

という感じですね。

私自身も、「今すぐ!」や「損か?得か?」に流されないこともあります(たまに)。

具体的には、休みの日でも早起きしてブログを書くことや、メルマガが終わっていなければ帰宅の電車の中で書きます。

その理由は、

・文章を鍛錬する行為自体に価値を感じているから

なんですね。

もちろん、誘惑に打ち勝てるときばかりではありませんが。

それでも、なんとかここまでやってこれました。

・レベル1:子どもの理由

・レベル2:青年の理由

に負けずに、

・レベル3:大人の理由

を優先できたときは、充実感があります。

 

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「レベル3:大人の理由=意義の感情」を増やせば人生の質が高くなる

さて、私たちの行動。

その理由には、各レベルでそれぞれに感情のつながりがあります。

それは、

・レベル1:子どもの理由=即時的な感情

・レベル2:青年の理由=損得の感情

・レベル3:大人の理由=意義の感情

です。

普段のあなたは、どの理由(=感情)が多くなっているでしょうか。

もちろん、

・レベル1:子どもの理由=即時的な感情

・レベル2:青年の理由=損得の感情

が悪いといっているわけではありません。

私も感じまくっています。

ただ、行動の方向性として願わくば、できるだけ

・レベル3:大人の理由=意義の感情

を増やしていきましょう。

「レベル3:大人の理由=意義の感情」を増やせば増やすほど、あなたの人生の質が高くなります。

 


 

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■編集後記

昨日は、朝6時の部から「習慣化オンラインサロン」の朝活に参加。

日中に、ランチタイムを利用してコーチングセッション。

独立されている方のビジネスですばらしい展開があり、新しいプロジェクトがスタートすることに。

そのプロジェクトにかける想いやクライアントの方へのスタンスについていろいろと質問させていただきました。(^^)


 


 

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