モチベーションの習慣

子どもの夏休みの宿題。親はどんなスタンスで関わるべきなのか?

投稿日:2023/07/22


子どもの夏休みの宿題がやってくる季節になりました(我が家は中学2年生です)。
親としても、関心を持つところです。

では、どのように関わっていけばいいのでしょうか。
私が考えているのは、
(1)情報共有
(2)質問
の2つです。




 

平凡なコーチと優れたコーチの差

平凡なコーチは、やり方を教える。
優秀なコーチは、考え方を教える。

現在の私は、そんなふうに考えるようにしています。

以前の私は、違っていました。
「正しいやり方をお伝えすれば、クライアントは行動してくれる」と考えていたんですね。

もちろん、それでうまくいくときもありました。
「伊藤さんに教えてもらった方法で、うまくいきましたよ!」と感謝されるんです。
これは、とてもうれしいことなんですね。

そのために、まずはクライアントの課題を聞く。
一緒に考える。
クライアントと私で出した答えを実行にうつしていただく。

それで解決すればOK。
次に進んでいけます。

一方、解決しなければ、どうするか。
私も課題について学びます。
そのうちに「このやり方なら、うまくいくかもしれない」という方法が見つかる。
ですから、たくさん学びました。

 


 

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「馬を水飲み場へ連れて行くことはできるけれど、水を飲ませることはできない。」

ただ、世の中のすべてのものごとと同じく「これだけやれば、あとはすべてうまくいく」ということは無いんですね。
「平凡なコーチは、やり方を教える。」では、限界があるんです。

わかりやすいのは「馬を水飲み場へ連れて行くことはできるけれど、水を飲ませることはできない。」ということわざです。

たしかに、馬を水飲み場へ連れて行くことだけなら、人間の関わりでコントロールすることができるかもしれません。
ただ、水飲み場で馬が水を飲むかどうかはコントロールできないのです。

この関係性、コーチとクライアントの関係性に似ていると感じています。
じつは、「コーチ」という言葉の語源は「馬車」と言われています。

馬車は、人や荷物を目的地に運びますよね。
その行為が、「大切な人や荷物を目的地に運ぶ」という意味になりました。
そこから「コーチ」という言葉が定着したんだと言われているんです。

構図は、クライアントが主役です。
馬車は、クライアントがゴールまで進むことをサポートする役割です。

そのため、コーチがクライアントの代わりに行動することはできない(やっても意味がない)わけです。
コーチがクライアントのために「至れり尽くせり」をすることが、必ずしも正解ではないということです。

それよりも、クライアントが考えることをうながすことが大事なんです。
そうすれば、同じような状況になったときに、クライアントが自分で解決できるようになるからです。

それが、
・平凡なコーチは、やり方を教える。
・優秀なコーチは、考え方を教える。
という意味です。

 

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「情報共有と問いかけ」の2つのスタンスで関わる

では、親が子どもの夏休みの宿題に関わる場合、どちらのコーチの立場で関わるといいのえしょうか。

たとえば、子どもが夏休みの宿題をまったくやろうとしないという悩みがあるとします。
私たちは、親として子どもに関わります。

「やり方」を教える親だったら、
「これが今日のドリルだね」
「重たい読書感想文からやろう」
「このノウハウを打ち込んで、AIに下書きしてもらおう」
という感じで関わります。

たしかに、このやり方で、夏休みの宿題をやるだけならできるかもしれません。
でも、ちょっと無理やりな感じがしますよね。
場合によっては、子どもが拒否反応を起こす可能性もあります。

なぜか。
ここには、もっとも大事な「子どもの主体性」がゼロだからです。
生きるために大事な「自分で考える」という筋力は弱まる一方でしょう。

一方「優秀なコーチは、考え方を教える。」というように、親としてほかのアプローチをとるならどうするか。
子どもが「どうせやるしかないから、夏休みの宿題に効率的に取り組みたい」と思うなら、その感情に焦点をあてます。

たとえば、
「1日にどれくらい宿題をやれそうか?」
「早めに夏休みの宿題が終わったら、8月後半はどうすごしたい?」
「気分がのってきたときに一気にやるのと、毎日少しずつやるのはどっちがいい?」
という感じで関わるはずなんです。

ここで子どもに生まれるのは、何でしょうか。
たとえるなら「のどの渇き」ですね。

私たちも馬と同じように、のどが渇いていなければ、水飲み場に行っても水を飲みません。
のどが渇くから、水を飲もうとしますよね。

親がすべてお膳立てしても、子どもは夏休みの宿題をやろうする気持ちってなかなか高まりません。
それは親サイドの動機ですから。
子どもは親のそんな気持ちに気づくものですし。

それよりも、夏休みの宿題に悩む子どもに「やるしかないなら、やっちゃうか」という気持ちになるように働きかけること。
そのほうが何倍も大切です。
たとえ拙くても、自分で考えるように。

そのために親ができることは、1つ。
子どもが考えることを手伝うことです。

具体的には、
(1)情報共有
(2)質問
の2つです。

たとえば「重い宿題からやるのと、軽い宿題からやるという進め方があるけど、どっちからやるといいと思う?」と問いかける。
すると、子どもながらに考えます。

答えが正解か不正解かは、どっちでもいいんです。
その時点ではわかりませんから。

大事なのは、子どもが自分で考えて、「こうしよう」と決断することです。
そのサポートをする、というスタンスに立ってみてはいかがでしょうか。
(我が家も、そんな風に関わります)

 


 

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■編集後記

昨日は、朝6時の『習慣化オンラインサロン』朝活からスタート。

夜は会社の暑気払いに参加。
帰りの電車でうっかり眠ってしまい。。。
ひと駅乗り過ごしてしまいました……。(^_^;)


 


 

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・トライアスリート
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など、複数の活動をしている複業家。
1975年生まれ。茨城県出身、東京都在住。

良習慣を定着させるコーチングによって、クライアントの人生を変えるサポートをしている。

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