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集中力をうまく活用するための3つのテクニック

投稿日:2020/05/27


これからの時代は「集中力」がとても重要なリソース(資源)になってくると言われています。

できるだけ集中力を高めるためにはどうすればいいのでしょうか。

本記事では集中力をうまく活用するための3つのテクニックをご紹介していきます。




 

「人間の脳は、集中を持続させないようにできている」

「人間の脳は、集中を持続させないようにできている」ということです。

このことを知って驚くとともに、一方で「そうか、だからなのか」という納得感がありました。

私は「集中力が高い人」とは、長時間ずっと集中しているように思いこんでいたからです。

でも、違うのです。

「人間の脳は、集中を持続させないようにできている」のです。

なぜか。

それは私たちの本能でもあります。

太古の時代、人間は狩りをしていました。

狩りの最中、ひとつのことに集中しすぎてしまったら、いざというときに逃げられません。

むしろ、集中しすぎずに周囲に注意を配っている人のほうが生き残れるのです。

つまり自然界においては集中していないほうがいいということになるのですね。

言い方を変えれば、不安定な環境を生き抜いてきた人間の本能が「集中力散漫」の状態をつくっているわけです。

それで私が「そうか、だからなのか」と思ったのは、注意力が散漫になって先のばししてしまうのは人間の本能に近いものだったのかと感じたからです。

自己防衛的ですけれども(笑)。

 


 

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集中力をうまく活用するための3つのテクニック

研究では、人の集中力は最大で120分と言われています。

ただ、それは相当トレーニングされている人の長さ。

一般的な人は長くて30分ほどだと言われているのです。

集中力は、たとえば学習をスタートしたあとに徐々に高まっていきます。

その後、ピークをすぎると集中力はどんどん下がっていきます。

この研究を見ても、「人間の脳は、集中を持続させないようにできている」ということがわかります。

ただ、実際に集中力が高い人はいるのは事実でしょう。

その人の脳波を見るとどうなっているか。

それは、

・短時間の集中をする→休憩をはさむ→短時間の集中をする→休憩をはさむ・・・

というサイクルをくり返しているのです。

短時間だから疲れず集中できる。

休憩してリフレッシュする。

また短時間は集中できるというわけです。

さて、今日のポイントはここからです。

集中力をなるべく長い時間続けたい場合はどうするか。

それは「人間の脳は、集中を持続させないようにできている」という性質を逆手にとるということです。

その方法を3つご紹介します。

 

1:タスクと休憩を一定のリズムでとる

「人間の脳は、集中を持続させないようにできている」というのであれば、その性質を「込み」で考えましょう。

具体的には、

・タスク→休憩→タスク→休憩・・・

というスタイルをつくることです。

おすすめは「タスク25分→休憩5分」のくり返し。

「ポモドーロ・テクニック」として有名な手法です。

これは集中力が続かない人(私のように)向けとしておすすめです。

ポモドーロ・テクニックに挫折した私が習慣化に成功した理由 | 【良習慣の力!】ブログ

 

2:時間で区切ってあえて未完了感をつくる

集中力をキープするために、タスクにとり組むときに「時間で区切る」ようにしてみましょう。

たとえタスクが終わっていなくても時間がきたらそこでストップ。

あえての完了感をつくりるのですね。

これはテレビ番組のCM入りや連続ドラマの最後にあるように、未完了を感じることで再開に対するやる気を高める手法。

これを「ツァイガルニク効果」と呼びます。

モチベーションは鮮度。「いつか」という言葉があなたを「変われない人」にしてしまうかも。 | 【良習慣の力!】ブログ

 

3:「決断疲れ」を減らすことができる

私たちは決断をくり返すと、意志の力を使います。

たくさん決断すればするほど、意志力が減ってしまうわけです。

そうなれば、当然のことながら集中力も落ちます。

では、どうするのか。

ポイントは仕組み化や自動化です。

いちいち決断が必要にならない流れを考えましょう。

そうしてなるべく集中力のために意志力を残しておくことです。

「決断疲れ」を減らす仕組み化。ジョブズ、ザッカーバーグ、オバマ、アインシュタインに共通する習慣とは? | 【良習慣の力!】ブログ

 


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「考えすぎない」ことがパフォーマンスを高める

3つのアプローチの共通点は、考えすぎないことです。

集中力を持続させるためには、休憩や脳のパワーを使わないことが必要なのです。

そう言うと休むことに対する違和感や罪悪感があるかもしれません(私はありました)。

しかし、結果としてパフォーマンスが高まるのは、適度に休憩を入れたほうなのです。

たとえば、「ツァイガルニク効果」で未完了になってしまったとしても、脳はやりかけのタスクのことを考え続けています。

すると休憩明けにアイデアが出てきたりするのです。

これは私も体験済みです。

ですから、ある程度の時間がかかる仕事や学習は「キリのいいところ」までやらないほうがいいくらいなのですね。

このようなテクニックを活用して、あなたの集中力を持続させるようにしてみましょう。

きっと1日のパフォーマンスが変わってくるはずです。

 


 

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■編集後記

昨日は、朝6時30分からのオンライン朝活に参加。

朝からモーニングメソッドを実践。

快適な朝時間をすごせました。(^^)


 


 

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