早起きの習慣 良習慣の習慣

自然科学の「知識を得るための5つのステップ」を習慣化に適用する

投稿日:2020/08/14


人間も自然の中で生活する生き物です。

ですから、自然界の法則は私たちにも有効なものなのです。




 

自然科学の「知識を得るための5つのステップ」

自然科学の分野には「知識を得るための5つのステップ」というものがあるそうです。

そのステップは、

ステップ1:観察

ステップ2:実験

ステップ3:分類

ステップ4:推論

ステップ5:知識

です。

この5つのステップを踏んだものが、はじめて知識となるわけです。

この構造、習慣化にもばっちりあてはまります。

 


 

【お知らせ】

【募集中】8/31『価値観を探求する習慣』セミナー

【発売中】動画『計画する習慣』セミナー

【発売中】『理想の朝を手に入れる15の良習慣』(Kindle)

無料メルマガ『複業で自分を磨く良習慣』

週刊メルマガ『良習慣ラボ:あなたが「続く人」に変わるメルマガ』

パーソナルコーチングのお申込み

伊藤 良のプロフィール





習慣の知識を得るための5つのステップを考える

具体的な事例で考えてみましょう。

「早起きを習慣化したい」というテーマにしてみます。

 

ステップ1:観察

まずは「観察」。

現状を把握することが基本ですよね。

早起きを習慣化するときも同じです。

具体的には記録することです。

何時に寝たのか。

何時に起きたのか。

睡眠時間は何時なのか。

睡眠は足りているのか。

あなたのそのような現状を観察すること。

それがスタート地点です。

 

ステップ2:実験

次は「実験」(私の好きな言葉です)。

早起き習慣化で鍵になるのは、「早起きできるようになるための要因をつくる」こと。

なぜなら、早起きはあくまでも「結果」。

「原因と結果の法則」に照らし合わせていけば、望む結果のために原因をつくる必要があるわけです。

そのためには実験が必要。

最初から正解がわかっていたら、早起きで苦労はしていないはずですから。

理想の起床時間に向けた有効な行動はどんな行動なのか?

夜ふかしをやめる。

夕方以降のカフェインを控える。

寝る前のビールは1本までにする。

夕食はごはんを抜く。

翌朝ほかの人と早起きの約束をする。

そのような実験をしながら答えを探すのです。

 

ステップ3:分類

3つ目は「分類」。

ここで、

・実行して効果があった行動は何か?

・あまり意味がなかった行動や苦しかった行動は何か?

という分類をします。

そうして、有効な行動だけを残していくわけです。

有効な行動やルールは残していきましょう。

そうすれば、効果を感じられなかった行動を手放せます。

そのようにして行動を分類するわけですね。

ここは、少しずつわかってくるところです。

 

ステップ4:推論

4つ目は「推論」。

ここで狙いたいのは、センターピン行動です。

早起きを成功させるために、本当に必要な行動は何か?

それをたったひとつしぼり込むわけです。

これも最初から正解がわかるわけではありません。

仮説をたてて「これかな?」とか「これかも?」といったように仮説をたてるのです。

その「推論」が、ばっちりハマったときは最高の気分を味わえます。

これは、ひとつの鍵穴にいくつもの鍵を差し込んでいってようやく「カチリ」とはまる。

あの快感です。

 

ステップ5:知識

最後は「知識」です。

4つ目のステップを踏んで残っているものがあれば、それは宝物。

確実にあなたの「早起きに有効な知識」になるからです。

それを武器にする。

そうしてくり返して武器を磨いていけば、あなたが朝に勝利する確立は高まるでしょう。

このようにして、5つのステップを踏んだ知識を得ていけばいくほど、習慣化の成功確率が高まるわけです。

 


■スポンサーリンク




自分にとっての正しさを見つけるためにステップを踏む

自然科学では、この5つのステップをひとつとして欠かすことはないそうです。

たとえば、最初の「観察」というステップがなければ、現状がわかりませんよね。

現状がわからないのは、スタート地点がわからないのと同じです。

そうなってしまったら、いくらステップを踏んでもゴールにたどりつきません。

マラソンでいえば、ひとりだけ違うスタート地点から走り出してしまっているようなもの。

スタート地点が違えば、どれほど速く走ろうとも間違ったゴールに速くたどりつくだけです。

これでは意味がないでしょう。

しかし、5つのステップを省くことなくたどっていく。

すると、秩序があらわれます。

そうしていくうちに、本質が見えてくるのです。

実際、自分の行動の分類ができていなければ、あなたの目的に有効な行動というのは見つかりません。

それなのに、「続かない人」たちはラクな方法ばかりを求め、苦しそうな道は通りません。

でも、自分にとって何が正しいのかは、ステップを通ることではじめて見えてくるもの。

何度も実験や分類をくり返し、体得できるのです。

あなたも自然科学のステップに沿って、ご自身の本質を探求していきましょう。

 


 

【お知らせ】

【募集中】8/31『価値観を探求する習慣』セミナー

【発売中】動画『計画する習慣』セミナー

【発売中】『理想の朝を手に入れる15の良習慣』(Kindle)

無料メルマガ『複業で自分を磨く良習慣』

週刊メルマガ『良習慣ラボ:あなたが「続く人」に変わるメルマガ』

パーソナルコーチングのお申込み

伊藤 良のプロフィール


 

■スポンサーリンク




 

■編集後記

昨日は、朝6時から「習慣化オンラインサロン」の朝活ファシリテーションからスタート。

夜はコーチングセッションを1件。

時間密度を高めて集中する方法についてお伝えしました。

その後、家族と妻と娘と待ち合わせして食事へ。

会社の夏休みをとる予定だったのが、会社の仕事になってしまったこともあり、せめてもの食事会でした。。。


 


 

【メルマガを発行しています】

テーマは「複業(マルチキャリア)を成功させる方法」です。

あなたがひとりで複数のビジネスをおこない、ご自身の人生を充実させていくノウハウにご興味があれば、ぜひご登録をお願いいたします!

▼メルマガのご案内はこちらから
メルマガ「複業で自分を磨く習慣」のご案内

▼ご登録は下記よりお願いいたします!



「複業で自分を磨く習慣」メルマガ登録フォーム
  *
  *
メールアドレス  *

 


 

■スポンサーリンク

-早起きの習慣, 良習慣の習慣

執筆者:

関連記事

先のばしタイプでも習慣化するためのコツは、「休むルール」を決めておくこと。

物事を習慣化していくためには、どれだけモチベーションが高まっていたとしても、 ・自分は先のばしタイプなのだ という自分の特性を忘れないようにしています。 短期的に前倒しで対応できる瞬間があっても、基本 …

あなたが、その行動を習慣化したいのはなぜですか?「骨太の理由」を考えない習慣化が失敗する可能性が高い理由

あなたが、その行動を習慣化したいと考える理由は何ですか? たとえば、あなたの近しい友人に「あなたがそれをやる目的は何?」と言われて、ひと言で答えられるでしょうか。     なんでも …

no image

「粋でカッコいい魅力的な大人」になるために必要なこと

———————————————————— 当ブログは、「良習慣(りょうしゅうかん)」(私の造語です 笑)によって「人生の変革」にチャレンジし続ける軌跡をつづった奮闘記です。 私が「良習慣」を獲得してい …

脳科学者・茂木健一郎さんに学ぶ「快眠のための2つの秘けつ!」

快眠の達人から学ぶ ご存じの方もいらっしゃると思いますが、脳科学者の茂木健一郎さんは「快眠の達人」です。 このような本も出されています。 【今日のお勧め本:脳が冴える快眠法 人生がうまくいく「質の高い …

あなたの良習慣形成に役立つ「環境に行動をセットにする」スキル(if-thenプランニング)

良習慣形成のポイントの1つは「状況や環境」です。 あなたの習慣化にも活用できるはずです。   「行動を条件づけする(if-thenプランニング)」とは? 今日は、下記のセミナーを開催しました …

検索

当ブログの管理人

【当ブログの管理人】
似顔絵イラストphoto3

■肩書:良習慣プロフェッショナルコーチ

■キャリア
・ビジネス書作家
・早起きコンサルタント
・国際コーチ連盟(ICF)アソシエイト認定コーチ(ACC)
・トライアスリート
・100kmウルトラマラソンランナー
・会社員

など、複数の活動をしている複業家。
1975年生まれ。茨城県出身、東京都在住。

良習慣を定着させるコーチングによって、クライアントの人生を変えるサポートをしている。

サポートしたクライアントは良習慣の定着によって、独立起業、複業家デビュー、セミナー講師デビュー、電子書籍出版などの目標達成を果たしている。

■公式メディア
「良習慣の力!」ブログ管理人
「複業で自分を磨く良習慣」メルマガ発行者

さらに詳しいプロフィールはこちら

Facebookページ

メールアドレスを記入していただければ、ブログ更新をメールで受信することができます。