気づきの習慣

なぜ「やりたいこと」リストを書いても幸せになれないのか?

投稿日:2024/03/15


「欲しいモノ」ばかり追いかけると、不足を感じて苦しい人生になりがちです。
それよりも「やっていると楽しい」を追いかけていきましょう。




 

10年前の私の「やりたいこと」リストの成果

「やりたいことリストやWishリストを書こう。
そうすれば、あなたの好きなことが見つかるから。」

10年以上前、私は自分の好きなことを見失っていました。
そのため、情熱を傾けられるところを探していたんです。

そんなときに頼ったのは、本でした。
そこに書いてあった言葉が、「やること」リストや「Wish」リストを書くことだったんですね。

素直な私(笑)は「なるほど、そういうものなのか」と思い、本に書かれている通りにやることリストを書いてみたんです。

たとえば、
・世界一周旅行
・マイホーム購入
・TOEIC950点獲得
・Twitterフォロワー10万人
みたいに。

この記事を書きながら、「そういえば」と2013年に書いたノートを取り出してみたんです。
本当にこういったことが、ノートに書いてありました。(笑)
でも、残念ながら、どの目標も実現していません……。

私の目標が実現しなかった理由は、どこにあったのでしょうか。

今回、10年以上たってこのノートを見返したとき、私が勘違いしていることがあったことに気づいたんですね。

「なるほど、だから目標が実現してないんだな」と。
「書き方を変えたら、目標がもっと実現していたかもしれないのに……。」と感じます。

ですから、10年前にタイムスリップしたら、当時の自分に伝えたいです。

「目標は名詞じゃなくて、動詞で書いたほうがいいよ」と。

 


 

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10年前のリストと現在のリストの違い

10年前の私のリストでは、重要なことが「名詞」で表現されています。

たとえば、
・住宅
・肩書
・資格
のように、
・モノを「所有」すること中心のリスト
なんです。

要は、以前の私のリストは、
・「やりたいこと」リスト=「結果」リスト
だったわけです。

「欲しいモノ」を幸せの中心に置いていると、もの足りなさが続きます。
なぜなら、モノを手に入れても、また次の欲しいモノが出てくるからです。

それなのに、欲しいモノはすぐに手に入るとは限りません。
そのため、常に「なんか足りないな……。」という感覚とともにすごすわけです。

これだと、幸せを満たすのは困難です。

では、現在の私のリストは、10年前と何が違うのか。
それは、
・「やりたいこと」が「動詞」で表現されている
ということです。

たとえば、
・本を読んでいる
・ブログを書いている
・セミナーで話している
・ランニングしている
・コーチングセッションで対話している
という感じなんですよね。

この「やりたいこと」リストは、モノを手に入れた「結果」のリストではないんです。

行動すれば、すぐに「やりたいこと」を感じられます。

要は、
・「やりたいこと」リスト=「プロセス」リスト
なのですね。

 

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「やっていると楽しい」リストを増やそう

私たちは結果をコントロールできません。
一方、プロセスはコントロールできます(ある程度は)。

ですから、
・結果=静止画
を追いかけていると、達成できなかったときにつらさを感じるんですね。
どんなにがんばっても、達成できない目標はありますので。

それよりも、
・プロセス=動詞
を追いかけるほうが、幸福度は高まります。

「やっていると楽しい」に幸せを感じるからです。

その「〜していると楽しい」という動詞の連続が、私たちの「幸福な日常」をつくるわけです。

つまり、
・「〜していると楽しい」という点
が積み重なった結果として、
「〜ができていて幸せな人生」という線
ができあがるわけです。

このようなメカニズムがあるので、
・「結果=静止画」を追いかける人生は苦しい
・「プロセス=動画」を体験している人生は楽しい
ということになるわけです。

先日、先輩コーチから、珠玉のフレーズをもらいました。

それは、「ゴールと目標の違い」です。

2つの違いを別の言葉に置き換えると、
・ゴール=到達点
・目標=通過点
なのだと。

しびれました。

その意味で言うと、
・静止画=到達点
・動画=通過点
なのだと言えるのではないかと考えています。

さて、あなたが追いかけている「やりたいこと」は、静止画でしょうか。
それとも動画の「やりたいこと」でしょうか。

「欲しいモノ」が悪いわけではありません。
ただ、そればかりだとしんどくなります。
「やっていると楽しいこと」も、やりたいことリストに入れてみましょう。

 


 

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■編集後記

昨日は、ホワイトデーでしたね。

妻と娘に、クッキーと和菓子スイーツを買って、早めに帰宅しました。
偶然にも、私が買った和菓子スイーツが、娘が興味を持っている「米粉スイーツ」だったことが判明。

私はまったく知らずに買ったので、家族で「こんな偶然があるんだね(笑)」と驚いてました。(^^)


 


 

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