気づきの習慣

異質感を積極的に取りにいく。ときには自分の立場が「最下位」になる場所へ。

投稿日:2017/07/10


自分がすごしている日常の世界。

意識して余白をつくり、「異質感」を味わっていかないと、自分の伸びしろが足りなくなってしまい世界は広がらないと感じています。

 

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「いつもと同じ」では世界は広がらない

30代なかばをすぎたあたりから、ぼんやりしていると自分の世界がせまくなってきます。

子どもの頃に描いていたイメージでは、「大人になればなるほど、世界が広がる」といった想像をしていました。

でも、世界は自然と広がるものではなく、「広げよう」とする意識が不可欠だということに気づいたのです(遅いですが・・・)。

10年前を思い出すと、私は、まさに「せまい世界」に生きていました。

取り組む仕事はルーティン作業、つきあう人は固定化し、行動範囲も限定されている状態。

たとえば、

・同じ会社の人たちと
・なじみの居酒屋にいき
・いつもと同じ話題で盛り上がる

といった感じです。

もちろん、そのようなコミュニケーションを全否定するわけではありません。

そこで得られる関係性や学びはあるでしょう。

では、社内の人といると、どのようなメリットがあるのでしょうか。

正直なところをひと言でいえば、面倒くさくないし、ラク」なのです。
(相手にもよりますが・笑)

・お互いに共通の話題がある
・専門用語もそのまま通じる
・似たような価値観で話ができる

からですね。

しかし、そのような関係がずっと続いてしまうと、自分が成長していくための余地を見つけてくのが難しくなります。

ですから、どこかで思いきって、成長するための余白のような「異質感」を確保する必要があるのではないでしょうか。

 

スイムスクールで感じる「異質感」

いま、私は毎週トライアスロンのスイムスクールに通っています。

朝の7時15分から8時30分まで、一心不乱にスイムトレーニングをしています。

そのスクールには、70歳を超える男性をはじめとして、私より年上の人たちが多いです。

スクールでのメンバーとしてもっとも歴史が浅い私は、すみっこのほうで必死に泳いでいます(実力不足なので・・・)。

4コースあるうち、もっともビギナーのコースで泳いでいるのにもかかわらず、周回遅れは当然、コーチが話すドリルの専門用語さえわからないこともあります・・・。

そのため、毎週のように挫折感や「まだまだ先は長いな・・・」という所在なさを感じてトレーニングを終えるのですね。

スクールの先輩たちから、「伊藤さん、がんばってね!」と言われると、「お、、、突出して遅いからかなぁ・・・」と思い、ドキッとします。(^_^;)

みなさんスイムが速いので、いくら鈍感な私でも自分に「異質感」を感じて、「ちょっと、さすがになぁ、、、きついなぁ。。。」と思うこともあります。

ただ、最近はとらえ方を変えて、そのような「異質感」こそが、成長必要なものだと考えるようになりました。

立場を変えれば、私は、家族の中で長としての父親の顔があります。

会社員事業ではそこそこの成績があり、セミナー等では知識やノウハウをお伝えする立場にもなります。

そのような立場に慣れきってしまうと、謙虚さを失ってしまう危険性があるのですね。

しかし、週に1度、所属するトライアスロンのコミュニティーの中で、もっとも下の立場になること。

それが、自分の世界をせまくしないためにも、必要なことだと思うわけです。

スイムスクールでは、仕事の話など一切しません。

たとえば、

・どんな企業につとめているのか?
・どんな会社を経営しているのか?
・どのような肩書を持つ人なのか?

という部分。

そのようなステータスはまったく関係なく、ただトライアスロンのスイムを練習したいという意志を持ったトライアスリートの集まりなのです。

要するに、私も、ほかの人も、ただの「ひとりの人間」として扱われるわけですね。

その異質感のイメージは、ひとりで海外旅行に行くような感覚にも似ているかもしれません。

 

積極的に「異質感」を味わいにいく

年齢や性別が異なる人たちと接するのは、人間の多様性を学ぶいいトレーニングとなります。

所属コミュニティーや価値観が違うので、コミュニケーションを学ぶ場になるのです。

ほかの人を知ることは、自分の世界を広げてくれる刺激になることもあるでしょう。

一方で、たくさんの人とふれあうという行為は、自分自身を見つめ直すきっかけにもなり得るのです。

人間の特徴や強みといったことは、相対性の中で気づいたり、磨かれたりする部分があるからですね。

そこで、新しい自分の一面を発見したり、「なおったと思ったけど、ただ機会がなかっただけなんだな」と気づくこともあります。

それが、世界を広げることになりますし、成長につながると思うのです。

同質な人とばかり群れていると、その成長がありません。

さらに、考えが同じ人たちとばかり一緒にいたら、自分自身を見失ってしまうリスクさえあるのです。

私たちは、つい自分がいる世界を中心に考えてしまいがちです。

しかし、「自分以外の世界」のほうがはるかに大きいのですよね。

そのことを忘れないためにも、もっと外に出ていき、「異質感」を感じる意識が必要だと思います。
(私自身、まだまだ足りないといつも感じています)

今の会社の職位やステータスとはまったく無縁の世界に、定期的に出て、自分の「異質感」を感じてみる機会。

多少無理やりにでもいいので、意図的につくり出してみることをおすすめいたします。

 

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■編集後記

昨日は、午前中に家族4人でプールへ。

息子と私は、2人で一緒のコースを泳ぎ、それぞれに1,000メートル泳ぎました。

「息子と2人で1,000メートル泳ぐ」という「やりたいこと」が叶ってうれしいです。

ただ、さすが水泳部、毎日のように泳いでいるだけあって、息子のほうが速かったですが・・・(T_T)

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