モチベーションの習慣

目標達成が苦しくなったときはどう考えればいいのか?

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先日、「習慣化コミュニティー」で開催したセミナーがあります。
その質疑応答で「目標達成が苦しくなるが、どうすればいいのか?」というご質問をいただきました。
私の考えを記事にしてみます。




 

目標達成を考えるための3つの基本要素

「目標達成」を考えるときは、基本的な形があります。

「目標達成」の本やセミナーなどでよく見かけるのは、次の3つのステップで考える形ですね。

それは、
(1)目標を決める
(2)現在地を確認する
(3)ギャップを埋める
という3つの要素から考える手法です。

そのギャップをうめていくように行動を積み重ねる。
すると、目標が実現したり、目標に近づけるのです。

わかりやすいのは、仕事での営業成績です。
たとえば、会社からの売上ノルマが1ヶ月に100万だとします。
20日の時点で70万円を販売できている。
すると、ノルマ達成まであと30万円。

これが、
(1)目標:100万円のノルマ
(2)現在地:70万円の売上
(3)ギャップ:30万円の販売
という形です。

このギャップを埋めていくために、営業活動をする。
その活動次第で、目標を達成できたり、できなかったりするわけですね。

シンプルです。

 


 

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目標達成の2つのアプローチ

ただ、この目標達成のスタイルには、大きく2つのアプローチがあります。

アプローチのスタイルによって、
1:苦しい目標達成になるのか?
それとも、
2:豊かな目標達成になるのか?
が変わるんです。

この2つのアプローチの違いを理解することは、重要だと考えています。
なぜなら、たとえ同じ目標を達成するにしても、そのプロセスで味わう感情に大きな違いがあるからなんですね。

 

1:苦しい目標達成

まず、
1:苦しい目標達成
です。

ギャップを埋めるために、何を見ているか。
「足りないところ」を見ています。

ですから、気持ちは常に不足感。
この見方をしていると
「まだ足りない……。」
「もっとがんばらなきゃ!」
という感情です。

そのため、目標を達成するまでずっと苦しい。
それでも、めでたく目標を達成したときは、まだいいですね。
達成感を味わえますから。

でも、目標に未達だとどうなるか。
「自分はダメだ……。」という自己否定に入ります。

やっぱり、苦しいですよね。
常にひき算ですから。

 

2:豊かな目標達成

一方、同じようにギャップを埋めていくのでも、豊かさを感じながら目標を達成していくスタイルもあります。

こちらはプラスになったところを見ています。
「今日も1日分を進められたな」という感じ。
これを日々味わえます。

もちろん、目標に届いているわけではないんです。
達成する可能性も、未達になる可能性も、苦しい目標達成と変わりません。

それでも、自分がフォーカスしたい重要分野で、確実に前進している感覚がある。
大事にしたいものを、大事にできたという実感がある。

そんな事実が、豊かさや充足感を満たすわけです。
たし算をずっと続けているんです。

 

私の事例

私の事例で考えてみますね。

私の今月の目標は、
・1ヶ月に10キロ泳ぐ
です。

この目標に対して、今のところ6.3キロです。

苦しい目標達成だとどうなるか。
足りないところを見ます。

ですから、「あと3.7キロも泳がなきゃいけないのか……。」という感情です。

けっこうがんばっている気がする。
でも、足りない。
目標に達するまでずっと足りない感覚。
無事に目標達成しても、よろこびは一瞬で終わります。

来月は、再びゼロからのスタートです……。

一方、豊かな目標達成だと、すでに泳いだ6.3キロを見ます。
ですから「自分なりに積み重ねられているな」というポジティブな感覚があります。

すると「あと3.7キロ、進んでいこう!」と思えます。
積み上げ感が持続するわけです。

どこを見るか。
視点の違いが、感情を変えてしまうわけです。

 

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自分にとって最適なバランスを探していく

もちろん、苦しい目標達成が悪いわけじゃありません。
ギャップを見ることがモチベーションになることも多いですから。

ただ、まわりを見ていると、苦しい目標達成をし続ける方は、燃え尽き症候群になりやすいです。
なぜなら、今の目標を達成しても、またすぐに次の目標がやってくるからです。
休む暇がないんですよね……。

私自身、経験があります。

ギャップがモチベーションになって、調子が良いときは問題ないんです。
フルマラソン完走のときは、まさにギャップからモチベーションをつくっていました。
「今月の100キロに足りないのは、あと30キロだから、あと5キロ走っちゃおう!」みたいに。

それが、イレギュラーが続いたり、身の丈に合わない大きすぎるギャップだと目標につぶされます。
「残業で全然走れてない。ヤバい!」と。
結果「目標達成がつらい……。」と感じてしまうんです。

考えてみると、おかしな話ですよね。
目標に向けて、なりたい自分になるための行動が嫌になるなんて。

そんな経験から、現在の私は、
・基本は「たし算の世界の住人」として目標を目指す
というスタイルを採用しています。

ただ、それだけだとすぐにサボるので、そのときは
・一時的に「ひき算の世界の住人」として目標を目指す
というスタイルをとる。

そんなバランスが最適だと考えています。
割合にすると、
・たし算9.5:ひき算0.5
くらいですね。

スイムを泳いだ距離だけじゃなく、
・「良習慣の力!」ブログ
複業メルマガ
・コーチングセッションの回数と時間
・セミナー回数
など、たし算をやり続けています。

このたし算は、減らないんです。
常にプラスしかない。
そんな思考が、継続できている理由だと自己分析しています。

もちろん、ここは人の価値観によるところ。
あなたにとって最適なバランスがあるはずです。
過去の成功体験を思い出しながら、バランスを探ってみましょう。

 


 

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■編集後記

昨日は、「習慣化コミュニティー」朝活6:30の部からスタート。

会社の昼休みの間に耳鼻科へ。
最近、プールに出てから鼻水がとまらなくて。。。(^^;)

夜は「良習慣塾」セミナー準備。
テキスト部分の打ち込み完了。
あとはスライドに落とし込むだけです。


 


 

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