質問の習慣

「一度に1つに絞る」ことの有効性は、習慣化だけではなく目標達成にも通じる。

投稿日:2016/03/11


「すぐに成果を出したい!」

そのような思いが強ければ強いほど、同時にたくさんのことをやってみたくなります。

しかし、「同時にいろんなことに手をつけること」は、おすすめしていません。

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「すぐに成果を出したい!」と思って、同時にいろいろなことに手をつける愚行を反省

7年前に「レバレッジリーディング」を読んで、「本田直之さんみたいになりたい!」と考えたとき、同時にたくさんのことに手をつけました。

・多読
・英語
・IT
・金融知識
・トライアスロン

など、一気にやろうとしたのです。

しかし、、、どれもうまくいきませんでした。(^_^;)

すべてに中途半端に手をつけて、どれもものにならない状態。

私という人間が持つリソースは、とても限られたものです(本当にわずかしかないです・・・)。

その少ないリソースを、たくさんのことに振り分けてしまったので、それぞれの成果がたいしたことがなかったのです。

たとえば、いまの私が、コーチングのほかに、カウンセリング、セラピー、NLPなどを深めていったら、どうなるか?

いつまでたってもコーチングが上達しないでしょう。

リソースが少ないからこそ、力を注ぐ先をしぼったほうが良いのです。

以前の記事にも書きました。

「ワン・シング 一点集中がもたらす驚きの効果」。5cmのドミノが月まで届くくらいに1つに集中しよう。 | 【良習慣の力!】ブログ

 

「なんでもバランスよくやること」におちいる弊害は?

少ないリソースを「バランスよくやってしまう」とどうなるのか?

TOEICの学習で考えてみましょう。

TOEICスコアアップのためには、

・単語
・文法
・リスニング
・リーディング

という4分野を学習する必要があります。

1日2時間学習するとしたら、4分野を各30分ずつ学習したくなるかもしれません。

しかし、そうすると、それぞれの分野を少しずつ学習することになるので、なかなか上達感がないのです。

それよりは、極端な例ですが、2時間を単語を覚える時間にしてしまう。

ほかの3つは後回しにして、おぼえるべき単語を一気にやりきってしまうのです。

単語を一通り覚えたら、次は文法というような流れでやっていき、最後にリーディングやリスニングをやって全体を総合的にレベルアップさせていく。

語彙は、定着させつつ、忘れないようにさらっと復習しておけば、大丈夫なのです。

そのような流れが目標達成や習慣化にも良いのだと考えています。

私は、毎年、

・仕事で1つ
・仕事以外(プライベート)で1つ

の目標をつくっています。

たとえば、今年は、

・仕事:国際コーチ連盟の資格取得
・仕事以外(プライベート):トライアスロン オリンピックディスタンス完走

という2つの目標にしぼりました。

反対にいうと、それ以外の目標は、達成できなくても仕方がないと考えています。

そのように考えることで、以前よりも格段に目標達成の確率があがりました。

それは、ターゲットが明確になることを意味しているからだと考えています。

 

重要な活動をしぼるために「自問自答」をしてみよう

しぼることが難しいのは、私もよく理解しています。

では、どうするのか?

おすすめは、やはり「質問」です。

たとえば、

あなたが1年を振り返ったとき、「(ほかのことはできなかったけれど)これだけはやっておいて良かった!」と思えることは何ですか?

とか、または、

「3年後、今よりずっと成長しているあなたが、今の自分を絞り込むためにひと言アドバイスをするとしたら何と言いますか?」

という質問をご自身になげかけてみましょう。

目標が絞り込まれてくるはずです。

目標を1つか2つに絞り、エネルギーを注ぐ先を集中して「シングルモード」で活動することが、早く成果を出すコツです。

いろいろなことをやりすぎて、「いまいち成果が出ないな・・・」と思っているかたは、思いきり目標をしぼって集中してみることをおすすめいたします。

 

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■編集後記

「100人コーチング」のお申込みがあり、仕事終わりにセッション。

遠方から上京するということで、今回のご縁をいただきました。

すでに有料化しているサービスですが、申込みが続いており、ありがたい限りです。(^_^)

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-質問の習慣

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