感情の習慣

自分に言い訳をする「セルフ・ハンディキャッピング」を防ぐ方法

投稿日:2020/08/29


気が散らないようにするためには「よけいなものが視界に入らないようにする」。

このシンプルなルールをできる限りつくっていきましょう。




 

「セルフ・ハンディキャッピング」現象とは?

あなたは、学生時代に「テスト勉強をやろうとしたのに、急に机の上を片づけはじめる」という行動をとったことはないでしょうか。

同じように、私は会社で重たい事務処理をしようとして、急にデスクまわりを片づけはじめることがあります。

この現象、興味深いです。

本来やろうとしていることがある。

それなのに、なぜか別のことをやってしまうのですから。

不思議ですよね。

これは、心理学で命名されている現象です。

「セルフ・ハンディキャッピング」と呼ばれています。

私たちは思い通りの結果にならなかったときに、

「テスト勉強がはかどらなかったのは、机の上を片づけていたから」

「事務処理が進まなかったのは、デスクまわりを片づけていたから」

といった言い訳を、事前に用意しているのです。

あらかじめ、自分でハンディキャップをつけてしまうということですね。

この「セルフ・ハンディキャッピング」。

いい現象ではありませんよね。

では、「セルフ・ハンディキャッピング」を起こさないようにするためにはどうすればいいのでしょうか。

 


 

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自宅で「セルフ・ハンディキャッピング」を防ぐ方法

「セルフ・ハンディキャッピング」を防ぐ方法。

基本の対処策は、「よけいなものが視界に入らないようにする」ことです。

シンプルですがパワフルです。

取り組むタスクに必要なもの以外はすべて見えないところに置きましょう。

場所について、自宅とオフィスで考えてみます。

まず自宅。

必要なもの以外はダンボール箱などの「一時避難スペース」をつくっておきましょう。

そうして、

・読みかけの本

・書きかけのノート

・セミナーのテキスト

などは「一時避難スペース」にまとめてしまってしまうのです。

このとき、できればスマホもしまいたいところです。

たとえスマホを機内モードにして使わないとしても、視界にはいれないようにしておくのです。

そうしないと、見えないところで意識がスマホに奪われます。

そうして重要なタスクが終わったら、あらためて「一時避難スペース」から取り出せばいいのです。

私の場合、本棚を「一時避難スペース」にしています。

たとえば、ブログを書こうとしたときにじゃまなものがあれば、「一時避難スペース」にまとめて置いてしまいます。

そのスペースは、あえてスペースを空けるようにしています。

これだけで、集中力が変わります。

また、ブログを書く前に「一時避難スペース」に不要なものをまとめることで「これからブログを書くぞ」という気分にもなります。

行動のいいスイッチになるのです。

私たちは、視界に入るものに誘惑されやすいものです。

優先順位を間違わないために、気を散らすようなものは「よけいなものが視界に入らないようにする」ようにしましょう。

 


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オフィスで「セルフ・ハンディキャッピング」を防ぐ方法

次にオフィス。

オフィスでも「セルフ・ハンディキャッピング」を防ぐ方法をおこなっています。

ただ、オフィスには自分専用の本棚はありません。

そこで取り組んでいるのが、「デスクの引き出しを1段だけからっぽにしておく」ということです。

こうして「一時避難スペース」をつくるようにしています。

たとえば、見積書や提案書のような集中力が必要な書類をつくるとき。

気が散る書類やファイルなどを「一時避難スペース」にしまってから取り組むようにしています。

30分や1時間程度でしたら、スマホもオフにして「一時避難スペース」にしまうこともあります。

こうして、とにかく視界のよけいなものが入らいないようにするわけです。

これだけで目の前のタスクに集中できるんですよね。

最悪なのは、デスクの上にいろいろな回覧資料やよけいな文房具が出ている状態。

使わないものであっても、脳のエネルギーは奪われます。

30分で終わるはずの仕事が、1時間かかったりするのですよね。

ですから、「よけいなものが視界に入らないようにする」というシンプルなルールを守るようにしています。

このような環境をととのえておくだけで、脳のエネルギーを無駄に消費しません。

結果として、集中力が高まります。

あなたのパフォーマンスや成果も変わってくるはずです。

 


 

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■編集後記

昨日は、早起きのための新しいアプリを知りました。

おもしろい機能があったので、さっそくインストール。

試してみて、良かったら記事にする予定です。(^^)


 


 

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