先のばしを減らす習慣

イグアスの滝に落ちないための「決める習慣」

投稿日:


こんにちは。
良習慣プロフェッショナルコーチの伊藤良です。

「決めない」まま進んでいると、人生は気づかないうちに大きな滝へ向かってしまうことがあります。
流される人生から抜け出すために、小さな「決める習慣」に取り組んでいきましょう。




 

イグアスの滝と決める習慣

私が大学生時代、ヒットした映画に『ブエノスアイレス』があります。
映画青年だった私は、何度か劇場に足を運びました(大学をサボって……)。

映画の中で、30年近く経った今でも、はっきりと思い出せるシーンがあります。
それは「イグアスの滝」のシーン。

世界三大瀑布の1つであるイグアスの滝。
ブラジルとアルゼンチンの間にある世界最大の滝です。

名所は「悪魔の喉笛」と呼ばれる滝つぼ。
どうして、「悪魔」なんて名がついたのでしょうか。
答えは「滝つぼのあまりの轟音に、悪魔が叫ぶような音に聞こえるから」なんですね。

ぜひ、YouTubeなどで映像を観ていただきたいんですけれど。
ヤバいです(語彙力なし・笑)。
万が一にも滝つぼに落ちたら、確実にあの世です……。

さて、なぜイグアスの滝の「悪魔の喉笛」の話をこのブログで書いたのか。
それは「イグアスの滝と決める習慣」に関係があるからです。

 


 

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「決めない人」の末路

昨日の「良習慣塾」セミナー。
テーマは「決める習慣」でした(良習慣塾の中では違う名称ですけれど)。

決める。
私が研究しているテーマの1つです。

なぜなら、以前の私がダントツにできないことだったからです。
個人的には「優柔不断キング」でした。

パーフェクトに「決めない人」です。

実際、人生の重要な節目である
・進学
・就職
・結婚
など、自分で決めたようで決めていないんですよね。

それでも、人生は流れていきます。

イメージは、人生という名の大海原にイカダを浮かべて。
その上にポツンと1人、私が乗っているような感じです。

私が何も決めなくても、海の流れでイカダは進みます。
理想の航路とは違いますけれど「何となく」流れていくんです。
自分が決めなくても、人生の時間が流れていくみたいに。

ただ、ずっと「決めない人」だとどうなるか。

ある日、イカダの前方から、轟音が聞こえてくるんですね。
「ゴウゴウ」と。

イカダの上の私は不思議に思います。
「あれは何の音だろう?」と。

そのまま進むと、轟音の正体が判明します。
「悪魔の喉笛」なのですね。
私は自分で進むルートを決めないうちに、イグアスの滝に迷い込んでいたわけです。

そのときになって、私はようやく「ヤバい!(また語彙力・笑)」とあせります。
イカダの方向を変えようとするんです。

でも、今までずっと「決めない人」だったのに。
こんな場面で急に「決める人」に変われるわけがありませんよね……。

必死にイカダの横から手を出して、方向を変えようとしても筋肉が足りません。
ずっと「決めない人」だったわけですから……。

 

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「ちょっとだけ決める人」へ変化する方法

ズルズルと決断しない「決めない人」は、以前の私の姿です。
ただ、「決めない人」から抜け出したいとは思っていたんですね。

当時は、周りの「決める人」たちと自分の差が苦痛でした。
ガンガン決めて、ドンドン進む人がいたので。

それでも、「決める」ことも習慣で改善できます。

決める習慣を学び、少しずつ実践したら、現実も徐々に変わってきたからです。

結果、
・ブログやメルマガの毎日継続
・会社員から複業家への転身
・「良習慣塾」の開塾
・トライアスロン
など、優柔不断は多少なりとも改善しているように思います。

もちろん、パーフェクトな「決める人」になれているわけではなく。
ちょっとだけです。

ドラマ『ちょっとだけエスパー』になぞらえるなら、「ちょっとだけ決める人」には近づけているんじゃないかなと。

そこで思うのは「決めない人」から「ちょっとだけ決める人」への変化のプロセスに何があったのか、です。

様々な要因があるので、正直なところひと言では言えないのですけれど。
あえて「ひと言」で表すなら、「良習慣の種を実践してきたから」だと考えています。

なぜなら、自分がすべて「決める」からです。
・「なりたい自分」がしている習慣は何か
・そのためにどんな習慣が必要か
・来月どんな習慣にトライするのか
・どれくらいやるのか
・いつやるのか
・どこでやるのか
など、毎月考えてから決めています。
そして、毎日決めてから実行しています。

もちろん、できないことも多いです。
でも、できないところがあるから、改善しようとして、また「決める」わけです。

つまり、「良習慣塾」を実践している限り「決める」ことの連続なんですね。
10年以上、やり続けています。
その習慣が「決めない人」から「ちょっとだけ決める人」になれている理由なんじゃないか。
そう感じています。

あなたも「悪魔の喉笛」の滝つぼに落ちないように。
日々「良習慣の種」のようなメソッドを活用することで、「決める習慣」の力を高めていきましょう。

『あなたを習慣化の達人にする「良習慣の種」』(Kindle電子書籍)

 


 

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■編集後記

昨日は、「良習慣塾」セミナーを開催。
テーマは「決める習慣」でした。

「決める」ための考え方と行動について、お届けしました。
「良習慣塾」メンバーの決める力を高めるために、少しでもお役に立てたらと思います。(^^)


 


 

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