良習慣づくりの習慣

ニューウェルの三角形を習慣形成に活用しよう

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こんにちは。
良習慣プロフェッショナルコーチの伊藤良です。

習慣形成は、ある特定の行動や思考を上達させることでもあります。
ですから、上達に必要な要素をしっかり押さえておきましょう。




 

重要なのは「何を上達させるのか?」

習慣形成を考えるとき、重要になるのは何でしょうか。

私の答えは、
「何を上達させるのか?」をはっきりさせること
だと考えています。

なぜなら、良習慣づくりとは「現在は不慣れなことを、未来に向かって慣れさせていくこと」だからです。

たとえば、水泳のクロール。
カナヅチの頃は不慣れです。
だからトレーニングする。
上達を目指して。

練習を続ければ、やがて上達します。
定期的に泳ぐようになると、習慣に変わります。

このときに大事なのは「クロールを上達させること」ですよね。
そこを明確にする。
万が一、平泳ぎやバタフライを練習していると目標とズレてしまいますから。

そのようにして、
・早起き
・読書
・ダイエット
など、特定の習慣のスキルを上達させると、習慣が定着するわけです。

・ビジネススキル
・楽器
なども同じですね。

ですから、始めに「何を上達させるのか?」をはっきりさせること。
それが重要になってくるのです。

 


 

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上達に必要な3つの要素とは?

では、私たちが何かしらのスキルを上達させたいとき。
ターゲットを決めたら、次はどんなポイントを考えていけばいいのでしょうか。

そんなときに有効なのが「ニューウェルの三角形」という理論です。
上達の地図を描くとき、次の「3つの要素から考えるべき」を説いています。

その3つとは、
(1)人
(2)課題
(3)環境
です。

私たちが上達に向き合うときに、
(1)人:どんな能力を持っているのか?
(2)課題:何をクリアしたいのか?
(3)環境:どんな状況で取り組むのか?
について考えていくと良い、ということなんですね。

たとえば、私がクロールを上達させたいと思ったとき、以下のような状況でした。

(1)人
・クロールは下手
・まぐれで1500メートルを泳げた経験はある
・「何となく」しか泳げていないからレースでリタイアする

(2)課題
・基礎ができていない(だからリタイアしてしまう)
・スピードが遅い
・足がつる
・怖い(苦手意識が強い)
・トレーニング不足
・つかれる

(3)環境
・近所の市民プールしか練習場所がない
・普段、一緒にトレーニングする仲間はいない
・指導者もいない

こうして一覧にしてみると、いかに不利な状況なのかがよくわかりますね……。

「このままだと、いつまで経ってもこのままだな……。」と。
検討後、スイムスクールに通うことを決断。
以下の変化が起きました。

(1)人
・練習で遅れずについていけるようになった

(2)課題
・たくさんあるけれど、40メートルを108本泳げるくらいにはなった

(3)環境
・毎週火曜日の夜に本気で練習している
・仲間がいる
・コーチもいる

結果、3つの要素はすべての項目で
・解決
・改善
しました。

おかげで、今年エントリーした2つのレースは無事に完走することができました。
何とか、ちょっとは上達したわけです。

 

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「ニューウェルの三角形」を活用してみよう

スキルの上達を目指すなら、闇雲にやるよりもポイントをしぼり込みましょう。

そのために、
(1)人:自分のスキルの現状を把握する(何ができていて、何ができていないのか)
(2)課題:上達のための目標設定をする
(3)環境:取り組みたい行動に集中できるように環境を整える
から考えるとスムーズです。

きっと、あなたがこれまでにうまくいった仕事や目標は、3つの要素のバランスが良かったのではないでしょうか。
1つの要素だけがんばるのだとしんどいです。
3つの要素の質を少しずつ高めていけるといいんですね。

あなたの上達に「ニューウェルの三角形」の理論を使ってみましょう。
私としては、ぜひ習慣形成にご活用いただきたいです。

 


 

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■編集後記

昨日は、夜に「良習慣塾」セミナーの準備。
「良習慣塾」としては年内最後のセミナーになるので、準備にも力が入ります。

「良習慣塾」メンバーの2025年を総括する時間にするべく、内容を磨いていきます。(^^)


 


 

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・会社員

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1975年生まれ。茨城県出身、東京都在住。

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