気づきの習慣

「こと」に夢中になりすぎると、「ひと」が見えなくなる

投稿日:


こんにちは。
良習慣プロフェッショナルコーチの伊藤良です。

長い間、専門分野を学んでいると、見落としてしまうことがあります。
それは「こと」を見すぎてしまい、「ひと」を見なくなってしまうこと。
専門家ほど、注意したいところです。




 

「ひと」より「こと」を見ていた私のミス

つい先日、「これは反省して、改善しないといけないな……。」と、強く感じたことがあります。

それは何かというと「目を向けるところが間違っていた」ということです。

具体的には、習慣形成や目標達成という、私の専門分野について。
目を向けるところが「こと」に向きすぎて、「ひと」に向いていなかったんですね。
そこに気づきました。

きっかけは、良習慣塾メンバーのYさんとのメールでのやりとり。
Yさんから「目標設定をもっとブラッシュアップしたいんですけど、いい方法はありますか?」という質問があったんですね。

私は「いい質問だな〜」とうれしくなって。
YさんがFacebookグループで投稿している目標を確認してみました。
そして、「目標の表現が、SMARTになっているか、再確認してみるのはどうでしょう?」と返信したんですね。

ほどなくして、Yさんから「ありがとうございます!」と返信があり、やりとりは終わっていました。

その後、Yさんから「SMARTで考え直したら、具体的になりました!」と連絡をいただけて。
「1年のBIG5をSMARTルールで見直す」というやりとりが、無事に完了したのです。

 


 

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私の落ち度は思い込みから生じていた

このYさんとのやりとり。
一見すると、なんてことはないようにも思えます。

でも、私には落ち度があったんです。

まず思ったのは「SMARTって何?」です。
Yさんに、私は何の前提知識も伝えずに「SMARTで」と回答したんです。

「目標設定」の領域には、目標を具体的にするための5つのポイントがあります。
それをルールにしたものが「SMARTルールやSMARTの法則」と呼ばれる方法。

私自身も、ブログ記事にしています。

目標は明確であればあるほど達成しやすくなる

あなたは目標設定にルールを持っていますか?「SMARTルール」で目標をつくる方法。

ブログにも書いているなら、Yさんへのメールにリンクを貼ることもできたのに。
それもせずに、単に「SMARTで」と。
不親切ですよね……。

私には「SMARTルールは有名」という思い込みがあったのです。
そのため、Yさんに解説することもなく、メールを送ってしまったわけです。

当然、「面倒だな」などと思っていたわけでもなく。
普通だったのです。
その感覚がまた、問題だったなぁ……と。

さらに、昨日の「良習慣塾」でも、SMARTルールのことを、念のためお伝えしたんですね。
すると、別メンバーのTさんから「SMARTルールを教えていただいて、たしかにBIG5がより具体的になりました!」と。
喜びの声が届いたんです。

その瞬間、Yさんに感謝するとともに、Tさんには「悪いことをしたな」と。
Yさんは再受講で、何度も目標について話しているのに、SMARTをお伝えしていかなったかも、と。

「忸怩(じくじ)たる思い」とは、まさにこのことですね……。

 

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届ける「ひと」を見誤らないように

どうやら私は、良習慣塾メンバーのみなさんに
・新鮮な視点
・新しい解釈
・最新の研究
などを伝えようとするあまり、ベーシックな視点が抜け落ちていたようです。
つまり、視点が「ひと」ではなく、「こと」に向かいすぎていたんですね。

これは、危険な兆候です。
私は、ほかの人が求めていないことを追いかけているわけですから。
努力の方向性がズレてしまっていたということです。

ブログでは、専門用語などは使いすぎないように、もう少し注意しているつもりでしたが)それも、思い込みかもしれませんが)。
「良習慣塾」メンバーには、あまり遠慮していなかったのです。
そのスタンスが、「灯台下暗し」みたいになっていたんですね。

もしかしたら、あなたも、ご自分の専門分野を追いかけるあまり、「ひと」を置いてけぼりにしていることがあるかもしれません。
私のように。
ただ、あなたには常識であっても、ほかの人には常識じゃないことはたくさんあります(その逆もたくさんあるように)。

もちろん、私たちが専門分野の興味を深掘りするのは、悪いことではないと思うのです。
その内容について、伝える相手がいるのであれば、そのときは「こと」ではなく、「ひと」を見ていくこと。
それが重要だと思ったわけです。
これが、私の最近のミスと気づきでした。

届ける人が誰なのか。
見誤らないようにしましょう。

 


 

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■編集後記

昨日は、「良習慣塾」を開催。
3ヶ月のまとめと次の3ヶ月の目標を考える時間をとりました。
私も、整理ができて良い時間になったなと。

また、今後の良習慣塾に期待することなど、アンケートにもご協力いただきました。
アンケートでのみなさんの言葉が、真剣、真摯、誠実で。
読みながら、感激しておりました。(^^)


 


 

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・ビジネス書作家
・早起きコンサルタント
・国際コーチ連盟(ICF)アソシエイト認定コーチ(ACC)
・トライアスリート
・100kmウルトラマラソンランナー
・会社員

など、複数の活動をしている複業家。
1975年生まれ。茨城県出身、東京都在住。

良習慣を定着させるコーチングによって、クライアントの人生を変えるサポートをしている。

サポートしたクライアントは良習慣の定着によって、独立起業、複業家デビュー、セミナー講師デビュー、電子書籍出版などの目標達成を果たしている。

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