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「質と量」についての興味深い研究とは?

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こんにちは。
良習慣プロフェッショナルコーチの伊藤良です。

「質が大事なのか?」
「それとも、量が大事なのか?」

この問いの答えは、状況によって答えが変わります。
そこで、本記事で興味深い視点を1つ提供したいと思います。




 

「質と量」に関する興味深い研究

私が好きな実験があります。
それは「質の苦しみと量の楽しみ」という実験です。

どんな実験か。
簡単に説明してみますね。

まず、2つのグループに分かれます。
彼らに、プレゼンテーションの資料づくりについての課題を与えました。

1つはグループA。
こちらのグループには「あなたのプレゼンテーション資料の質で評価します」と伝えます。
ですから、「よし、渾身のプレゼン資料をつくろう!」と思いますよね。

もう1つは、グループB。
こちらには「プレゼンテーション資料の量で評価します」と伝えています。
そのため、「資料をたくさんつくっていこう」と思うわけです。

では、ここであなたに問題です。

Q:プレゼン資料の質が高かったのは、どちらのグループだったでしょうか?

ちょっと考えてみていただければと思います。

 


 

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「考えた」のか?それとも「つくった」のか?

そこまでもったいぶることも無かったかもしれませんね(笑)。

では、答えです。

プレゼン資料の質が高かったのは「グループB」だったのです。

不思議じゃないですか?
質を追求したのは、グループAなのに。
量を追求したグループBのほうが評価が高かったなんて。

当然、研究者たちは、2つのグループの様々な要素を分析。
その分析から、興味深い数値が出てきたんですね。

それは何かというと「2つのグループの人たちが、どんなことに時間を費やしていたのか?」という数値だったんです。

時間を計測してみると、グループAの人たちは「資料を考えること」に多くの時間を使っていました。
一方、グループBの人たちは「資料をつくること」に時間を投下していたのです。

この分析のポイントは「やっぱり、質より量が大事なんだね」ということではありません。
それだったら、わざわざブログ1記事を使って書きませんので。

私がこの研究が好きなのは、もっと重要なこと。
それは、2つのグループの人たちでは、どちらのほうが「楽しい」と感じていたのか、ということなんです。

結果は、圧倒的に「グループBの人たち」のほうが、プレゼン資料づくりを「楽しい」というポジティブな気持ちで取り組んでいたんです。
この結果、すごく興味深いと思いませんか。

 

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プレッシャーが行動を止め、楽しさが継続をつくる

「渾身の1つ」をつくるグループA。
もしかしたら、こちらのほうがラクに見えるかもしれません。
資料を1つつくればOKなので。

ただ、グループAの人たちは、楽しさがあまりなかったということなんですよね。
それは、なぜなのでしょうか。

じつは「この1つで評価されてしまう」というプレッシャー。
それに苦しんでいたのです。
ですから、楽しくなかったんですね。

一方のグループB。
どうしてポジティブだったのでしょうか。
理由は、資料づくりに対して量を目指していたので、プレッシャーがありません。
むしろ、1つできるたびに気づきや発見があったのでしょう。

「次はこうしよう」
「もう1回やってみよう」
「新たなアイデアが出た!」
というスタンスでプレゼン資料づくりに臨んでいたはずです。
こうなると、楽しさが増えますよね。

ここで私が思い出すのは、ブログの習慣化です。

過去、ブログを書いていた友人たち。
彼らは「毎日更新だと、ただ書いているだけになってしまんだよね。それよりは、週に1回、質が高い記事を書こうと思う」と言っていました。

きっと、「質が高い記事を書かなければならない」というプレッシャーに苦しんだのでしょう。
やがて、やめてしまいました……。
いま思うと、グループAの発想だったんですね。

今のところ続いている私は、「量を書いているうちに、質も向上するはず」と考えていました。
今も、そう考えています。
ですから、楽しさがあります。
結果、続いているのだなと。
その意味では、私は運良くグループBの発想だったようです(少なくとも、ブログに関しては)。

さて、あなたはいかがでしょうか。
「質」で勝負しようとして、苦しくなっていないでしょうか。
もしかすると、あなたのアウトプットを「量」を増やすほうに発想を切り替えてみると、うまくいくかもしれません。

 


 

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■編集後記

昨日は、日中に「良習慣塾」メンバーとの集中ルームに参戦。
ブログの前倒しができました。

トライアスロンのスイムスクールへ。
レース本番を意識した練習が増えています。

私は、つかれてきたときのフォームの崩れ方がひどく……。
著しく、スピードダウンしちゃうんですよね。
改善しないと……。(^_^;)


 


 

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・会社員

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1975年生まれ。茨城県出身、東京都在住。

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