良習慣の習慣

「この習慣を続けていて本当にいいのか?」と思ったときに考えたいこと

投稿日:2020/03/27


「この習慣を続けていても効果を感じられないんですが、本当にいいのでしょうか?」という質問を受けます。

その答えは、あなたがイメージする未来次第ということです。

その理由を記事にしました。




 

「続けやすい習慣」と「続けづらい習慣」

習慣化を考える前に、理解しておいたほうがいいことがあります。

それは、

・人によって「続けやすい習慣」と「続けづらい習慣」がある

ということです。

たとえば、多くの人が目指す習慣に早起きがあります。

もちろん早起きは私もおすすめしている習慣ですし、人生を変えるパワーを持った習慣だと考えています。

だからといって、すべての人が早起きをすればいいとは思っているわけではないんですよね。

それに私がサポートをしたところで、全員が早起きができるようになるとも思っていません。

それはサポートの実力とかそういうことではなくて、早起きできない状況にある人がいるということです。

実際に、早起きをサポートさせて頂いた方で、シフトによって夜勤に変わってしまうことがありました。

この状態で無理に早起きなんてしたら、健康を害してしまいます。

それに、夜のほうがパフォーマンスが高い人も確かにいるわけです。

ですから、いかに早起き習慣化がパワフルであったとしても、すべての人に適した良習慣ではないんですよね。

つきつめれば、早起きなどの習慣化は手段であって目的ではありません。

実際、早起きをしなくても実現できる目標はたくさんあるんですよね。

それなのに、誰かの価値観の枠にはまって早起きに取り組んでも、結局は続きません。

それは、早起きがその人の「ありたい姿」に近づく行動にフィットしていないこともあるからです。

これが、

・人によって続けやすい習慣と続けづらい習慣がある

という理由です。

 


 

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「人生で得たいもの」が明確かどうか

念のためお伝えしておくと、早起きが必要ないと言っているわけではありません。

むしろ、あなたにも早起きを習慣化していただきたいと思っています。

ただ、それよりも重要だと思っていただきたいのは、早起きを続けたその先です。

その未来にあなたの理想の状態が見えれば続けやすくなりますし、見えなければ継続は難しくなるということなんです。

でも、早起きのような良習慣を継続することはけっこう地味なんですよね(笑)。

ときにとても孤独で地道な行為にも思えてきます。

ビジネス書を2〜3冊読んでもすぐに結果が変わることがないように、早起きを3日続けても急に人生が変わるわけでもありません。

それでも現実に、早起きを続けている人たちがいます。

その人は単に意志が強いわけではないんです。

早起きを続けた先に待っている「ありたい姿」や実現したい目標がある人なんですね。

私自身、はじめて早起きが続いたのは、はじめてフルマラソンに挑むときでした。

それまではほとんど早起きしたことがなかったので、私にとって早起き習慣化はラスボスのような習慣でした。

それでも、早起きを習慣にしなければ走る時間がなかったんです。

フルマラソンを初めて完走するなら、トレーニングは不可欠。

そのためにある程度の制限があったからこそ、早起きをしたいという気持ちが高まってきました。

そして、「いつか」と思っていたフルマラソンを完走したい。

「フルマラソンを完走したら、人生が変わるんじゃないか」とも思っていたんです。

フルマラソン完走のために、早起きをする。

この構造になると、まさに早起きが手段であることがわかると思います。

このように、強い目的がないと継続していくことは難しいでしょう。

 


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地味なアクションを継続できる人が持っているもの

たいていの人は、自分の「ありたい姿」よりも習慣という手段に意識を持っていかれているように思います(私も含めて)。

たとえば「早起きが人生を変える」という強いメッセージを受け取る。

そういわれると「朝4時に起きなければ」という発想になるわけです。

もちろん、それができれば実際に人生は変わると思います。

あきらかに時間の使い方が変わるわけですから。

ただ、時間の使い方を変えたところで「その先に自分が得たい未来」がないと早起きの効果を最大化することはできないと思っているんです。

習慣化に挫折する多くの人は、習慣化に挫折する理由を「自分は意志が弱いから」とか「根性がないから」という精神論に持っていきがちです。

でも、意志が弱くて根性がない人でも、自分で工夫して習慣化している人は多いものです。

良習慣というのは、あまり言いたくなんですがはっきりいって地味です(笑)。

毎日何かをこつこつ続けるというのは、ある意味では面倒で退屈な行為ではあるんですよね。

村上春樹さんが長編小説を書くために走り続けているのと同じように。

それでも、それをやり続けられる人が成果を出すのだと信じています。

では、なぜたんたんと地味なことを続けられるのか。

それは、良習慣の先に目指す姿があるかどうかの違いではないかと思うんです。

「こうなりたいから、早起きする」というフレーズがつながるかどうか。

ですから、まずは自分が望む「理想の状態」をイメージしていただきたいと何度も話してしまうんですね。

そうして、あなたが望む状態が明確になったときにはじめて、「朝4時に起きる」という良習慣が自分に必要かどうかが決まります。

そして朝4時に起きて何をするべきなのか。

それが判断できるはずです。

 


 

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■編集後記

昨日は、コーチングの勉強をしていました。

学べば学ぶほど「まだまだ先が遠いな」と思います。(^_^;)

でも、伸びしろしかないと思って引き続き精進していきます。

「苦手はぜんぶ、伸びしろだ。」苦手分野を「成長の余地」に変える方法。


 


 

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■肩書:良習慣プロフェッショナルコーチ

■キャリア
・ビジネス書作家
・早起きコンサルタント
・国際コーチ連盟(ICF)アソシエイト認定コーチ(ACC)
・トライアスリート
・100kmウルトラマラソンランナー
・会社員

など、複数の活動をしている複業家。
1975年生まれ。茨城県出身、東京都在住。

良習慣を定着させるコーチングによって、クライアントの人生を変えるサポートをしている。

サポートしたクライアントは良習慣の定着によって、独立起業、複業家デビュー、セミナー講師デビュー、電子書籍出版などの目標達成を果たしている。

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