思考の習慣

なぜ、私たちはつい「他者と比較」してしまうのか?

投稿日:2025/02/23


こんにちは。
良習慣プロフェッショナルコーチの伊藤良です。

他者との比較して、一喜一憂してしまう。
あなたには、そんな経験があるでしょうか。

あまり意味がないことだと思いつつ、つい比べてしまう。
その比較の世界から抜け出すために、どうするか。
私が取り組んできることを記事にしてみました。




 

自然に出てきてしまった「優越感」

毎週火曜日の夜。
トライアスロンのスイムスクールに通っています。

私は劣等生の部類。
3コースあるうち、もっともゆっくりのコースで、もっとも後ろで泳いでいるからです。
最後尾が、私の定位置ということです。
半年以上、そのポジションは変わりませんでした。

先日、その状況に変化がありました。
スクールに新しい方(女性)が入会されたのです。
試泳したところ、新メンバーの方は、私の後ろを泳ぐこととなりました。

実際の練習がスタート。
新しい方は、周回遅れになることも。

その姿。
私がスクールに入会した昨年の夏と重なりました。

めちゃめちゃ一生懸命泳いでいても、どんどん離されていく姿。
がんばっているのに、まったく追いつかない感覚。
「半年前の自分じゃないか」と。

そのとき、私の心の中で動き出した感情がありました。
自然に出てきてしまったんです。

その感情とは何か。
正直に言うと、、、「優越感」です。
「自分のほうが速いかも」と。

これを書くのは、けっこう恥ずかしさがありますが……。
実際に感じてしまったので仕方がありません。

 


 

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なぜ人は他者と比較してしまうのか?

私は新メンバーの方と自分のクロールのスピードを比較してしまったわけです。
でも、この比較はあまり意味がないことですよね。

トライアスロンのレースは、自分との戦い。
順位こそつきますが、受験とは違います。
競争ではないからです。

それなのに、私はなぜ比較してしまったのでしょうか。
自分が出場するレースで完走したり、自己ベスト更新をするのは自分との勝負。
他者は関係ないはずなのに。

ただ、この比較。
私のトライアスロンに限ったことではないんですよね。

あなたも、ほかの人とつい比べてしまうことがあるかもしれません。
「比較したって、意味がないのに」と思いながらも、
・収入
・ステータス
・所有物
・フォロワー数
などを比較してしまうという経験が。

では、なぜ私たちは他者との比較がやめられないのでしょうか。

答えがあります。
それは、私たちは「自分はどれくらい進んでいるのか?」を知りたいからです。

自分の人生は、進んでいるのか。
自分は、うまくいっているのか。
現在地を知りたくなってしまうんですね。

「人生の進捗度測定ツール」のようなものがあれば、他者と比較しなくても大丈夫なんですけれど。
そんなツールは、人類史上でまだ発明されていません(たぶん)。

そこで、私たちは他者と比較してしまうんです。
それによって、自分の人生の進み具合を確認しようとするわけです。

 

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自分の現在地を確認する習慣をつくろう

他者と比較する。
それだけで済むなら、特に問題はないのです。

ただ、比較がもたらすデメリットがあります。
それは、他者との比較によって一喜一憂してしまうということなんですね。
それによって優越感を味わったり、劣等感を抱えたりしてしまうわけです。

では、この原因はどこにあるのか。
「自分の人生が進んでいるかどうか?」を計測するツールを持っていないからですね。

たとえば、
・1年のビジョン
・1ヶ月のゴール
・1週間の計画
・「良習慣の種」
など。

自分で考えたものがはっきりしていれば、それらに向かっているはず。
そうすれば、どれくらい進んでいるのかがわかります。

そうした自分なりに進みたい方向が無いと、自分がどこにいるのか不安になるもの。
不安になると、周りを見渡したくなります。
周りに他者がいたら、自分と比べて「自分はどこにいるのか?」を確認したくなるというわけです。

まるで、冒険者が、旅の地図やコンパスを見失った状態ですね。
さまよっている状態は不安ですから。

他者と比較して一喜一憂する状況を抜け出しましょう。
そのためには、自分の場所を把握する習慣が欠かせないものです。

おすすめは、1週間のふり返りと1週間の計画をする習慣をくり返すこと。
何が進んでいて、何が進まなかったのかを自分で確認してみましょう。
15分取り組むだけでも、自分の現在地を確認できます。

 


 

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■編集後記

昨日は、朝7時からコーチングセッション。
その後、動画学習や「良習慣塾」募集ページのつくり込みなど。

午後はオフ。
ひとまずは、娘の受験も終わり。
ゆっくりとすごしました。
夜は家族パーティー。
録画していたテレビなど、楽しみました(^^)


 


 

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