思考の習慣

あなたの「思い込み」をプラスに変える3つの方法

投稿日:2020/11/22


世の中には、活躍して卓越した成果を出している人と、努力しているのに平凡な結果で停滞している人がいます。

その人たちとの差は、じつは「能力」の差で決まっているのではありません。

差をつくっている大きな要因は、その人が持っている「思い込み」なのです。




 

「思い込み」が私たちの人生をつくっている

3連休は、3日間セミナーにサポートスタッフとして参加しました。

セミナーのテーマは「NLP(エヌエルピー)」という心理学です。

さて、「NLP」とは何か。

これは「Neuro Linguistic Programing(神経言語プログラミング)」の略称。

「脳と心の取扱説明書」とも呼ばれている心理学です。

1日目はNLPの語源や成り立ちなどの全体像を学びました。

私は「NLP3日間セミナー」は今回で4回目の参加となります。

参加するたび、重要な気づきや行動のきっかけをもらうことができています。

さて、今回のセミナーの中で重要な学びがありました。

それは「思い込み」について。

私が信じていることのひとつに

・人は「思い込みのデパート」である

ということがあります。

人は誰もが思い込みを持って生きています。

その思い込みが、その人の行動をつくります。

つまり、その人がどんな思い込みを持っているのかによって、その人の人生が決まるといっても過言ではないのですね。

「時間は命である」という思い込みを持っている人は、時間を大事にする行動をとります。

時間を大事にするために早起きをしたり、移動中に音声教材で学んだり、通勤電車の時間で学習したりするでしょう。

別の例でいえば「自分ならできる」という思い込みを持っている人は、新しいことにトライすることが得意です。

たとえ経験がないことであっても「自分ならできる」という思い込みがあるのでトライすることができるのです。

一方で「自分にはできない」という思い込みを持っている人は、なかなか行動が進みません。

ほかの人から見ると「あの人なら問題ないよね」と思われている人がいるとしましょう。

それでも、ご本人が「自分にはできない」という思い込みを持っていれば、その人は行動を起こさないのです。

こういった無数の思い込みが組み合わさって、私たちの人生を形づくっています。

では、この思い込みはどのようにつくられるのか。

それには思い込みがつくられるきっかけがあるのです。

 


 

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成果は才能ではなく思い込みがつくる

たとえば、プロ野球選手の年俸が、

・5000万円の選手(入団1年目)

・5億円の選手(入団10年目)

がいるとします。

単純にすると収入の差は10倍ですよね。

「ひと桁違う」レベルです。

では、野球に対する能力が10倍違うのかといえば、そのようなことはないのですね。

年俸5千万円の選手が打率1割のバッターだった場合、年俸5億円の選手が10割の打率を残せるわけではありません。

ただ、5千万の選手と5億円の選手が持っている思い込みは10倍くらいレベルが違っているのです。

5億円の選手は、

・チームのリーダー的存在である

・若手に育成指導をする

・その人のホームランが見たくて球場に足を運ぶ方がたくさんいる

という存在だったりするわけです。

以前、西武ライオンズに石毛宏典さんという選手がいました。

子ども時代の私にとっては不思議な選手だったのです。

なぜなら、打率は2割7分くらいのイメージ。

好打者といわれる3割バッターには届きません。

ホームランバッターでもありません。

守備はそつなくこなしているイメージですが、天才的という感じもありませんでした。

でも、年俸は高かったのです。

当時の最高レベルである2億円でした。

なぜか。

じつは石毛さんは、キャプテンとしてすばらしい資質を発揮されていたのですね。

試合でピンチになればナインを集めて気合を入れる。

打率こそ高くはなかったもののチャンスでヒーロー性がある。

スランプにおちいっている選手がいれば練習につきあって応援する。

そのようなスタンスの選手でした。

ですから、エースピッチャーの工藤投手や4番バッターの清原選手から絶大な信頼を得ていたのですね。

実際、当時の西武ライオンズは黄金時代。

本当に強かったのです。

それは、石毛選手のような精神的支柱の選手が支えていたという談話もありました。

「困ったときには石毛さんがいる」

選手たちのそのような思い込みが、チームのパフォーマンスアップに役立っていたということです。

思い込みというのは、個人だけでなくチームにも影響するわけですね。

これくらい思い込みのパワーは強いのです。

石毛宏典さんは、私の高校の先輩なのでひいき目に見ているかもしれませんが。(笑)

こういった例はスポーツに限らず、会社組織にもあるものです。

 


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思い込みに変化を起こす3つの方法

その人が「何を信じているのか?」という思い込み。

「信念」とも呼んでいいでしょう。

事例のように、私たちは思い込みや信念によって行動が決められているのです。

あなたが「早起きって大変だよね」と思い込んでいるなら、あなたの脳は「早起き=難しい」という思い込みをつくります。

すると、朝のアラーム1発で起きることは難しくなるのです。

一方で「早起きは簡単だなあ」という思い込みを持っているなら、アラームなしで5時に起きることが普通になるわけです。

とてもシンプルにいうと、習慣化とはあなたの思い込みを変化させるプロセスです。

早起き習慣化できない人は「早起き=難しい」という思い込みを持っています。

早起き習慣化ができている人は「早起き=簡単」だと思っているのです。

早起きができなかった人が、早起き習慣化できるようになるためには、ひと言でいうと「思い込みが書き換わるまで続ける」ということなのですね。

フルマラソンを何度も完走している人は「フルマラソン完走はそれほど難しくない」という思い込みを持っています。

でも、マラソンの習慣がない人は「フルマラソンなんて考えられない」という思い込みを持っています。

営業が得意な人は「営業は簡単だ」と思っていて、営業が苦手な人は「営業は難しい」と考えているのですね。

さて、あなたはどのような思い込みを持っているでしょうか。

あなたが「大変だ」と思っている思い込みは、もしかしたら「簡単」かもしれません。

なぜなら、私が「難しい」と思っていることを、いとも簡単にやってのける人たちがたくさんいるからです。

それに「私には難しい」と考えていることは、世の中でたくさんの人たちが実現していることでもあるのですね。

たとえば早起きやブログもそうですね。

私以外の人たちには「簡単」だととらえられている行動は多いのです。

それなのに私の個人的な過去の体験や記憶によって、大変だと思い込まされているのですね。

もしかすると、あなたの「難しい」も、私と同じように「まぼろしの難しさ」かもしれません。

では、思い込みを書き換えていくためにはどうすればいいのでしょうか。

私の体験から3つご紹介いたしますね。

1:思い込みを書き出して反論する

2:思い込みをほかの人に話す

3:成功体験を積み重ねる

 

1:思い込みに反論する

1つ目は「思い込みに反論する」です。

紙とペンを用意して、あなたの思い込みを書き出してみましょう。

思い込みは簡単なもので試してみましょう。

たとえば「早起きは〇〇だ」という思い込みで考えてみますね。

・早起きは簡単だ

・早起きは難しい

・早起きは三文の得だ

・早起きは健康にいい

・早起きはつらい

など、何かしらの言葉がつくのではないでしょうか。

それに反論してみるのです。

一番シンプルなのは「それって本当?」と質問してみることです。

もしくは「それは100パーセント当てはまる?」もいいですね。

思い込みに「ゆらぎ」が起こることや、「そういわれてみると100パーセントということはないかも」という気づきが生まれるはずです。

私は、早起きの思い込みが「つらい」から「できる」に変わりました。

 

2:思い込みをほかの人に話す

2つ目は「思い込みをほかの人に話す」です。

私たち個人が考えている思い込みは、ほかの誰かと違っていることが多いです。

ですから、自分の思い込みを誰かに話すことが有効です。

すると「えっ?そんなに難しいことじゃないでしょ?」という反応が返ってくることがあります。

一方で、あなたが簡単だと感じていることを、ほかの人が「そんなこと、よくできるね」と感心されることもあるはずです。

この違いを感じることで、思い込みがはずれることがあります。

何より、私たちは「相手も自分と同じように考えている」という思い込みを持っています。

対話してみて初めて気づく思い込みは多いのですよね。

 

3:成功体験を積み重ねる

3つ目は「成功体験を積み重ねる」です。

思い込みが上書きされるまで、何度も成功体験をくり返すということですね。

たとえば、「歩く」という動作。

誰でも赤ちゃんの頃は「歩く=難しい」でしたよね。

でも、何度もくり返しているうちに歩けるようになります。

結果、「歩く=簡単」という思い込みができあがるのです。

もちろん、赤ちゃんなので本能で無意識のうちに行われている上書きです。

ただ、思い込みというのは無意識に近いものなので、赤ちゃんにとっての「歩く」ことと似ているのです。

「難しいと思ってたけど、やってみたら簡単だった」みたいな体験もそうですよね。

ここを上書きできれば、思い込みが変わります。

 

まとめ

さて、3つの対策は、じつはどれも簡単ではありません。。。

思い込みは無意識の領域に存在しているので、そもそも自分の思い込みに気づくことが簡単ではなかったりします。

だからこそ、思い込みに意識を払うことがスタート。

紙に書いてみたり、ほかの人との会話で意識してみたり、ご自身が「難しい」と思っていたことをくり返しの行動によって上書きした体験などを思い出してみましょう。

思い込みが変われば、あなたのパフォーマンスは間違いなく変わります。

 


 

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■編集後記

昨日は、NLP3日間セミナーの初日でした。

1日目なので基本的な知識やワークを中心に。

毎年、参加するたびに新たな気づきや発見があります。

普段は「習慣化オンラインサロン」でしかお会いしていなかった方とリアルでお会いできました。

やはりリアルのうれしさってありますね。(^^)


 


 

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