思考の習慣 気づきの習慣

目先のフィーリングに従うか、長期のロジカルに従うか。それが問題だ。

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目先の楽しさをとると後悔することがわかっている。

でも、常に正解を選べるわけではないのが私たち人間です。

その矛盾について考えてみました。




 

今の自分の判断と過去の自分が決めたことの比較

私たちは、日常で様々な選択を迫られます。

たとえば、ダイエットの習慣に取り組んでいるとき。

会社からの帰り道に、こんな選択肢が出てきます。

・今日は朝にジムに行けなかったので今から寄るべきか?

・それとも、今日はつかれているし、コンビニに寄ってビールを買って帰宅してしまうか?

今はコロナ禍なのでこの選択肢で済みますが、以前は

・やきとんでも食べてリフレッシュして行こうか?

という選択肢もありました。

このような状況に、私たちは何度も遭遇しています。

・あともう30分だけタスクを片づけていくべきか?それとも、明日の自分にパスして定時退社するべきかな?

・ブログを書くべきか?それともFacebookをチェックしたほうがいいかな?

・家族へのおみやげとしてデザートを一緒に買っていこうか?それとも甘いものはやめておいたほうがいいkな?

このような状況は無限にありますよね。

ただ、これらの状況に対する選択肢は、シンプルにすると2つしかありません。

それは、

(1)今の自分の感情にしたがうか?

(2)それとも、過去の自分が決めた予定にしたがうか?

という2択です。

感情は、目の前の快楽を求めます。

でも、頭では合理的な判断を求めます。

フィーリングとロジカル。

正反対とも言える選択肢があるのですね。

ダイエットをしていてふらっとコンビニに立ち寄る。

おいしそうなスイーツやビールが目に飛び込んできます。

頭では「いやいや、ダイエット中だし。スイーツもビールもだめでしょ」と考えられます。

それなのに、実際の行動は「ありがとうございました」という店員さんのかけ声とともに、スイーツとビールを持っていたりする。

しかも、おつまみまで買ってしまっている。(笑)

そこまで本気で食べたいわけではないのに。

「あーあ。。。またやってしまった」

そうして、もう何度目かという後悔をするのです(昨日の私です・・・笑)

 


 

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なぜ頭で考えていることと実際の行動は違ってしまうのか

頭で考えていることと、実際の行動は違っている。

頭では「コンビニに立ち寄らず、スイーツもビールも買わずに帰るのがダイエットする人の正しい行動だよね」と考えています。

それなのに、心では「でも、おいしそうだし、ちょっとだけならいいよね?明日からがんばるから」と思ってしまう。

そして、たいていの場合は理性よりも感情が勝ちます。

「その場の快感」が優先されてしまうのです。

これが、私たち人間の興味深いところなのですよね。

なぜなのか。

私たちの本能は、基本的には「短期的な快楽」を求めるからです。

すぐに知りたい。

今すぐ食べたい。

行動したらすぐに結果が出て欲しい。

そう思うのが自然なのです。

ですから「こうしよう」と思っていた予定があるのに、その場の感情や欲求にしたがって判断してしまう。

短期的には、「衝動」が勝るのです。

手っとり早く「快」を得たいので。

でも、「短期的な快楽」ばかり選択していると、中長期的には人生が困難な方向に流れていきます。

たとえば、運動をするのは面倒です。

ですから、運動しなければ、短期的にはラク。

でも、運動不足の生活をずっと続けているとどうなるか。

結果としては、

・体力は落ちる

・体重や体脂肪が増える

・体型がだらしなくなる

・セルフイメージがさがる

・健康を害する

ということにつながるでしょう。

衝動買いをすれば、目先の欲求を満たすことはできます。

でも、長期的に見ると経済的な負担があります。

スマホのゲームをすれば、すぐに熱中できる楽しさにアクセスできます。

でも、長期的には自己成長が進まなくなるのです。

なんとも皮肉ですよね。

目の前のラクな道を選びたいわけではないけれども選んでしまう。

でも、その選択は長期的には私たちの人生をラクにしないわけですから。

私はここに大いなる矛盾を感じるのです。

 

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1つの大きな決断ではなく小さな決断の積み重ねがいい人生をつくる

うまくいっている人は、矛盾の構造をわかっています。

簡単に見える選択や、ラクに思える選択。

それが長期的にはきびしい現実をつくってしまうということを。

反対に、一見すると簡単で、つらいほうを選択する。

そのほうが、未来を快適にしてくれるということを知っています。

先天的なのか、後天的なのかはわかりませんが、おそらく実践知になっているのでしょう。

ですから、うまくいっているトップ5パーセントの人たちは「代償を払う」準備ができているのです。

この「短期的にはハードだけど、長期でみたらイージー」という判断ができるところ。

それが、95パーセントの人たちは違うのです。

つまり、

・イージーチョイスは、ハードライフをつくる

・ハードチョイスは、イージーライフをつくる

という原則を適用しているのですね。

うまくいっている人も、判断はわずかな違いです。

心の中で51対49で争っているのです。

そこでなんとかハードな選択が勝っているのです。

それに、うまくいっている人でも運動は面倒だと思っているし、ダイエットも大変だと感じています。

決して「うまくいっている人=すべてラクにこなしている」わけではないのです。

この事実を知ったときは、私はうれしかったです。

私も、訓練すればそればできる可能性を感じたので。

さて、とても重要なことは、うまくいっている人の成果は、

・インパクトある1つの決断で決まることはめったにない

ということです。

むしろ、

・小さな決断の積み重ねでできあがっている

ということなのです。

たとえば、「ブログを書こう!」というアイデアはインパクトがある1つの決断かもしれません。

でも、3000日や4000日ブログを書き続けるということは小さな決断の積み重ねなのです。

一発逆転の満塁ホームランがいい人生をつくるのではありません。

毎日のシングルヒットがいい人生をつくるということです。

あなたの日々に小さな決断の積み重ねを織り込んでいきましょう。

 


 

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■編集後記

昨日は、朝6時から「習慣化オンラインサロン」の朝活に参加。

夜はセミナー準備を進めていました。

そういえば、俳優のジャン=ポール・ベルモンドさんが亡くなられたのですね。

大学生時代、「勝手にしやがれ」と「気狂いピエロ」を何度観たことか。

当時はVHSの時代。

冗談ではなく、すり切れるくらい再生してました。

私にとってジャン=ポール・ベルモンドさんはまさに「映画スター」という感じ。

本当に素敵な方でした。

ご冥福をお祈りします。


 


 

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