行動の習慣

習慣が続かない原因は「性格」のせいではなく「行動」のせいです

投稿日:


「自分の性格のせいで、習慣がまた続かなかった……。」と落ち込んでいる人はいるでしょうか。
習慣が続かないのは、あなたの性格やタイプのような内側の責任ではありません。
環境や行動という外側の責任です。




 

「家庭内のトラブルは、人のせいにせず仕組みのせいにする」

「家庭内のトラブルは、人のせいにせず仕組みのせいにする」

これを我が家(伊藤家)のモットーにしています。

理由は、
・たいていの原因は人ではなく、環境にあるから
と考えているからです。

仮に、家庭内で誰かが嫌な思いをしたとします。
そのとき「誰がやったの!?(怒)」とやってしまうことってありますよね。

でも、それってあんまり生産性がないんですよね。
怒ったほうも、怒られたほうも。
「痛み分け」みたいになっても、嫌な気分が残るだけです。

何度もそんなできごとをくり返して、
「家庭内のトラブルは、人のせいにせず仕組みのせいにする」
という考え方を採用しています。

たとえば、以前は「浴室ボディソープ事件」が勃発しました。
妻が入浴中に、ボディソープを使おうとする。
すると、ほぼ毎回「プスッ」という音とともに、ボディソープが無くなっていることが発覚するわけです。

1回や2回なら「もう……。」という感じで済むかもしれません。
でも、本当に毎回「プスッ」が続いたんですね。

いくら温和な人でも、何度も「プスッ」「プスッ」「プスッ」となれば、それは嫌な気持ちになりますよね。

しかも当時は4人家族。
なぜか妻だけが「プスッ」となる。
それはどう考えたっておかしいわけです。

そのとき、伊藤家の家族会議が始まりました。

 


 

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性格やタイプを責めるのは「愚」

家族で話し合いました。
わかったことがあります。

もちろん、誰かが妻の入浴に合わせて「へへへ、今日もあいつをプスッとさせてやるぜ」と思っていたわけではありませんでした。(笑)

妻がボディソープを使うときに、いつも最後の「プスッ」になっていた理由は、妻以外の3人(私、息子、娘)が、
「あと1回くらいは使えそうなくらい残っていると思った」
という認識だったからです。
70パーセントくらいは。

あとの30パーセントは、
「詰替えようと思って忘れてしまった(汗)」
「自分で替えるのはちょっと面倒くさいな……」
みたいなところもあったんですが。

ここで、たとえば、「お父さんがだらしないから、ボディソープが無くなる」みたいになったらどうでしょうか。

私だって、家族の誰かが困るために生きているわけじゃない。
それに、完璧な性格じゃないのは誰よりも自分がわかっているわけです。

それなのに、性格やタイプを責められたら。
つらいです。
やるせない気持ちになります。

家族なのに。
誰かがそんな感情になるのは避けたいです。

では、どうするか。
そんなことにならないように、
「家庭内のトラブルは、人のせいにせず仕組みのせいにする」
のです。

 

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連続「浴室ボディソープ事件」が解決した理由

家庭内で話し合った結果、「浴室ボディソープ事件」の根本的な原因が明らかになりました。
それは、
・プラスチックの容器だと、ボディソープの残量がわかりづらい
ということ。
それが「プスッ」を引き起こしていたんです。

家族の誰かの性格がだらしないからじゃなくて、容器の問題だったんすよね。

そこで妻から、詰替えパックがそのまま使用できる容器ホルダーがあるという情報提供があり、調査。
実際にあったんですね。
詰め替えパッケージをそのまま使えるツールが。

(我が家で使っている実際のモノが見つからなかったので、イメージがわかる記事を探してみました↓)
「ビオレu」や「メリット」ユーザー注目!詰め替えが一瞬で済むセリアのホルダーが便利過ぎ [えんウチ]

これを導入したことにより、残量がはっきりわかるようになりました。
「プスッ」現象が発生することは皆無に。
浴室のおしゃれさは犠牲になりましたが、事件が発生するよりはましです。

結果、我が家で起きていた連続での「浴室ボディソープ事件」は、無事に解決となったわけです。
めでたし、めでたし。

さて、これは、私たちの良習慣形成でもまったく同じです。

つまり、
「習慣が続かないのは、自分の性格やタイプの責任ではなく、仕組みや行動のせいにする」
ということです。

早起きができないのは、早起きの仕組みが構築されていないから。
運動が続かないのは、自分の意思に頼っているから。
片づけが定着しないのは、完璧主義が悪いんじゃなくて、「小さく片づける」という手法をとっていないから。

そんな理由なんです。

ですから、あなたが悪いのではない。
失敗した行動が悪いんです。
その視点から、改善点を考えてみれば、罪悪感も必要ありませんよね。

良習慣形成が続かないのは、あなたの内側が悪いのではない。
外側が悪いのです。
そんな風に考えて、改善点を考えていきましょう。

 


 

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■編集後記

昨日は、ランチタイムに「習慣化コミュニティー」スタッフ定例ミーティング。

夜は「良習慣塾」メンバーとの月間集中タイム。
6月はちょっと無茶な習慣の取り組みを実践してみようかなと企んでいます。(^^)


 


 

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など、複数の活動をしている複業家。
1975年生まれ。茨城県出身、東京都在住。

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