思考の習慣

「決意」と「決断」の違いを理解しないと人生は変わらない

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「決意」と「決断」は似ている言葉です。

ただ、ある1点が変わるかどうかで、それが決意なのか決断なのかが分かれます。




 

決断なしには、現実は何も変わらない

昨日は朝7時30分から、あるコミュニティーの友人たちが主催しているワークショップに参加しました。

テーマは「決断」です。

決断。

以前の私は、決断についてそれほど気にしていませんでした。

むしろ、優柔不断なので、決断することは苦手だったんですね……

「そもそも」と思い返すと、私の人生は決断する回数は多くはありませんでした。

自分で決めなくても、ものごとが自然に進んでいったからです。

家では、私が決断しなくても、親や姉が決めたことについていけば幸福でした。

学校では、私が決断しなくても、テストや受験が決まっていたので、そこに向けて学習をしていれば楽しくすごせました(学習は得意ではありませんでしたが……)。

会社では、私が決断しなくても、上司やお客さまの要望に応えていれば、けっこううまくいったんですね。

そんな風に自分の意志を持たずに、何となくすごしてきました。

もちろん、受験や就職といった人生の分岐点はあります。

でも、それさえも時期がくればたいていの人が決断せざるを得ないタイミング。

そう考えると、自分で決めているようでいて、実は決めていないんですよね。

ですから、私にとって決断は縁遠いものだったのです。

それでも、それなりに人生は進んでいくものなんですね。

決断という行為を意識しなくても大丈夫なくらいには。

しかし、ここ数年で、「決断」に対する私の意識は変わりました。

なぜか。

それは、

「決断なしには、現実は何も変わらない」

という事実に気づいてしまったからです。

私たちは自分でどんどん決断していかなければ、幸せな人生を送ることは困難だとさえ思うようになりました。

遅い……のですが。

それでも、気づいただけでも良かったと思っています。

 


 

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「自分の決断の質と回数」で人生は形づくられていく

人生は「何が起きたのか?」というできごとで決まるわけではないんですよね。

それよりも、

・「自分の決断の質と回数」で人生は形づくられていく

と考えたほうがいい。

そう考えるようになっています。

ふと「決断」を辞書で調べてみると、

・きっぱりと心を決めること

とあります。

たしかに、そうなのだと思います。

ただし、辞書にケチをつけるわけではありませんが、私の解釈ではこの辞書の意味は「決意」に近いかなと思っています。

決意。

これだけだと、不十分なんですよね。

決意の意味は

「自分がとるべき行動や態度を決める」

です。

「決める」止まりなんですね。

決意は、いくらやってもそれほど意味はありません。

気持ちしか変わっていないからです。

大前研一さんも「最も無意味なのは、『決意を新たにする』ことだ」と言われてましたね。

私も何度も決意しました。

たとえば「明日から早起きする!!!」と。

しかし、翌朝の私は、早起きを決意したとの自分とは、別人だったんです。

「ね、、眠い、、、誰だよこんな時間にアラームをかけたのは……」

そう言って、スヌーズ機能を連打。

結果、いつもと同じ時間に起きるのです(笑)。

アラームを早くセットした分だけ、睡眠時間まで無駄になっているという状態。

「この時間に起きないと、会社に遅刻してしまう」という時間まで寝ているんです。

しかも、出社時間というのは、会社に決められた時間。

早起きができないということは、起きる時間さえも、自分で決断していないということ。

なぜなら、会社の始業時間から逆算した時間に起こされているということだからです。

ここも「ほかの誰かが決めたルール」で1日のスタートを決められてしまっているわけです。

「7時に起きる」と自分で決めたように見えますが、それが会社や学校のスタートから逆算しているなら、それはほかの誰かが決めたことに従っているということなんですよね。

決めているようで決めていないんです。

 

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決断は「現状に変化を起こしたかどうか?」で測る

では、私の中での「決断」はどんな定義かというと、

・決断とは、決意をともなった実行のこと

です。

行動と実行の違いは下記の記事に書きました。

行動と実行の違いとは?「行動力を高める」を「実行力を高める」に訂正した理由 | 【良習慣の力!】ブログ

 

決断のポイントは、

「現状に変化を起こしたかどうか?」

です。

最近だと、私は、

・「良習慣コーチング塾」の開塾

・引っ越し

・あるコミュニティーを抜ける

などを決断しました。

やらなくても、大きな問題はありませんでした。

でも、決断しました。

きっかけとしての決意は、とても大事です。

ただ、それは実行をともなうことで、ようやく決断に変わるんです。

現状を変えるまでは、決意は「ただ気持ちを盛り上げただけ」になってしまうわけですね。

よく「人生を変える!」というフレーズを見聞きします。

でも、たった1度の決断で人生のすべてを変えることはできません。

私たちが実際にできることは、

・1回の決断で、現状を1部だけ変えることだけ

です。

早起きしようと決意して、7時から一気に4時起きにシフトしようとしたくなりますよね。

でも、実際はそんなに強引に早起きしたら、長くは続きません。

早起きしている現状の1部を変えるために、1回の決断をすればOKなんですね。

大事なのは小さな決断を「くり返す」こと。

そうして、決断する筋力を増やしていくことです。

決断筋は、鍛えられるのです。

すると、やがて大きな決断ができるようになります。

さて、あなたは最近どんな決断をしたでしょうか。

その決断は「現状に変化を起こしたかどうか?」に「Yes!」と言えるものでしょうか。

ぜひ、決意だけにとどまっていないか、ふり返ってみましょう。

 


 

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■編集後記

昨日は、朝6時から「習慣化オンラインサロン」の朝活に参加。

7時30分からワークショプに参加。

9時すぎにコーチングセッション。

10時からブログの定期ミーティング。

午後は、引っ越し後の買い物へ。

少しずつ整ってきています。(^^)


 


 

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