思考の習慣

活躍している人への嫉妬や批判の感情をニュートラルにする2つの方法

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近しい友人や知人が活躍している姿を見ると、うれしさとともに嫉妬や批判したくなる気持ちが湧き上がることはないでしょうか。

そんなときの2つの対処法を記事にしました。




 

お金を稼いでいる友人を見ていると、嫉妬してしまう問題

先日、コーチングセッションのときのお悩みに、強く共感してしまったことがありました。

その問題とは、
「お金を稼いでいる友人を見ていると、嫉妬してしまうんです……。」
ということだったんですね。

これは、あなたにも経験があることかもしれません。

私にも、あります。
頭ではわかっているつもりなんです。
ほかの人と、私が目指すゴールは違うということを。
それなのに、気になっちゃうんですよね……。

私とほかの人の収入の差。
目指すところは違いますよね。
イメージは、トライアスロンとマラソンのように、違うレースに出ている状況です。
それなのに「あの人の方がタイムが速くて悔しい!」と言ってるようなものなんです。

ランがあるので、近いものはあるかもしれません。
ただ、そこを気にしすぎてレースのペースを乱したら、その方がダメージが大きいです。

本記事では、この話に関連する私の失敗談を書きたいと思います。
(なぜか、人は他者の失敗談が好きなんですよね・笑)

私自身、この失敗を経験して、ほかの人との比較から少し解放されたんです。

もしかしたら、あなたも
「あっ、自分もやっちゃってるな……。」
ということがあるかもしれないので、役立つかもしれないと思っています。

 


 

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自分が批判しているものに、自分が近づくことは困難

では、「お金を稼いでいる人を見ると、なぜか嫉妬してしまう」に対して、どう考えればいいのでしょうか。

 

注意点

まず、注意点から書きますね。

気をつけたいのは、
・お金を稼いでる人に対する批判や嫉妬はやめた方がいい
ということです。
あなたのためにも。

話をわかりやすくしましょう。
たとえば、テレビやインターネットで、お金をたくさん稼いでいる(と言われる)人を見かけますよね。

私たちが、その人のことを好きなら問題ないんです。
私なら、野球のイチローさんや大谷翔平さんが大金を稼いでいても、批判や嫉妬はありません。
ミスチルの桜井さんがお金持ちでも、木村拓哉さんがお金持ちでも、まったく問題無しです。

むしろ、「当然だよね。それだけの成果を出している(=たくさんの人を喜ばせている)んだから」と思います。

 

問題点

一方、問題になるのはどんなときか。
それは、
・自分があんまり好きじゃない人がお金を稼いでいるとき
です。

こうなると、人は「あの人は何か悪いことをしてるんじゃないか?」とか、「どうせ運が良かっただけじゃないか」みたいに思ったりするんです。

同じように具体名を上げたほうが、わかりやすいかもしれません。
たとえば、
・堀江貴文さん
・西野亮廣さん
はどうでしょうか。

お2人には、私のまわりに強烈なファンがたくさんいます。
一方で、アンチの方もいます……。

お二人の共通点は、
・お金を稼いでいること
ですね。(イメージですけれど)

もしかすると、彼らのことが「嫌い」とか「苦手」という人は、批判したくなる気持ちがあるのではないでしょうか。

まさに、そのときなんです。
注意したいポイントは。

 

強調したいメッセージ

先述の通り、
・お金を稼いでる人に対する批判や嫉妬はやめた方がいい
という理由があります。

その理由こそ、本記事でお伝えしたいメッセージです。

それは、私たちが
「自分が批判しているものに、自分が近づくことは困難」
だということです。

伝わるでしょうか。
大事なことなのですが、わかりづらいかもしれないのでもう一度書きますね。

私たちは、
「自分が批判しているものに、自分が近づくことは困難」
なのです。

3ステップで整理しましょう。

(1)「ビジネスがうまくいって、お金を稼いでる人」がいるとします
(2)あなたがその人を批判したら、あなたは「ビジネスがうまくいって、お金を稼いでる人」に対してNGを出していることとなります
(3)無意識に「ビジネスがうまくいって、お金を稼いでる人」になることから遠ざかってしまう
ということなんです。

私たちは、自分が嫌なことには近づこうとは思いません。
私たちの深層心理も、同じように思っているわけです。

たとえば、本当は自分も「ビジネスがうまくいって、お金を稼いでる人」になりたい。
でも、現実はそうなっていない。
ですから、その状態を実現している人が嫌な人だと、批判したくなってしまうわけです。

それは、自分が目標にしている状態にNGを出していることと同じです。
ですから、結果として、理想の状態に近づけなくなってしまうんですね。

これが、心理的なメカニズムです(ちょっとわかりづらいかもしれませんが)。

 

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嫉妬の感情をニュートラルにする方法

では、お金を稼いでいる人への嫉妬を、どう扱っていけばいいのでしょうか。

相手に対する感情をできるだけニュートラルにすることです。しましょう。
おすすめは、
「その人の過去のプロセスに目を向ける」
ことです。

たとえば、現在その人はお金をたくさん稼いでいる。
そのように現在だけを見てしまうと、批判したくなるかもしれません。

そんなとき、よく考えてみていただきたいんです。
あなたが批判したくなる人は、果たして何の努力もしてない人なのでしょうか、と。

駆け出しの頃は、営業で何度も断られたかもしれません。
人間関係で裏切られたり、恋愛がうまくいかなかったこともあるかもしれません。
ビジネス拡大のために投資したら、失敗してお金を失ったことだってあるかもしれません。

すべてがうまくいって、現在の状況にいるわけではないはずなんですよね。

何より、たくさんのお金を手に入れられるレベルまで、お客さまに喜んでいただける価値を生み出しているという事実です。
ここは、大谷翔平選手やミスチルの桜井さんと変わりません。

その人の人格レベルがあまりにも低かったり、お客様に嫌われていたら、お金は稼げないからです。
長期的には、ということですけれど。

そんな意味で、
「お金を稼いでいる友人を見ていると、嫉妬してしまうんです……。どう扱えばいいでしょうか?」
というご質問ですね、

その人の「現在」だけを見たら、批判したくなるし、嫉妬してしまいたくなるかもしれません。
そんなときは、その人の「過去のプロセス」を想像してみましょう。

冒頭に書いた通り、私も友人のコーチに対して、そんな気持ちになったことが何度もあります。
そのとき、コーチの友人の努力を聞いたんですね。
大きなお金を投資して、涙を流すくらいにメンターに鍛えられたと。
表面だけ見て嫉妬したくなる気持ちになっていた自分が恥ずかしくなりました……。

それから、私はできるだけ相手をニュートラルに見ようと心がけています。
100パーセントうまくはいかないことも確かなんですが、軽減はします。

それに、うまくいってる人は私の観察対象ですから、そこから学べることがあると思うようにしています。
何より、うまくいっている人の価値観を批判したら、私がその価値観に近づけないことはネガティブなことです。

その意味で結論としては、
・「自分が批判しているものに、自分が近づくことは困難」だから避けたほうがいい
・嫉妬してしまいそうなときは「その人の過去のプロセスに目を向ける」
の2つなのです。

私と同じような気持ちになりがちな方は、ぜひ覚えておきましょう。

 


 

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■編集後記

昨日は、偶然にもタイミングがあったので、妻と待ち合わせしてランチへ。

夜はオンラインセミナーを受講しました。(^^)


 


 

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