良習慣づくりの習慣

「一度に1つの習慣化」が当てはまらないこともある

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こんにちは。
良習慣プロフェッショナルコーチの伊藤良です。

良習慣形成における原則を学ぶことは重要です。
ただし、原則だけ知っていたらそれで完璧なのかというと、そうでもなかったりしますよね。

なぜでしょうか。
私たちには変数があるからです。
その変数のうちの1つに「2つのモード」の違いがあります。
あなたの良習慣形成がうまくいくように、チェックしておきましょう。




 

「一度に1つの習慣化」は大切だけれど

「定着させる習慣は、一度に1つにしぼる」

習慣形成や目標達成では重要な教えです。
よく見聞きする方もいらっしゃるかもしれませんね。

たしかに、複数の習慣を身につけたくなる気持ちはわかります(痛いくらいに)。
変化がわかりやすいですから。

それに、私たちは、取り組みを始めたら、できるだけ早く成果を受け取りたくなるもの。
しかも、新しいゴールを追いかけるのって新鮮で楽しいんですよね。
上達するときのスピードもわかりやすかったりします。

ただ、複数の習慣の成果を追い求めるのは「短期思考」です。
なぜなら、興味関心が次々に変わってしまうからです。
すると、1つの良習慣をじっくり育てることはできません。

たとえば、私のアウトプット活動。
ブログを書き始めたのに、不定期更新になる。
Xを始めて、やめる。
Instagramを試して、放置する。
メルマガは設定までして、発信しない。

これだと、いいアウトプットは生まれないですよね。
「いろいろとやってるんですけど、成果が出なくて……。」という状況になりがちです。
以前の私のように……。

それなら、確実に1つを追いかける方がシンプル。
結果的に、狙った習慣を確実に定着できるという考え方です。
まさに「二兎を追う者は一兎をも得ず」。
わかりやすいですよね。

ですから、大切なのは「今のあなたにとって最重要な良習慣にしぼること」だというわけです。

 


 

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習慣を「広げるモード」と「深めるモード」

ただ、ここに難しさがあるんですよね。

それは何か。
「今の自分にとっての最重要の良習慣を選ぶのは簡単じゃない」ということです。
理由は「もっとも重要な良習慣は、事後的にわかるものだから」です。

私自身、こう思ったことがあります。
「一度に1つはいいけれど、本当にそれが重要だっていつわかるんだろう?」ほかの良習慣を試すのもいいんじゃないか?」と。
ですから、複数の良習慣を追いかけてみる。
それもOKだと考えています。

ただし、それは「状況次第」なんです。
良習慣を「広げるモード」になっているとき、という状況ならば。

アウトプットなら、何が今の自分にフィットするかはわかりません。
ですから、自分が乗れそうなメディアを試してみる。
このような時期に「広げるモード」になるのはいいことなんです。
「このメディアが、いい気がする」という手応えがあればOK。
そのあと、深めればいいわけです。

一方、「深めるモード」の時期なのに、あれこれ手を出すのはNGです。
ブログが良さそうなら、一定の時期はブログに集中する。
ある程度、習慣の流れをつくれるまで。

一度パターンができあがれば、それでいいわけです。
そのあとに、ほかのアウトプットメディアを深めましょう。

 

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2つのモードを見極めよう

視野を広げるために新しい良習慣を「広げるモード」なのか。
それとも、視点を深めるために、重要と思われる良習慣を「深めるモード」なのか。

この2つのモードを、見極めること。
そして、混同させないこと。
それが重要だと考えています。

私が「2つのモードがあるな」と気づいたのは、コーチングの理論を学んでいたとき。
クライアントの方の思考を「広げる」から、そのあとに「深める」ことができる。

そのとき「ビビビッ!」と。
「そうか、良習慣形成も同じじゃないか!」と。

私自身の良習慣がうまく行っているときは、モードがあっているときなんです。
その期間は、3か月から半年くらい。

本『続ける思考』に影響を受けたときは「広げるモード」にシフトチェンジ。
それによって、ちょっと停滞していた良習慣形成に刺激が出たんです。

そのため、広げるだけ広げて。
1日の「良習慣の種」が50個になりました(笑)。

その反動で、昨年の後半は「深めるモード」にシフトを変更。
今は20個の「良習慣の種」にして(戻って)います。
深めている分、今の私が取り組むべき良習慣たちに集中して取り組めています。

このような良習慣形成のメリハリ。
水泳のトレーニングにも通じるものがありそうです。

スキルアップよりも、とにかく距離を泳ぐ時期。
一方、距離よりも個々のスキルを磨く時期。
両方がなければ、上達しないわけですよね。

さて、あなたの良習慣形成は、「広げるモード」と「深めるモード」。
どちらが適しているでしょうか。
見定めながら、良習慣形成に取り組んでいきましょう。

 


 

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■編集後記

昨日は、夜にスタバへ。
「良習慣塾」向けのセミナー準備でした。
セミナー内容を考えているうちに気づきや新しい発見があり。
楽しいんですよね。

帰りは、塾終わりの娘と一緒でした。(^^)


 


 

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・会社員

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1975年生まれ。茨城県出身、東京都在住。

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