気づきの習慣

つらくて苦しい「努力」より、未来への「工夫」を積み重ねよう。

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「努力」という言葉。

つい使ってしまいますし、きらいではないのですが、あまり多用しないようにしています。

その代わりに使っているのが「工夫」という言葉です。

 

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成果が出ない努力家の悲壮感

10年前にビジネス自己啓発で自分を磨こうと思った当時の私は、

・まじめに
・優等生的に
・努力家のように

取りくんでいました(自分でいうのも何ですが・・・)。

その私自身が思うのですが、「努力家」と言われるような人は、どこかに「これだけ努力しているんだから、結果がついてくるだろう」というイメージを持っているものなのですよね。

ただ、今から思えば、私の姿には悲壮感のようなものが漂っていたように思います。。。

たとえば、英語スクールに通ってTOEICを学んでいる時期のこと。

同じレベルのクラスの知人が、私も受けたTOEIC試験で高スコアをとりました。

スクール入学当初は私の方がスコアが良かったのですが、彼に抜かれてしまったのです。

私も決して手は抜いていない、、、どころか、かなり一生懸命英語を学習していたはずなのに、「なんでなんだ・・・」という気持になったものです。

努力家は、自分が取りくんでいる努力に対して見返りがないときに、このような症状に陥ります。(^_^;)

 

過去のやり方を手放せないパターン

そこからの期間、成果を上げている人が何をやっているのか、よく見るようになりました。

「彼らと自分とは何が違うのか?」ということを見つけてみようと思ったのですね。

そこで気づいたことは、成果を上げている人がやっていることは、「努力ではなく工夫をしている」ということでした。

私は、チームメイトや友人たちに成果を上げている人たちが増えてからようやくわかったのですが、彼らもすべてがうまくいっているわけではありません。

毎回うまくいくわけがないですし、そのような人がいれば、それは自分ができる範囲のことしかやらない、イコール新しいチャレンジをやっていないということなのですよね。

では、どのように考えているのかというと、うまくいかなかったときに「次はどんな工夫をすればいいのか?」ということ。

過去のことは手放して、次の工夫のことを考えているのです。

そこには過去の私のような悲壮感はなく、どちらかというとゲーム感覚に近いようなイメージです。

工夫する人は、習慣化に取りくむにしても、今まで通りの生活リズムややり方でうまくいかなければ、工夫をします。

たとえば早起きなら、24時に寝て5時に起きようとしたのにできなければ、23時就寝に変えたり、6時起きに変えるなどの工夫をするのです。

習慣化を努力ひと筋でやってはうまくいきません。

努力オンリーというのは、よほどの人ではないと続かないのです。

そうして結果がついてこないと、挫折してしまうでしょう。

そこを、努力ではなく工夫に変えるのです。

 

未来に工夫を積み重ねていこう

もちろん、努力だけでうまくいく人もいるでしょう。

ただ、私が見てきた感覚だと、そういった人は過去の成功体験をずっと引きずってしまい、未来への工夫をしません。

それまで努力でなんとかなってきたので、自分の過去のやり方を変えられないのです。

よく言われるように、過去を変えることはできませんから、そこに執着してもあまり意味はありません。

それよりも、未来を考えている人は、次の挑戦に向けて工夫ができる人です。

よく、「自分には強みや特技といえるようなものがなくて困っているんです。」という人たちがいます。

「あなたの強みや特技は何ですか?」と言われたときに、即答ができないのだと。

それでも工夫ができる人は、そのような機会をチャンスとらえ、特技をつくり、トレーニングしていこうと考えます。

いまは誇れるような実績がなくても、「これから実績をつくっていけばいい」という考え方ができるのですね。

強みや実績がないのは、最初は誰でも同じです。

理想と違うのは、行動量や工夫が足りていないだけです。

工夫をしないという選択を積み重ねてきてしまっただけなのですね。

ですから、もっと工夫をすればいいのです。

うまくいかないときは、当然誰にでもあります。

そのときにはくさらずに、あきらめずに、考えて工夫をする。

やみくもな努力ではなく、工夫をしていきましょう。

 

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■編集後記

昨日は早朝にコーチングセッション。

クライアントさんから意外な申し出がありました。

それは、「伊藤さんをクライアント役としてコーチングをやらせていただけませんか?」というテーマ。

クライアントさんが現在学ばれているテーマにコーチングの分野があり、トレーニングをしたいとのことだったのですね。

じつに新鮮でした。(^_^)

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